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1. BU・SU
《ネタバレ》
面白くありませんでした。冒頭に母親と鈴女の意味ありげなシーンを描いたので、それで物語を引っ張るのかと思いきや、15分くらいであっさり会話せりふでネタばらし。しかも母親の不倫と提示されるだけで、鈴女にどういう心理変化があったのかわからないので感情移入できず、ひたすら暗いだけの鈴女にいらいらしました。また、踊りに力を入れ始めるきっかけも単純な上、上記の理由によって応援したいと思えず、映画的なカタルシスを感じませんでした。さらには家族問題に変わる物語を引っ張るフックが新たに提示されることもなく、周りの薄いモブ描写も加わるものだからとにかく散漫な話になっていると思います。うごめく都会の見せ方、売春男をはじめとする人の描写、説教くさい台詞の羅列、ラストから逆算した「お七」のとってつけたような描写。 登場人物の感情も、状況説明も、すべてがぶつ切り映画で面白くありませんでした。[地上波(邦画)] 1点(2009-04-12 03:31:26)《改行有》
2. 手紙(2006)
前に書き込まれている[ひであき]さんもおっしゃてる通り、荒が多い安っぽい脚本でした。その上撮り方(カット割り、構図)も安易過ぎて、シナリオの悪さがそのまま前面にでていると思いました。そのせいで最後の漫才シーンで流れる小田和正の曲も取ってつけたかんが否めず、会長との会話シーン(というより台詞の内容)以外良いところなしでした。原作は面白いので、映画として耐えうる脚本になってほしかったです。[DVD(吹替)] 5点(2008-07-20 01:30:57)
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