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プロフィール
コメント数 3885
性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : 香港 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  霊幻道士 後続作品の人気に、やや呑まれた感はありますが、一応、本家本元キョンシー映画。 先代の墓を掘り返したことから巻き起こるキョンシー騒動と、オバケの姑娘(というにはやや年増か。「美人」と「ブサイク」の中間の、「なんかエロい」という領域のオバケ)に憑りつかれるオハナシとが、脈絡なく同時並行で描かれて、それをオモシロいと感じるか、散漫と感じるか。わたしゃ、好きなんですけどね、こういうの。 それまでキョンシーなんて、日本に住む我々にはまるで馴染みがなかったけど、独特のコスチューム(?)に、「息を止めれば見つからない」とか「餅米が苦手」とか、ワケわからんけどとてもわかりやすいルールを提示して、非常に親しみを湧かせてくれます。 オバケ映画とカンフー映画を融合して、終盤は2つの物語が(噛み合わないまま)クライマックスに突入。キョンシーの親玉みたいなヤツとの死闘は、ちょっと『スパルタンX』なども思い起こさせて、サモ・ハンの息がかかっていることが関係しているのか、どうなのか。 そういや、親玉キョンシーのエラの張った顔立ちを見ていると、ベニー・ユキーデを彷彿とさせるような、させないような。 何にせよ、このクライマックスの死闘の「しつこさ」みたいなものが、しっかりとカンフー映画魂を感じさせてくれます。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-22 05:06:02)《改行有》

22.  アイアン・フィスト RZAが贈る、オレ様仕様のカンフー映画。任侠映画っぽい設定ながら、「ワケがわからんけどとにかく強いヤツが次々やってくる」という『カンフーハッスル』的な荒唐無稽さが楽しいですな。両手を失った主人公が義手で戦う、と聞けば、手塚治虫の『鉄の旋律』を思い出したりもしますが、ああいう屈折したところはなくって実にストレート、ムキムキ金剛との戦いを迎える場面なんて、カンフーどころか、ほとんど『ロッキー』のノリ。画面分割なんぞも駆使して、なんでもアリの雑然ゴチャゴチャ作品、ケチをつけようと思えばそりゃ完成度の必ずしも高くないところもあるかもしれないけれど、作品を一本の「思い入れ」が貫いていて、映画を作る楽しさが、観る楽しさとして伝わってきます。ただそれでも一点、苦言を呈させてもらうと、「子供の頃以来、カンフー映画にハマった」というんだったら、この映画も子供たちに見せられるように、あの噴水みたいな流血シーンをもう少し控えめにしていただけたらな~と思うんですけれども。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-13 10:55:38)

23.  ポリス・ストーリー3 アクションシーン以外の演出に関してはやっぱりジャッキー監督の方が上かな? とか思いつつも、“刑事アクション”の枠をはるかに超えて、ほとんど戦争映画のノリになっていくあたり、たまには監督を替えてみるもんだ、と。ただし、正確に言うと「戦争映画のノリ」のノリ、80年代アホアクション映画のノリではありますが・・・。後半は、もうお約束中のお約束、ヘリの縄梯子につかまって空を飛ぶ!! 誰だって一度はやってみたいよね(やらせてくれるものなら・・・多分やらないけど)。ラストのNG集では、意外というか当然というか、ミシェル・ヨーにかなりスポットがあたっていて、この辺り、我々だけではなく現場でも彼女の頑張りに感心してたのかなあ、と。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-22 08:45:05)

24.  九龍の眼/クーロンズ・アイ 正直、チグハグな印象のある作品ではあるのですが・・・爆弾犯との闘いに焦点を合わせればよいものを、前作を引きずって変な小競り合いを盛り込んだもんで冗長な作品になっちゃったし、クライマックスの闘いも相手が少なく前作ほどのインパクトが無い・・・だもんで本作があまり好きではなかった頃もあるのですが。でもコレ、悪くないよね、と最近は思ってます。前作ほど気合いマンマンという感じじゃなくて、散漫になろうがツジツマあわなかろうが、やりたいアクションをやりたいように演じてみせる。なんだか映画作りを楽しんでるなあ、という作品で、好きになってきましたよ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-20 11:17:22)

25.  ブルース・リー/死亡の塔 『死亡遊戯』における、“半端フィルムから一本でっち上げ”精神を、さらにさらに深化させた、驚愕の異色作。ほとんど、無から有をひねり出したに等しい、この大胆不敵さ。もしもさらにもう一本、同じ手法で作ろうとしたら、おそらく本当に取り返しのつかないことになるでしょう。そういう、ある意味、映画の極限の姿が、ここにあります。“たまたま残っていた”フィルムに、別撮りの無理やりシーンを貼り合わせ(「木に竹を接ぐ」などというレベルを超越してます)、それでもどうしようもなければ、ブルース・リーのセリフをアテレコで無理やり変更(ほとんど無駄な努力)、さらにどうしようもなければ無理やり代役で乗り切ってしまう。代役の顔が、映るか映らないかというチラリズムが、確かにある種の緊張感(笑)を呼ぶ場面ではあるけれど、もはや明らかに別人とわかってもお構いなし、「え?モロ映りやんか」と過剰にドキドキしてしまい、心臓に悪い。こういった要領を得ないハチャメチャシーンの連続の末、突然、(偽)ブルース・リーが夜の銀座を彷徨い出すあたりに至っては、まさにアヴァンギャルドの極致、観ててモーレツに血が騒いできます。東京タワー横の謎の大寺院・卍の書かれた棺桶(しかも土葬)・マジックハンド付きのヘリの襲撃・・・いったい、どうすればこんな映画が作れるのか。しかもこの後に待ち構える真の衝撃(人はこれを“笑撃”と呼ぶ)。完全にメタフィクションの世界。まさに映画革命です、これは。・・・さて、後半は割と普通の低予算アクション映画になってしまうのですが、何やら『燃えよドラゴン』に近いテイストがあり、しかも展開されるアクションもかなり高度でしっかり魅せてくれます。敵の基地に侵入した主人公に襲いかかる敵の戦闘員が、虫歯キンみたいな武器を持っているあたりも、たぐいまれなセンスを感じさせますね。あと、ラストシーンの数秒後何が起こったのか、ヒジョーに気になります。侵入者を焼死させる謎のトラップがしかけられた廊下に向かって、威風堂々歩み進む主人公。トラップのことを完全に失念している表情にしか見えないのですけども・・・??? いずれにせよ、本作、偶然に(明らかに偶然に)この世に生み出されてしまった、驚くべき傑作だと、私は(たとえ賛同者がいなくても)信じています。[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-06-27 17:25:17)(笑:2票) (良:1票)

26.  香港国際警察/NEW POLICE STORY ジャッキーも歳とって、何だかキャラが若干、武田鉄矢化してしまってるのが悲しいところではあります。やっぱりジャッキーは若々しくて無鉄砲であって欲しく、アクの強い上司役がその脇を固めていてこそ、という気がしてしまいます(=第1作)。しかしそれでもまあ、ホントに頑張っていますね。ジャッキー映画にもIT化の波が避けられないワケですが、それでも何でも、カメラの前でトコトン泥臭く飛んで跳ねて、言ってみれば「映画となら心中できまっせ」というアナクロ的な信念であって、これを、俯瞰的に誤魔化しなく見せつけてくれます。こういう事は、もはや米映画ではなかなかできなくなってしまったわけですが、ジャッキーは相変わらずやってみせてくれる。ある意味懐かしいような気がして、うれしくなるのです。[地上波(吹替)] 8点(2009-02-01 10:42:18)

27.  ザ・ミッション 非情の掟 ストーリーはあって無きに等しいこの映画。骨格だけの映画、というのともチト違いますね。むしろ骨格が無いと言うべきか。実態の無い「何か」の周りをただ廻り続ける脆さ、それが独特の緊迫感に結びついています。そうだ、昔から、ドーナツは穴が一番美味い、と言うじゃないか(←言わないよ)。映画全体を覆う虚無感、そしてそれを冷たく彩る銃撃戦。この銃撃戦には立体感がある。「向こうにいる敵」と撃ち合うこの感覚は、壮絶でもあればドライでもあります。また、5人が食卓を囲むシーンでの、銃をテーブルに置くときの、ガツンという銃の質感も忘れがたい。そう、シュワとかスタとかが映画でピストル振り回すと何だかピストルって軽~いものみたいに錯覚してしまうけど、実際にはこんなに重いものなんだな。映画の中には、緊張を緩和させるシーンがいくつかあります。プールサイドでの喫煙シーン、紙くずサッカーのシーン・・・だが、この食卓いのシーンは、銃の質感の前に、もはや「緩和」ではありえない・・・。いささか映画らしい肉付けに欠けているのが、(たとえ製作側の意図通りであれ)気にならなくもないのですが、特異な魅力を放った映画には違いありません。それにしても・・・宍戸錠に似てるなあ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-28 23:52:42)

28.  大酔侠 これは面白い! ほとんど流麗とも言える、舞踏のごときスピーディーなアクション。人間ワザを超越した「んなアホな」と言いたくなるギミックの数々、まさに「グリーン・デスティニー」「HERO」等の作品の先駆けと呼ぶに相応しいです。美人ネーチャンと、玉面虎とか言うバカ殿(?)との対決も楽しければ、竹ザオ争奪兄弟弟子対決の妖術合戦もまた楽し。舞台転換もうまく、飽きさせないゴキゲンな一本でありました。しかし、毒矢が刺さってすでに何時間も経ってるのに「治すには毒を吸い出さねば!」と言うのは、どういうこっちゃ??[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-28 23:09:03)(良:1票)

29.  無問題(モウマンタイ) これはすばらしい! この陰影に富んだ映像! 華やかな映画スタントの世界を一歩離れれば、パッとしない薄暗い日常、しかしそこには必ず微かな光が射している。この陰影に溢れた世界、そこには男の孤独があり、男の哀しいサガがある。まさに一大映像叙事詩と呼ぶに相応しい映画ではなかろうか。オカムラサンの明らかに不必要で過剰と思われたセリフ、これだって実は、ここでは必然性を得ているのだ。そう、このダサさこそが本作の命。モテなくったっていい、オクテだっていい、ダサくドン臭く、しぶとく生きて行こうじゃないか。ほろ苦く、切なく、そして闇の中でキラリと光芒を放つ、愛すべき作品である。え?そんなに褒めちゃっていいのかって? 無問題、無問題![地上波(字幕)] 8点(2005-08-23 23:23:16)

30.  カンフーハッスル いや~、小川直也じゃないですけど、私もしっかりハッスルさせていただきましたよ~。この映画は、まあ、「『マトリックス』はこうやって撮るんだよ」、ってな感じの作品ですな。『マトリックス』も、タコ坊主みたいなオッサンや、サルみたいな顔の悪役のオッサンやらがもっともらしい顔して闘うというダサさ、これがなかなかよかったワケですが、いやいやそんなのまだヌルいと。どうせならジジイ&ババアの壮絶バトルが観たいだろう、と。まさにおっしゃる通りです。すばらしい。さらには小道具の使い方が見事。鐘にあんな用途があるなんて、一体誰が思いつきますかね。すばらしい。まあ、そんなこと思いついても人生においてめったに役にたちそうにないけど。それからあと、どうせ中身のない映画、あんまりカネかけ過ぎちゃだめよ、と。そんな、いろんな教訓のある映画ですかね。[映画館(字幕)] 8点(2005-04-04 22:43:33)

31.  サンダーアーム/龍兄虎弟 撮影時の事故のニュースは、当時の大きな話題で、私も衝撃を受けた一人でした。ああ。ジャッキーのアクションはもう見られなくなるのかと。しかし奇跡の復活をとげ、無事本作を完成。事故の影響で劇中の髪型が変わるというのが、これまた当時話題になり、さすが本当に体を張ったアクションは違うなぁ、と・・・って、あれま、気球に飛び移るシーン、上空のハズなのに、何やら木の枝みたいなのが隅の方に映っちゃってるではないか!? ・・・まあ、そういう、彼のいろんな姿がフィルムに収められた映画であります。  ⇒⇒⇒ 最近、放送されてたのを観たら、「気球の横の木の枝」は、ちゃんとトリミングされて(?)消されていました、ああよかった(笑)。ところで私、「6点」なんてつけてましたけど、とんでもないですね。これはスバラシイ作品でした、すみません。クライマックスの、体に巻きつけたダイナマイトの導火線に次々に引火していくあたりのノンストップ感覚など、実に見事で、あらためて感心しました。6点→8点。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-01-22 13:38:14)(良:1票)

32.  スパルタンX それまでのジャッキー映画って言うと、何だか時代がかった舞台設定で、タイトルも「○○モンキー/△△拳」みたいなアヤシイものが多かったのですが(嫌いじゃないけど)、この作品あたりで随分とイメチェン、現代のスペインを舞台にしたカンフー映画という設定がユニークでもあり、一気にジャッキーへの親近感が高まりました。ワタシにとっては記念碑的なジャッキー映画であります。カーアクションは正直言って腰砕けなのですが、格闘アクションは見ごたえ満点。まあ、今でこそ格闘技&プロレス大好きの私も、当時はまだ興味がなく、ベニー・ユキーデという人についても知らずに観てたのですが(今にして思えば、こりゃ紅白歌合戦の裏番組に持ってきても通用しそうなカード、かも?)、まさに「観ればわかる」この凄さ! スバラシイ! 格闘の中にドラマがありますな。何度観ても興奮します。ジャッキー頑張れ、ユキーデ頑張れ。さて、次は「ジャッキー・チェン vs 人食い大統領アミン」でも見てみたいところだナ。8点(2005-01-22 00:25:02)

33.  レッド・ブロンクス 香港映画史上破格の製作費を投じた本作。躍動するカメラワークが活劇の面白さを存分に伝えてくれる。風を切るキックの迫力、そしてこのジャッキーの壮絶な形相を見よ!しかし一方では映画としての遊び心も忘れておらぬ。軽トラックの転落と共にまき散らされるカラーボールの何と幻想的なことか。前半のチンピラとの抗争から一転、後半はギャングとの命懸けの死闘、映画を見ているだけで硝煙が鼻腔をつくかのようだ。さらにはクライマックスの暴走するホバークラフト!手に汗握る壮絶さ、それでいてこれは紛れも無くファンタジーである。これぞ映像芸術、これぞ映画、まさに忘れじの傑作と言えよう。・・・・・ええと、冗談が過ぎました、悪フザケはこのくらいにして(笑)。GWということで帰省中の実家で、たまたま本作がTV放送されてたので、皆そろって観ておりました。最初のうちは「コレ観るの何回目かなあ」「この後の展開は確か、ああなってこうなって・・・」等と話しながら観てたんですが、気がついたら皆黙り込んで見入ってしまっている(笑)。面白いモノは何度観ても面白いですな。かつて初めて観た時にも、街の中でホバークラフトを暴走させるという奇想天外さに感激して、「よくぞやってくれた、ありがとう」などとしみじみしたもんですが、また同じ感慨に浸ってしまいました。8点(2004-05-05 16:07:12)(良:1票)

34.  少林サッカー 来週テレビ放送があるらしいので、宣伝しておこう(今更?)。この映画はまさに大爆笑・・・って程は笑わなかったな、残念ながら。それにストーリー展開もあんまり必然性が感じられない(いや少しはあるけどヒジョーに大雑把で、小技が足りない)。シマッタ、全然褒めてないナ。いや、それでもわたしゃ結構好きですよ、コレ。マンガを敢えてマンガのまま実写に置き換えたようなシラジラしさとバカバカしさ。「これぞ映画」とは言わないけど、これもまた「映画だからこそできた、映画ならではの楽しさ」のひとつ、だからやっぱり好きなんだナ。夢があります。こういう「一本とられた」的な映画に対しては、あんまり他の映画と比較してどうのこうの言う気も起こらないし。内容的に、モラル上の問題は無きにしもあらずですが、このテの「毒」はストーリーの推進力として重要な役割を果たす場合もあるわけで、「毒」はあっても「棘」が無ければ、まあ大目に見てもいいんじゃなかろうか、と。8点(2004-04-11 00:24:50)

35.  悲情城市 戦後台湾を舞台に、ある一家及びそれを取り巻く人々の生活と、彼らが時代の波に翻弄される姿を描いたこの映画、その求心力はズバリ「空間」。カメラは不必要に登場人物たちを追い回さず最小限の動きで、役者達が作り上げる演技空間を静かに見守る。また、カメラ位置が限定される事で、「空間」そのものが強い印象をもたらして映画を支える軸となっており、そこに映り込む登場人物だけが、時代の流れ、シーンの流れとともに、入れ代わったり、命を落として消えて行ったりする。時代に翻弄される庶民の無力さが際立つと同時に、それを乗り越えていく逞しさもまた、確かに感じさせます(ここに展開される「空間」、何やら松竹クサさも感じさせる・・・と思ったら、ホウ・シャオシェン監督、小津信者だったか)。うーむ。そりゃいいんだけど、2時間半を超える長尺を支える求心力としてはやや弱いかな。内容的には少々散漫な印象、無きにしもあらず。あと音楽が---何となく安っぽい気がして残念。それにしても、最後の方で出てくるアカンボのナチュラル過ぎる絶妙の演技(なのか?)、全体的に重たい本編の中で何とも言えぬ微笑ましさが光っており、これはまさに名シーン中の名シーンと呼びたいですね。8点(2004-02-29 01:07:07)(良:1票)

36.  阿羅漢 少林寺、少林寺2と並ぶ少林寺三部作、と言っていいのかどうか知りませんが、何せ出てくる面子が皆同じなので、きっとそう言っていいんでしょう。どれもこれも、話自体は単純で裏も深みもない、でもアクションを見ればとにかく満足しちゃう。で、本作、クライマックスのアクションシーンの凄まじさは、他を凌駕すると思っているのですが、どうでしょうか。正直、「また似たような映画だなあ」とやや食傷気味に感じてかけてたところに、このクライマックス、完全に度胆を抜かれました。まあ細かい事は気にせず、アクションを楽しむということで。8点(2004-02-07 01:50:05)(良:1票)

37.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱 確か主題歌歌ってたのは、成龍じゃなかったっけ?言ってみりゃウォン先生自身が酔拳時代を懐かしみつつ歌ってたわけか。さて、スケールアップした二作目でも相変わらず人間離れしたアクションを披露、リンチェイのアクションにハズレなし。白蓮教の双児みたいなやつ、あの左右対称の構図はグリーナウェイ作品の影響と思われるが、どうか(違うだろ)。8点(2003-09-14 10:27:10)

38.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明 ウォン先生、明らかに人間ワザを超越した物凄いワイヤーアクションなんですけど、何がかっこいいって、必ず着地をキメてビシっと見得を切ってくれます。なぜここまでカッコよく戦えるのか。スバラシイです。映画自体は、何やかんや演出の工夫を半端に施したせいで、かえってギクシャクしてるところもありますが、冴えたアクションがすべてを帳消しにしてくれて大満足。8点(2003-09-14 09:47:33)

39.  少林寺 まず修行して、強くなって、でそれから復讐する。これ、ポイントね。足下の石がすり減ってへこむまで特訓されちゃあ、さすがに強くなってそうな気がする。というわけで、勿論、敵との戦いもすごいのですが、修行シーンもそれに劣らず見どころになってます(ってことはほぼ100%が見どころか)。まあ、将軍がかなりワルいヤツらしい、ということだけはよくわかるので、ストーリーはこんなもんで充分でしょう。8点(2003-08-12 22:29:00)

40.  プロジェクトA アクションもあっと驚く凄さですが、サイレント映画へのオマージュなど盛り込んでみて、オールドファンをもニヤリとさせる仕掛けになってます。その他色々、なかなかヒネリの効いた作品です。ジャッキーとサモ・ハンは大体いつも通りのキャラですが、ユン・ピョウは色んな役をこなしますね。8点(2003-07-06 00:31:34)(良:1票)

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