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プロフィール
コメント数 3872
性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : インド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 昨今、日本では、マスコミならぬ「マスゴミ」なんて言われたりして、ジャーナリズムというものに対してどこか軽く見る風潮があるけれど(単に興味が無いだけかもしれない。興味が無いものを軽んずる悪いクセが出ているだけかもしれない)、ジャーナリズムとマスコミとは、いったん分けて考えた方がいいんでしょうなあ。 この作品見てると、アメリカではまだ、マスコミというものに信頼、期待が持たれているんでしょうか。そしてそういう信頼、期待にちゃんと応えているんでしょうか。羨ましい気もするし、少し面倒臭い気もしてしまう。いかん、めっきりスポイルされてしまっているらしい。 いわば、マスコミと国との対決が描かれていて、正直、たいして大きな事件は起きません。いや、たぶん大事件なんですけど、危機一髪みたいな展開はありません。スピルバーグがなぜ殊更にこの題材を選んだのか? 反・トランプ大統領がキッカケであるように言われているし、実際そうなのかもしれない。しかし、かつて「マスコミ」は国家権力を相対化させてきたとは言え、今やソーシャルメディアの普及により、「マスコミ」自身が相対化されてしまった訳で。権力自身も(そしてその対抗勢力も)ソーシャルメディアを活用し、それはトランプ氏の専売特許でも何でもなく、いまや怪しい情報が錯綜しまくって。今のウクライナ情勢などに至っては、もはや何を信じてよいのかわからない・・・。 この映画の物語は、今となっては一種のお伽噺なのかもしれないけれど、それでも歴史の1ページ。スピルバーグ版の『大統領の陰謀』。派手に煽ることなく、物語は着々と進められていく。そういう作品の中で、メリル・ストリープの派手な演技、ってのは、ちょっと際どいものもあります。際どいんですが、何とか踏みとどまったかな、と。映画は彼女色に染まることなく、我々に歴史を突きつけます。 でもあのラスト近くの、新聞社のシーン。いかにも、「我々はこの印刷機で、戦ってます」といった感じの、秘密基地のような描写。やっぱり何か、ロマンを感じている、いや、感じたい、んでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-01-28 18:51:28)《改行有》

2.  マッキー 荒唐無稽の極みのアホらしい設定ですが、それなりにヒドい事もしてて、ちょっとしたホラーかも(?)。 悪いヤツに命を奪われた主人公が、愛する女性を守るべく、転生するのだけど、よりによって生まれ変わった生き物ってのが、ハエ。 と言うと、「何だ、蝿人間の話か」と思うところですが、さにあらず。何と、本当にただの蝿として生まれ変わってしまう。だもんで、そこからの主人公はセリフ無し。CGで描かれる仕草のみ。 さすがにちょっと、アイデア倒れというか、キビしいものが無いでは無いのですが、それでもこの設定の枠内で可能な最善の作品には仕上がってるんじゃないでしょうか。ハエの仕草で物語を描写するという、サイレント映画でもまだ誰もやったことのない世界。 見ていると、色々と伏線が張られていたことに気付きます。伏線というのもこれ見よがしにやってしまうと白けるもんですが、本作では、後に伏線となるモチーフの初出のシーンが、それ自体印象的な描写として映画の中で機能しているので、イヤミになっておらず、効果的で良かったです。[インターネット(字幕)] 7点(2022-02-20 15:53:35)(良:2票) 《改行有》

3.  きっと、うまくいく 大学時代の同級生が10年後に再会する、が、その相手は? という、O・ヘンリの「二十年後」とか松竹新喜劇の「人生双六」みたいな発端(要するに、ハズレなしの鉄板ネタ、というヤツですかね)。学生時代と現在とを全く無理なく演じ分けた役者さんたちが、まずもって見事。というよりむしろ、たった10年後の設定にしては歳食い過ぎてるやろ、というヒトもいるくらいで(笑)、とにかく学生時代のシーンにおけるこの若々しさが、作品を成功に導いております。 作中に散りばめられたエピソードやセリフが、意外な形で伏線になっていき、ここまでうまく伏線回収されると、ちょっと人工的でイヤミな感じがしないでもないですが、ミステリ作品を楽しむような気持ちで観れば(実際、物語にそういう要素も若干あるし)、気持ちよく楽しめるのではないかと。もちろん、それらのエピソードが、回収するためにのみ伏線として存在するのではなく、ちゃんと物語の起伏に繋がっているからこそ、楽しめるワケでして。「誰だって間違うことはあるんだ」という学長の言葉が、結構、感動的だったりします。 ただ、こういう感動を、もう少し巧みに作中に入れ込んでくれれば、なお良かったんだけどな、という側面もありまして。何かと言えば登場人物に涙を浮かべさせて見せる演出、ややマンネリ感もあります。 ところで本作の中に、テストの答案を出すのが遅れて教官に受取りを拒否されるエピソードが出てきますが、コレ、本作のオリジナルではなくって、以前からある有名なもののようですね(早坂隆「世界の日本人ジョーク集」にも載ってます)。[CS・衛星(吹替)] 7点(2016-03-13 08:17:12)《改行有》

4.  ウェイバック -脱出6500km- 《ネタバレ》 この映画を前にすると、「意外なオチ」を売りにするドンデン返し映画が、可愛く思えてきますね。この映画の“オチ”ほど凄まじいものは、なかなかお目にかかりません。全編にわたり、過酷極まりない逃亡の旅路が描かれ続け、最後はようやく目指すインドに辿り着く、しかも映画冒頭で「3人は最後に助かる」ことが我々に最後に我々に告知されていた訳だから、まさに待ちに待った“旅路の終わり”であるハズなのですが……映画は、彼らの歩く足元を見つめ続け、彼らの足も決して止まることはなく、そこに戦後の東欧の歴史がオーバーラップする。主人公がついに故郷へ、家へと辿り着いた時には、すでに年老いていて……つまり、映画で描かれた艱難辛苦は、実は、故郷へと至るまでの彼らの長い長い旅路の、序章に過ぎなかった、ということ。なんという残酷なオチ。とにかく、もの凄い映画でありました。しかしまた、壮絶で過酷な自然が、どこか憧れをもって描かれているようにも感じられるのが、本作の不思議なところなのですが。[DVD(字幕)] 9点(2013-09-17 20:50:55)

5.  ラ・ワン 『ロボット』があまりにも大傑作だったので、コチラの作品も同じくらいスバラシかったら、どうしようと思ったのですが(別にどうもしませんけれど)、予想通り、そこまでの作品ではなかったですね、作品の密度、テンションは、『ロボット』には敵わない、だけどそれは比べる相手が悪すぎるのであって、この『ラ・ワン』も豪快に我々を楽しませてくれる、元気な作品です。ま、『ロボット』のパクリやろ、みたいなシーンはあるし、それ以前に、全体的に『ターミネーター2』のパクリやろ、みたいな作品ですが、いいじゃないの、アイデア満載、足りないアイデアは他から借用して無理にでも満載しろ、ってな勢い。ターミネーター2のロボット対決とは違って、こちらはテレビゲームから飛び出たゲームキャラ同士の戦いなんですが、片や母子を守る正義のヒーロー、片や誰にでも顔形を変える悪の超人。ははは、明らかにパクリですね。ところでターミネーター2には「1作目に引き続き何故またシュワ型ロボットを登場させてしまったのか」という難点があって、シュワ人気にあやかった安直でミーハーなキャスティングとしか言いようがありません。わざわざ言い訳がましく、予告編でシュワ型ロボットが量産される場面を見せて、でも何であんな目立つ「人間型だけどどっちかっていうとゴリラ型」なのを量産するのか? サラ・コナーがシュワを見て取り乱すシーンも、シュワをキャスティングしちゃったせいで取り入れざるを得なかったシーン、という以上の意味を見いだせないし(最後は互いに打ち解けあって、なんだゴリラみたいでも実はいい人、じゃなかった実はいいロボットじゃないの、人間同様ロボットも見た目では判断できぬものよ、ってか? んなアホな。映画というものは基本的に「見た目がすべて」です)。とか、まあ、何かにつけターミネーター2をクサすのは本意ではないのですが、この点、このラ・ワンでは、母子を守るヒーローの容貌を「亡き父」と設定したのが実に上手く、「ほら、これが正解でしょ、キャメロンさん」と言いたくなるのです。しかもそれが超男前のシャー・ルク・カーン様ですから。文句なしですね。さらにはあの大物ゲストまで登場するに至って、私と一緒に観てたウチの子供たちも大喜びなのでした(あ、そういやターミネーター2も喜んで観てたっけ、ははは)。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-27 23:16:20)

6.  ロボット 人間の持ちうるイマジネーションの極限世界、ここまで来ると感動的、いやそれ以上。尊敬します。「バカバカしさ」の限界を突破したその先に待ち受ける未知の領域を目にした瞬間、人間って、涙が出るんですよ、ホントに。参りました。思えば、CG技術の発達って、「実写かCGかわからない」というリアリティを追及してきた訳ですが、それって、スケール小さいなあ、と。この映画では、「実写のワケがない」まさにこの世のものではあり得ないモノだからこそ、CGで描く。人間の想像力を可視化するための手段としてCGがあるというより、これはもう、CG技術と人間の想像力との対決、デスマッチですね。本当にいいもん見させていただきました。そうそう、「フィボナッチ数列なんてエクセルか何かで簡単に求められるやろ(ってか、よくそんな大きな数字憶えてるな)」とか、「最大の素数が存在しないことは、遠い遠い昔にユークリッドが証明してるやろ」とか、ヤボな事は言いっこなしですね(←そういうオマエが言ってるやないか、というツッコミも、無しですよ)。[DVD(字幕)] 10点(2013-04-06 12:48:15)

7.  リアル・スティール ロボット同士が対決するオハナシで、中心となる小柄なロボットの名前が「アトム」っていうんだから、きっと“手塚先生の「地上最大のロボット」くらいちゃんと読んでますよ”ってことなんですかねえ。しかし内容までそこに寄りかかることなく、一線を画したスポコンものになっています。でもやっぱり、この「小さい者がじっと耐えつつ、巨大な者に立ち向かっていく」構図ってのは、日本人のメンタリティに合いますなぁ。しかも、ただただ戦いに向っていくロボットの愚直さよ。ひたむきで壮絶で、ユーモラスで哀愁がある。思えば渡辺竜王がボナンザを破った時、皆ほっとしつつも「ボナンザありがとう!」と心の中で叫んだはず。ひたすら派手だけど2番煎じの凡作『ターミネーター2』に良いところがあるとすれば、銃が効かない相手にひたすら銃を撃ち続ける事しか知らないシュワ型ロボットの愚直さ、木偶の坊ぶり、ですよね。で、本作ではロボット並みあるいはそれ以上に愚直な「オヤジ」というニンゲンの存在もあったりして。ドン臭くドロ臭いが故に興奮する(興奮しすぎると気恥ずかしくなるけど)、家族そろって楽しめる映画です。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-01-05 09:23:03)(良:1票)

8.  ガンジー ガンジーと彼を支援する牧師が列車に乗っていると、走行中の列車の屋根の上から「上がっておいで」と声がする。牧師は自分も屋根に上がってみようとするけど、車内のオバチャンが「危ないからヤメナサイ」と牧師の足を引っ張り、牧師は宙ぶらりんになってしまう。そこでガンジーがオバチャンに「止めようとするのはかえって危ないのだよ」と諭す。このシーンにも見られるように、本作は、単なる歴史再現ドラマではなく、象徴的なシーンがさまざまに織り込まれています。確かに列車の屋根の上は危険には違いないのだけど(トンネルに入る時にぶつかりそうになったり)、命がけでそこに向かおうとしている人を無理に止めようとすることこそ、もっとも危険を孕んでいるのだ・・・。また本作は、ガンジーという人、個人を描く映画でもなくて、彼をその象徴として歴史のうねりを描いた映画でもあります。だからこの映画のガンジーは、くよくよと個人的に思い悩んだりはしない。あくまで象徴的な存在、「信念の人」であり、その彼ですら苦悩する時のその苦悩とは、もはや人類の歴史の苦悩そのもの。「信念の人」ですらどうにもならない、民族間の対立による悲劇。やがて苦悩から徐々に希望の光が差してくるのだけど、いずれカタストロフが訪れることは、映画冒頭ですでに予告されている・・・。[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-08-05 23:30:18)

9.  ハプニング 《ネタバレ》 素朴な映画というか無邪気な映画というか。別に、この映画が「やっていること」自体は、素朴でも無邪気でもなくて、むしろ映画的な策略に満ちているのだけど・・・しかし、今どきコレで通用すると思っているのが、素朴で無邪気だなあ、と。いや、素朴で無邪気なフリをして、「今さらながら、あえてこういう映画に挑戦する」というコトに意義を求めているのだろうか? 突然発生する集団自殺。原因は植物の出す毒素らしい?ってな訳で、人々に襲いかかるモンスター、人々が逃げ惑う敵は、単なる“風”として描写されるという、古臭さがかえって新鮮な映画。あるいは、「古臭さがかえって新鮮でしょ、ね、ね」と馴れ馴れしくも訴えてくる映画。うーん。しかしやっぱり。今どき、これじゃあ、ねえ。ってか、ココロザシ確かに良し、かもしれないんだけど、テーマ自体がイマイチな気がしてしょうがない。人間、それなりに長い人生を生きてきたら、思わぬ死に接したり、なんやかんやと経験してきて、「よく自分なんかがこうやって生きていられるよなあ」みたいな、生存の不安というか生存のブキミさというか、そういったことを、時々感じるわけですよ。まさにこの映画における、原因不明の大量自殺、これこそが現代を生きること自体の不安。なぜ死ぬのか。いつかそれは自分にも降りかかるのか。そこから逃げる術はあるのか、ってね。で、この不安を描写する映像が、「突然、立ち止まり、後ろ向きに歩き始める」ってんでは、やっぱり、弱いんだよなあ。現実の生における“不安”や“恐怖”の方が、よっぽど強いんだよなあ。そこにどうしても、違和感を感じてしまう。「ビルから人が次々に降ってくる」というシーンは確かにインパクトあったけど、それだけにますます後半が弱い印象。ラストは、いわば、諦念と希望が綯い交ぜとなったある種の平和、あるいは“前向きな不安”で映画は幕を閉じ、上記の感覚を持ちつつこのラストを観てると、いささか「楽天的」という気も。でも一方では「でも、うん、そうなんだよな」と、先日、子供が生まれた私にとってはどこか共感する部分もあったり。自分の子供が生まれる、ということには、実は、自分自身への諦めが含まれているのです、ハイ。[DVD(字幕)] 6点(2009-09-10 00:10:44)

10.  ムトゥ/踊るマハラジャ さすがインド人、踊りがうまい。だから長尺でも見飽きません。さすがは世界一の映画大国。女優さんは驚く程美人だし、馬車チェイスは手に汗握るし、カンフーアクションも何となくサマになってるし。かなり楽しめましたよ、コレは。8点(2003-10-11 21:36:25)

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