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1. 人のセックスを笑うな
《ネタバレ》 いやーかわいかった。永作でもなく蒼井優でもなく松ケンが。松ケンって役柄によってずいぶん雰囲気が変わりますね。
作品自体は、うーん、ほのぼののんびりした雰囲気をどうとるか。わたしは途中から単に冗長にしか感じられなくてちょっと飽きちゃった。アドリブっぽい台詞はおもしろかったです。あと、松ケンがふすまの上の鴨居に頭をぶつけるところと、蒼井優ちゃんが突然キスされて照れるシーンは、演技とは思えないくらい自然だった。
39歳の女性と19歳の男の子の恋愛という設定だけど、永作さんの見た目が若すぎて20歳差には見えないから、不自然感がぜんぜんない。「きれいな人同士の20歳差カップルは絵になるなー。一般人だと絵的にかなりキツイのだろうけど」と思いました。
点数の7点中、5点は松ケンに献上。[映画館(邦画)] 7点(2009-02-08 23:46:57)《改行有》
2. 陽気なギャングが地球を回す
《ネタバレ》 キャストが豪華なことに救われてるけど生かしきれてないのがもったいない。テンポが悪くて途中で何度も眠くなった。原作とはずいぶん違うポップな感じに仕上がってて、それはそれで悪くないかもと思った。鈴木京香がきれい。古田新太は田中役ぴったりだけど、田中は原作のままのキャラのほうが好き。佐藤浩市はかなり好演だったけど、響野は佐藤二朗で見てみたかった。役者は良いし原作も悪くないのに、映画は残念な結果でした。[DVD(邦画)] 4点(2008-09-08 01:11:25)
3. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 原作を読んで、どういうふうに映像化されているのか興味があったのでDVDを借りて見た。あのトリックを映像化っていうのは難しいんじゃないのかなぁと、もともとあまり期待していなかったのも良かったようで、映画の出来にはかなり満足。
最初はちょっと退屈だったけど、松田兄が出てきたあたりから俄然おもしろくなる。濱田、瑛太、松田兄は役にぴったりで素晴らしい。特に瑛太が良かった。あんなに良い俳優だったとは。両人格演じ切れていたし、派手すぎず地味すぎず、ちょうど良いさじ加減の演技だったと思う。原作を読んでいるときから琴美があまり好きじゃなかったけど、映画の琴美にも魅力を感じなかった。これは個人的な好みなので仕方ないのでしょう。
原作を読んでいると、瑛太の流暢な日本語も、本屋が事件後すぐに本屋で働いてたわけじゃないことも、麗子さんの関わり方も、ちゃんと時系列や背景のことがわかるので違和感なく受け入れられるけど、原作を読んでいないと「どうして?」と感じることもあるかと思います。
めずらしく原作ファンを裏切らない良作。見て良かった。[DVD(邦画)] 8点(2008-09-06 21:59:17)(良:1票) 《改行有》
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