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1. 思い、思われ、ふり、ふられ(実写映画版)
《ネタバレ》 引きちぎりたい。引きちぎりられたい。モラトリアムな世界では、みんなピュアです。
4人の人間関係と青春群像(表現が古いか)と、それぞれの状況が交錯する。タイトルどおりしんどい年ごろです。
それぞれ気持を丁寧に、言葉で表現してくれて、見ているほうは流れに乗れます。
すれ違いの切なさがないのはちょっとさびしいですが
心動きの布石を全回収しようと試みた映画です。心の線が絶妙につながっています。
なぜか正直に元気になれる作品でした。
「執着」・「呪縛」・「すり替え」・「妥協」・「挑戦」・「共感」その繰り返しですね。
一歩踏み出せない人必見かもしれない。抜き捨てた自分になれるかも。
「踏み出すリスクを背負っても、殺されるわけではない。その次のステージへ。」今の人生観なのかもしれませんね。
「君膵」にはなかったはじめての・・・。なぜかうれしくなりました。・・・させたかったんですよね。状況はどうでも。
思い出づくりに。なんかよかったでプラス1点。
(私的に)吉本莉子さんは「映像研」のほうが切れがいい。間の取り方が最高です。
この作品もいいですがね。[DVD(邦画)] 8点(2021-03-31 00:09:29)《改行有》
2. あの頃、君を追いかけた(2018)
《ネタバレ》 今の日本映画らしくない、よい違和感があり楽しめました。
私の大好物の「猟奇的な彼女」に似た、テンポとストーリー展開を感じさせてくれました。
台湾版も是非見てみたいと思います。
キャラクターの扱いも振る舞いも、どこか台湾・韓国風にも見えるたのは私だけでしょうか。
山田裕貴さんは、初見でしたが役作りの真面目さとひた向きさに、好感が持てました。
斉藤飛鳥さんのウエディング姿は、たいへん綺麗な大人の女性として描かれ、瞬間ですが印象に残りました。
学生時代の稚拙さとのアンバランス感が絶妙で、憑依型のすばらしい女優さんですね。
オープニングでウエディング姿だけでも見せても、味付けとして面白かったかもしれません。
「あの頃は、みんな自分が主人公で」とていう感じの、真面目でキュンとした青春映画でした。
自分のあの頃の甘酸っぱい思い出に、再度出会いたければ見てほしい映画です。
必ず、今の自分の中に、何か発見があるはずです。[インターネット(邦画)] 7点(2020-12-07 02:52:12)《改行有》
3. 町田くんの世界
《ネタバレ》 最初の微妙なバランス感は、初々しく青春ものらしい迷走感が楽しめました。
前田敦子、高畑充希の好演も味を添え、ミステリアスな終盤の盛り上がりの予感。
ではありました・・・。
七夕祭の短冊のシーンから、落下まで、(心象現象に?)ヤラレマシタ。
少しのスパイス程度の奇跡で締めくくれば・・・。
もっと楽しみたかった。
主役の二人はよかった。次回に期待してます。[インターネット(邦画)] 6点(2020-12-06 23:19:12)《改行有》
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