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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 大きくは、子供の自立と自分の母性との葛藤(花)、狼と人間どちらとして生きるか(雪・雨)が主題だろう。 まず、花は「笑顔でどんなことも受け入れる人」なのだからそれはそういう設定でいいとして、 しかし、そんな花ですら受け入れられないこと=「雨の狼としての自立」に直前まであんなに反対していたのに、夕日の中の遠吠えでその承認への決心がつくって… 直前の気を失っているシーンで、雨が父に重ねて見え、その動物性や男性性に他者性を感じて納得した、ってのなら腑に落ちるけど… いや、記号として、狼の象徴としての遠吠えってのはわかりますよ、もちろん… 山の主の役割がイマイチ不明なため、なぜ豪雨だと山の主として雨が必要かがわからない(端的には「巣が落ちた雛」への対応みたいなものなんだろうけど)。雨の自立への意識の変化が見えない。というかこの偶像として「山の主」ってのを持ってきたってのが混乱の原因だと思う。 花に行かないでと言われ、それでも行くとなった時、花が追いかけてくることは予想がつくだろうに、そこへの配慮を見せて決別する、といった形では精神的な成長の演出はない。 そうではなくて「森を守るという使命感の獲得」として雨の成長は描かれる。いや、獣らしい本能的思考といえばそれまでだが…それって成長なのか… この辺の、人間としての成長、狼(動物)としての成長がなんともごちゃごちゃになってるのが本作の一番しっくりこない点だと思う。 一番ストーリーを薄くしてるのは、二人の選択の差が、単に女性の方が社会性を早期に帯びやすいというその一点に見えてしまう点。 花のセリフを借りれば、「狼なら大人の」10歳という地点が、人間の生育環境上どういった時期か、という一点で決まるって、それってドラマとしてどうなの…。 しかもその選択は個人の葛藤としてはほぼ存在せず、兄弟間の意見対立としてのみ描かれている。 「二人は狼でもあり、人間でもある」ということを、人間で「しか」無い花が言うことの虚しさによる親子の対立とか。 激しい兄弟げんか後に生じるであろう互いの、この選択でいいのか?って疑念とか葛藤とか。 一緒に育ってきた姉弟が道を分かつことへの不安とか。 そういう心理描写がどんどんスルーされていくのがきつかったです。[映画館(邦画)] 4点(2012-07-27 19:18:25)(良:5票) 《改行有》

2.  切腹 《ネタバレ》 前半はどうしても現代の社会保障の話に引きつけて観てしまった。 戦時から武家社会への時代のシフトという価値観の変化に直面しつつも、生きることそれ自体を否定し得ないという人間の弱さを見せつけられる。 最後30分で、仲代‐三国の武士論の展開の後に、「在り方」としての武士から 実質としての武士の強さへと価値の転換がひっくり返るカタルシス。 更に仲代‐丹波の戦いでの「実践」という伏線を、屋敷内の殺陣において、砂を撒いたり、人を盾にしたりするという戦い方で、「生への執着」をさらに強調する演出 社会のあり方、会社のあり方、個人の生き方、個人の死に方全てを語る傑作[DVD(邦画)] 10点(2012-02-22 17:14:06)《改行有》

3.  かもめ食堂 雰囲気だけは確かにいいと思うが…BGVとしてそれこそ小さなカフェ等で流すための作品。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-23 23:19:50)

4.  ヒーローショー リアリティはないが、「ありそう」感はかなりあるので映画としては、これでいい、というかおそらくベスト。後半後藤の彼女とのシークェンスがやや冗長でダレるが、全体を覆う若者の行き詰まり感は見事。井筒監督作品初見だが、ここまで上手かったんですね。[DVD(邦画)] 8点(2011-09-20 23:28:54)(良:1票)

5.  KG カラテガール 《ネタバレ》 飛松陽菜の動きにはとりあえずびっくり。だが、ただそれだけの作品。 まず言いたいのはチョコレート・ファイターのようにとにかく敵を一般人にするべき。 空手家集団相手ってことで、女の子が男を倒すというもともと無いリアリティが皆無になってしまっている。 主演がトニー・ジャーなら成り立つ(「トムヤムクン」を意識した)終盤のシークェンスも、二人の軽い攻撃では無理がある。これは前作カラの失敗だと思う。 それと、HKGとほとんど同じ内容はもうやめよう。滝沢沙織の説明的すぎかつ中二病的なセリフは、これをまだ続けてくるのかと正直引いた。この作品は、どんな観客を対象に作っているんだ? 自分はガチのアクション映画にはストーリーは全く求めない。しかしこれは、いくら何でもひどすぎる。アクションでストーリーにのれない観客を引きつけるとかいうレベルじゃない。 このまま行くと武田梨奈は潰れてしまう。現状邦画でちゃんとアクションしているのは彼女の作品だけだと思うが、正直国内では、というか西冬彦の下では既に行き詰まった感がある。予告編の通り本当に世界を見ているなら、二人共、早々に端役でもいいから海外作品に挑戦してほしい[DVD(邦画)] 4点(2011-08-27 23:58:58)《改行有》

6.  さんかく 《ネタバレ》 痛い痛い痛い、鑑賞中何回この言葉が立ち上がってきたことか… 鑑賞前は百瀬がもっと草食系の設定なのかと思っていたが、結構なDQNで逆にそれが痛々しさを増している。こんなに冷静に見てられなかった映画は久しぶり。 男子の「わかるわかる」と、女子の「わかる」のベクトルの向きの違いを見事に描いた作品。[DVD(邦画)] 9点(2011-05-01 09:10:34)《改行有》

7.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 社会の中で自分の居場所を作るということに絶望した姉と、「学校」という社会でそれを引き受けざるを得ない環境下にある弟。しかし、主人公のキャラクターを「強い人間」として肯定するだけに終わっていいのか? 鈴子という人間を知ったからこその意思の尊重+逆に自分への自信のなさが表れたものと見れば、「草食系」な亮平君の行動は、不自然ってほどではないかも。[地上波(邦画)] 6点(2011-02-19 12:42:22)

8.  パーマネント野ばら 《ネタバレ》 サイバラ映画初見。結局過去から抜けきれないでいる主人公を含め、全員に救いがなかったというお話。ただしそこに生きている人達はたくましい。サイバラだから当たり前だが、連帯がある田舎を変にファンタジーとして見せていないところに好感がもてる。[DVD(邦画)] 6点(2011-02-13 10:47:56)(良:1票)

9.  悪人 原作未読。上流・中流・下流のより下の階層の人間を卑下するという感性が被害者の両親からちらりとも出てこない。 作中最も納得がいかなかったのは、この親子関係である。 被害者は直前の飲み会の描かれ方を含め、「善人」の面が全くない。ここに「善人」であるという描写や、増尾と本当に付き合っていて「増尾とのつながりによる感染」の演出があれば、 せめて「普通の子がここまでなってしまうなんて」と、失恋の痛さに橋でのやり取りを落とし込めるが… 場面場面で人間の中にある善悪が表出する、という演出はここにはない 悪人 増尾君・被害者 マスコミ  善人 祐一・光代 両親 すべてそのままである さらにいえば被害者に非があるかのごとき報道は現実ではありえない。 直近の例で、押尾公判の被害者の扱われ方をみても彼女の非を責める報道など見たことがない。 なのに、被害者が悪者扱いされる(通常なら、ここで「あんな悪人なのに善人の被害者として報道させれてる!」という演出であろう) 、というのは「とにかくなんでも曲解するマスコミ」というステロタイプを描きたいか、被害者の悪人ぶりを知っている観覧者に媚びているかで、これはひどい。 出会い系が一般化している中、妹の「私達がどがん言われかたしようかわかっとると!」 にも説得力がないのである。光代は完全に被害者扱いだろうに。 佐賀という田舎における閉鎖的な親戚関係やらの中で「出会い系」それ自体が否定されるにしても、それはないだろうと。 終始わかりやすすぎる善悪とそれを曲解する(させられる)普通の人=客体である我々(観覧者)という平行が交わらないという間違いがこの映画の致命的な点である。 [映画館(邦画)] 5点(2010-09-25 15:18:37)《改行有》

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