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プロフィール |
コメント数 |
3881 |
性別 |
男性 |
年齢 |
53歳 |
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1. キャノンボール
コレ、子どもの頃は、マッドマックスなどと並んで「子供は見ちゃいけないハードなバイオレンス作品」みたいに信じ込んでおり、級友が「キャノンボール観に行ってきた」などと言うのを聞いて、それはそれは尊敬の眼差しで彼を見つめたもんでした。で、彼に訊きたかった点は、予告編にも登場するあの、飛行機からバイクで飛び降りる衝撃のシーン。一体どういうストーリー展開の必然性の中に、あのような絶体絶命の「悲壮感溢れる」シーンが生まれるのか、そして飛び降りた男の運命いやいかに。しかしその私の質問に対する級友の回答は、「いや、単に飛び降りただけ。あの後パラシュートが開いて、バイクだけ落ちていくねん」。私の頭の中に「?」が溢れかえる、これは一体どういうことなんだ、コイツ一体何を言ってるんだ?
その後、TVの洋画劇場で本作を観て、彼の言っていたことが正しかったことを知ったワケですが。
というか、ここまで必然性の欠落したスタントシーンが存在することに、あらためて驚愕を覚えたのでした。
そんなワケで、もうホントにテキトーな、思い付き以下のネタが羅列されただけの、怪作ですね。2作目はもうちょっとオチまで考えてた部分もあると思うのですが(オランウータン君!とか)、1作目は殆どオチをまともに考えた形跡も見られない、ホントにただの羅列。これはある意味、スゴイことだと思います、ハイ。ラストもふざけたまま投げ出すように終わっちゃう、この潔さ。いや~実に天晴れ、ただし正気とは思えん。
それにしても2作通じて最大のインパクトを残す、ジャック・イーラム。俳優が普通に登場するだけでオドロオドロしいBGMが流れてしまう、まさに稀有の存在ですな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-23 04:29:44)(良:1票) 《改行有》
2. 恐怖分子
冒頭、何らかの抗争事件が発生したらしいのだけど、その詳細は描かれない。ただ、そこに駆けつけるサエない刑事がいて、事件の写真を撮ろうとベッドを抜け出して来たジャニーズ崩れみたいな若いカメラマンがいて、現場から逃げ出そうとする若い女性がいて。はたまたその頃、サエない朝を迎えたサエない旦那とサエない小説家の妻がいて。その彼らが映画の進行とともに互いに関わり合いを持つんですけれどもそれが、不思議な位に空虚な繋がりなんですね。互いに連関し合っているハズなのに、みんなどこか、内向きにこもっていく。内へ内へ向かった挙句に、最後は「悲劇」が待つのだけど、映画はそこに至って、もはや事実の連関など有って無きがごとしといわんばかりに辻褄合わせを放棄し、にも関わらず、やっぱりあの「悲劇」はそこに転がっている、その衝撃。観終わった瞬間にこれほどゾッとさせる映画もなかなかないでしょう、それもその恐怖というのはまるで、我々が敢えて日頃気づかない「ふりをしている」恐怖を、突然突きつけられるような、怖さ・・・。[DVD(字幕)] 9点(2016-01-21 22:21:10)
3. 奇蹟/ミラクル
当時の香港映画としては破格の製作費で準備したオープンセットが、台風で破壊されちゃったりして、完成までファンをヤキモキさせたジャッキー入魂作。アクション控えめで、ドラマに重点を置いてますが、ロープ工場でのアクションなどアイデアには事欠かず、楽しめます。8点(2003-06-22 13:32:50)
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