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1. グリッドマン ユニバース
《ネタバレ》 2018年に放送されたTVアニメ「SSSS.GRIDMAN」と、2021年放送の「SSSS.DYNAZENON」
ふたつの作品の世界とキャラクターたちがクロスオーバーするお祭り映画です。
とにかくファンサービスに特化していて、ふたつの作品内で未回収だった要素や
それぞれのキャラが出会うタイミングややりとりなど、交通整理が見事で
そこに感心することしきりでしたので
やはり先に2作品を視聴してから鑑賞するのがベターでしょう。
私は予習の段階でDYNAZENONという作品が個人的にとても好きになってしまったので
別れを言えず別れてしまったキャラクターたちの再会と綺麗な別れ、
特にDYNAZENONの主題歌がかかってからの一連の流れには感激いたしました。
話全体の筋も前向きで最後は甘酸っぱい恋の結末に着地する非の打ち所がないハッピーエンドです。
とにかくキャラクターたちをこんなに大切に描いてくれてありがとうと感謝の気持を述べたいです。
こんなにあたたかい気持で劇場を出たのは久しぶりで、多幸感といいますか
観終わっても「しあわせだ…」という余韻がずっと続く映画体験でした。
すべての作品がこういうふうにあるべきだとは言いませんが
ファンサービスに徹し切るファンムービーというのは、いいものですね。[映画館(邦画)] 8点(2023-07-29 02:25:34)(良:1票) 《改行有》
2. サイレントヒル
中学生の頃にクロックタワー、バイオハザード、高校でサイレントヒル、零という感じで青春時代をおくり
「今度サイレントヒルが映画化するらしいよ」という噂を友人たちとして公開の初日にほぼ空席のない劇場で観ました。
今ではもうその思い出も込みでプライスレスな作品です。一生の宝物です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-06-06 15:10:48)《改行有》
3. ドラえもん のび太の大魔境
《ネタバレ》 冒険ごっこ→丸腰で冒険→犬の王国で争いに巻き込まれる三部構成で
徐々にF先生らしい異世界に引き込まれていくという初期の大長編らしい冒険映画です。
ジャイアンがひみつ道具を置いていくと言い出したところから話がややこしくなったのに
ドラえもんがバウワンコの王国へ繋がる急流をさかのぼるのに道具を出そうとすると
視聴者の突っ込みを先回りするようにジャイアンが「うるせえ!こんな時はいいんだ!」
と胸を張る。このシーンで滅茶苦茶笑いました。私も嫌な大人になっちゃったな……。
唯一気になったのは、どこでもドアを壊されるという不測の事態で日本に帰れなくなり
無断でアフリカに二泊もした件について親御さんたちに何のフォローもない事ぐらい。
いくら春休みでドラえもんがついているとはいえ、泊まり込みで出かける断りはなく、
あれでは捜索願いが出されて日本ではえらい騒ぎになっているでしょう。
序盤はママが物語の進行に絡んでくるため無断外泊の件に誰も触れないのは余計気になりました。
翌年の「海底鬼岩城」では事前に目的地と日数を伝えて許可を取るシーンを用意する事で
この問題を解消しています。年々ブラッシュアップされていたんですね。[DVD(邦画)] 8点(2014-09-07 07:47:29)《改行有》
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