みんなのシネマレビュー
鱗歌さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3885
性別 男性
年齢 53歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 香港 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456

41.  奇蹟/ミラクル 当時の香港映画としては破格の製作費で準備したオープンセットが、台風で破壊されちゃったりして、完成までファンをヤキモキさせたジャッキー入魂作。アクション控えめで、ドラマに重点を置いてますが、ロープ工場でのアクションなどアイデアには事欠かず、楽しめます。8点(2003-06-22 13:32:50)

42.  片腕必殺剣 《ネタバレ》 スタジオでの撮影のシーンが多く、こぢんまりした印象は拭えないものの、一方ではセット撮影ならではの趣きのようなものもあって(香港版「時代劇」らしさ、とでも言いますか)、必ずしもマイナス要素ばかりではありません。雪が降る描写など、実にいい雰囲気。スタジオに作られた川に二羽の白鳥が泳いでたりして、なかなか手が込んでます。 片腕必殺剣、な訳ですから、主人公が片腕になってしまうのですが、他の方も書いておられるようにその経緯があまりにもあんまりなもんで、正直、爆笑してしまうのですが、それでも何でも作品の雰囲気がしっかりしていてブレないもんで、見ながら爆笑しつつも物語をしっかり受け止めてる自分がいる。これが最後まで持続するので(逆に一部のヘンテコなシーンが絶妙なスパイスとなって?)、作品に対する満足感に繋がります。ラストシーンは屋外ロケで、もうちょっと良さそうな撮影場所は無かったのか、とか思っちゃうけれど、中盤の祭りのシーン、特に主人公が因縁ある兄弟弟子たちの様子を茶店から伺うシーンなんてのは、サスペンスもあって実にいい。 主演はもちろん、ジミー・ウォング。彼の出世作ということで、まだ20代前半、若い! 端正な顔立ちにスラリとした体格、スターの片鱗を感じさせます。ただし、無精ヒゲが生えてるとやたらビンボー臭く見えてしまう。。。 『必殺「剣」』とあるように、主に剣劇、ですね。正直、スピーディでアクロバットなアクションが堪能できる映画、という訳にはいかず、発展途上感はあるものの、その点は日本のチャンバラ映画だって大差無く、要は、剣を振り回す動きがもたらす迫力。見応えとしては充分でしょう。殺陣が始まると場違いな音楽が流れ(おもに「春の祭典」、一部「展覧会の絵」)、ああ、香港映画だなあ、と。 右腕を失った悲運の若者、彼の師匠の身に迫る魔の手。敵は妙な形の武器を持ってて、なかなかにセコい攻撃を仕掛けてきます。実にセコい。で、どう考えても片腕のない主人公には最も対処が難しそうな敵のこの攻撃を、主人公はやたらアッサリ破ってしまう。片腕であることのハンデをどう克服して敵の攻撃を打ち破っているのか、神業過ぎてイマイチ判然としませんが、どうやら、敵の攻撃のセコさを事前に知っていさえすれば、打ち破るのは大して難しくないのでは?という気もいたします。ここに、伝説の片腕剣士、いや、ジミー・ウォングの片腕商法は、生まれたのであった・・・。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-14 07:46:49)《改行有》

43.  デッドヒート 西欧人の悪党にこれでもかと理不尽なイヤガラセを受けたジャッキーが、ついに怒りを爆発させる、という点、同年の『レッド・ブロンクス』の同工異曲といった感もあり(海外への意識とか、スポーツカーへの愛着とかも。あと、意味も無くボールをばら撒くとか)、じゃあ、あのくらい面白いのかというと、共通点があるだけに正直、見劣りする印象は否めません。 が、あくまで見比べてしまうからであって、基本的にこの路線、面白い。 パチンコ屋は見るからにウソ臭いけれど、要するにコレ、セットな訳で、ロケ撮影ではできない派手なシーンを展開してやろう、ということ。通路も実際のパチンコ屋より広くとって見通しよく(単にパチンコ台の数をケチっただけだったりして?)、しっかり暴れ回る。トランポリン風のアクションなど、工夫も盛り沢山。 クライマックスのカーレースでは、露骨な早回しもあって撮影上の制約も感じさせ、苦しさが垣間見えますが、それでもチェイスシーンやクラッシュシーンもたっぷり取り入れて、総じていえば迫力あるレースシーンになっています。 気になった点としては・・・まさか加山雄三、この程度の出演の仕方で、ギャラ受け取ったりしてないだろうな!ということですかね。[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-22 07:20:08)《改行有》

44.  レッド・ドラゴン(1976) 『ドラゴン怒りの鉄拳』よりもコチラの肩を持つことは、自分でも非合理だとは思うんですけどね、どうしたらいいんでしょうね。 どうせデタラメな日本人が出てくるデタラメな作品なんだったら、多少コミカルなジャッキー・チェンの方が似合ってるかな、と。曲がりなりにも主人公の成長物語、に出来るところが、ブルース・リーにはない持ち味。にしては、中盤の「今、成長過程です」感が乏しいですが。 例によって日本人が悪役のストーリー、しかし、日本人役らしき登場人物たちの日本語らしきセリフは、ほぼ聴き取れないので、「いや、これは日本人じゃないんだっ」だと思いながら楽しむことも可能かと。 とは言え、敵の岡村先生、基本は功夫スタイルの格闘だけど、ちょっとカラテ風味を感じさせるキックとか、「なんちゃって柔道」風の投げとか、やっぱり一応は日本が敵、ということで。 終盤の格闘アクションは量・質ともに充実してて、これが無けりゃ私も褒めないんですけど、本作、なかなか盛り上がりました。[インターネット(字幕)] 7点(2022-06-25 10:46:48)《改行有》

45.  狼/男たちの挽歌・最終章 敵多過ぎ、撃ち過ぎ、ヒト死に過ぎ。無限に弾丸が出る銃をチョウ・ユンファが乱射しまくる、バイオレンス巨篇。ってか。 やり過ぎるくらいやってナンボ、とは言え、「やり過ぎ」をやり過ぎるとギャグになってしまう。そこがジョン・ウーらしさ、とも言えるんでしょうけど。 しかしまあ、自分のせいで視力を失ったという「守るべき女性」がいて。 本来なら敵である刑事との間に生まれた友情があって。 あの今ではお馴染みになった白いハトもいて。 必要なものは揃ってるので、いいんじゃないですかねえ。[インターネット(字幕)] 7点(2022-06-19 14:10:25)《改行有》

46.  レクイエム 最後の銃弾 潜入捜査ものにハズレ無し!かどうかは知りませんが、割と打率が良いジャンルだと思ってます。例えば、本作。 えらく盛り沢山の内容で、細かいエピソードまで拾っていくと、三部作くらいに仕上げられそうな内容が詰まってます。 それも、一作品ごとに監督が交代して前作をブチ壊しにしちゃうような、そんなタイプの三部作を、彷彿とさせます。ちょっと、「え~!?」という展開もありますが、ガンバって、ついていくべし。 物語の中心となる三人の俳優さんが、それぞれ個性的な顔立ちで、ちゃんと色分けされている。ちょうど、『男たちの挽歌』の三人の顔立ちが明らかに異なっていたように。こういうキャスティングからすでに、映画の魅力というものは始まっています。 上述のように、ストーリーはちょっとトンでるところもあるのですが、これを一本の映画に惜しげも無く押し込んでみせたのもアッパレと言えばアッパレ、中盤にはかなりド派手なアクションもあったりして、なかなかのサービスぶりだと思います。どうでしょうか?ダメですか?やっぱり?[インターネット(字幕)] 7点(2022-02-07 23:12:19)《改行有》

47.  ナイス・ガイ 何やら重大な証拠物件らしきビデオテープの争奪戦。とか言うのはもうどうでもよくって、映画開始早々から、ひたすら追い掛けあいが続き、アクションが続いて。 ほぼ、ストーリーらしきものは無く、それ以上に辻褄らしきものはもっとありません。 これぞ、ジャッキー映画のエッセンス、とも言えましょう。かつて程には体を張っている感じはしませんが、それでもやっぱりアブないことやってるし、敵役のスタントマンはさらに身を挺してアクションやってます。 ちょっとスローを多用し過ぎの印象ほありますが、ラストの巨大ダンプカー(?)は圧巻。 ストーリーがテキトーで、その分、純粋にアクションが楽しめます。それにしてもテキトーだけど。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-21 22:26:24)《改行有》

48.  レヴェナント 蘇えりし者 ディカプリオも本当にガンバってるのはよくわかるんですけどねー。しかし何と言ってもあの、クマですよ、クマ。あのクマに何か賞をあげて欲しいですねえ。CGであったとしても。。。思えばあの、クマが人間を襲う映画のはずなのに全く襲ってる感の無かった『グリズリー』(76年米)。せっかく一部のシーンで本物のクマを登場させても着ぐるみクマさんが映画の印象を一変させてしまう『リメインズ 美しき勇者たち』(90年日)。死屍累々たるクマ映画の世界に、ついに驚くべき作品が誕生し(クマ映画じゃないけど)、これまでの数々の無念を晴らしてくれました。 このクマシーンに加え、驚かされるのが長回し撮影。そんでもって、被写体に接近して舐めるように撮影するカメラの肌感覚に、ゾクッとさせられます。 でまあ、そこまでの映画、というか、復讐のためのサバイバル、舞台は壮大ながらオナハシは小さいもんで、ちょっと収まりが悪いのですが、それでも観る者を圧倒するには、充分な作品と言えるでしょう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-12 16:46:15)《改行有》

49.  龍の忍者 真田サンが主演、ということになってはいるものの、開始から30分近く待ってようやくオハナシに絡んできます。それまではジャッキー・チェンの偽者みたいなヤツの活躍を見せられ続けてしまうのですが、このヒトがなかなかの腕前で、悪くないんですね。もしかしてアチラにはジャッキーレベルのヒトが沢山いるんですかね。 もちろん我らが真田サンも負けてはおらず、日本代表のニンジャとして、素晴らしい身のこなしを披露してくれます。とは言っても、ちゃんと顔が写ってないシーンはやっぱり代役なのかなあ、とも思いつつ。それでも何でも、真田サン頑張れ~とついつい力が入っちゃうし、真田サンもそれに応えて大活躍。大活躍するにつれ、ストーリー性もどんどん希薄になっていって、最後の方はもう、どうでもよくなってくるのですが。もはやニンジャなんだかどうなんだかもよくワカランけど、それはすなわち真田サンのアクションが本場カンフーの中に完全に溶け込んでいる、ということで。 しかしラストにあんなオチが待っているとは。悔しい、実に悔しいけど、大笑いしてしまいました。[インターネット(字幕)] 7点(2021-07-11 21:45:55)《改行有》

50.  ゴージャス ラブロマンス路線、ではありますが、ジャッキーもそこそこのお歳なもんで、ちょっと「父と娘」のような関係も感じさせます。片や、プレイボーイと言うにはあまりに落ち着いた金持ちのオッサン、片やこちらはあまり落ち着きがあるとは言えない、庶民の代表みたいな娘。 物語の上では、そこに多少アクションが絡む、という程度で、「危機一髪、絶体絶命」みたいな要素はあまり無い(悪人と呼べる人もいない)のですが、しかしそのアクションシーン自体は、スポーツライクにとことん展開されて、たっぷりと楽しむことができます。 主人公がトレーニングして強くなる、というのはカンフー映画の定番ですが、本作ではそれを、恋愛模様の中に自然に溶け込ませているのが、ユニークなところ。 それにしても、発泡スチロールだけじゃなく、ビンを海に流すのも立派な不法投棄だろ、と思ってしまうのですが、映画の中ではそれが重要なモチーフになっているから、まあ、よしとしましょうか。変に表面だけの環境問題を映画で取り上げるから、こちらもつい不粋なコトを言ってしまうのです。[インターネット(字幕)] 7点(2021-07-10 10:19:36)《改行有》

51.  ジョン・ウィック:チャプター2 フィニッシュホールドは、三角締めからの射殺、ってか。ひでーなー(笑)と思いつつ、銃を飛び道具というよりも肉弾戦における体の一部みたいに使ったアクションが、スピーディで小気味いい。中には、「デブは撃たれても気づかない」というケースもありますが。 目まぐるしいアクションの連続。こういう場合、えてして、画面がゴチャゴチャして何が行われているのやらよくわからん、ということになりがちですが、その点では本作、どんなに激しい戦いでも、観る者を混乱させることのない、丁寧な描写になってます。中盤の暗がりの中で行われる銃撃戦なんかも、暗いけれどしっかり描いているので混乱せず、むしろ暗さ故に、発砲時の閃光が一瞬の照り返しとなって画面を見事に彩っています。 アクションの見通しの良さには、キアヌ・リーブス自身が体を張って自らアクションをこなしていることも大きく貢献しておりますが。 一方ではアクション一辺倒でもなく、いくつかのゆったりとしたシーンを交えて映画に緩急をつけており、だからこそスピーディなシーンはよりスピーディになって緊迫感を増します。そしてラストには少しアクセルを緩めて、余韻を残してみたり。 それにしても、「庶民むけの銃」は、置いてないのかね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-24 20:32:51)《改行有》

52.  カンニング・モンキー/天中拳 とてつもなくバカバカしい内容、ってのは座頭市やポパイのパロディを見てもわかる通りですが、とにかくジャッキーが弱い。フザケてばかりで、ひたすら弱い。なのにラストでは、奥義書をナナメ読みしながら戦い、強くなっちゃう。何だか、空手を「通信教育」でやってた、という岡八郎の往年のギャグを思い出しますが。 そんでもって、オハナシはとにかくデタラメで、もう何がいいたいのやら何を描きたいのかサッパリ、なんですが、中盤、とっ散らかすように登場させまくったキャラたちが、クライマックスでは何故だかちゃんとそろい踏みしていて、何故だかちゃんとスピーディなアクションを繰り広げてみせてくれる。なんと強引な。でもこういう「一見存在しないかと思われた起承転結が、実はちゃんと存在している」ってのは、いいもんです。 それにしても、実にデタラメですが。[地上波(吹替)] 7点(2017-11-07 22:45:03)《改行有》

53.  龍拳 こういう映画観てると、師匠格の人ってだいたい、長髪のカツラに付け髭つけて、ギクシャクした動きのカンフーを繰り広げる。それってきっと、これ以上速く動くとカツラが取れちゃうからなんじゃないの~と思っちゃうのですが、いえいえ決してそんな事はありません。本作などでは、結構激しい動きも、時々は見せてくれて、ああ、意外にしっかりとしたカツラなんだな、と。そこに感心するべきなのかどうかわかりませんが。 師匠格の動きがギクシャクしてようと、ジャッキーの動きはさすがにスピーディ。さらに、内容が比較的シリアスな復讐物語ということもあり(シリアスと言っても荒唐無稽ですが)、ジャッキーの怒りの表情なども見ることができて、後の『ポリス・ストーリー/香港国際警察』などを思い起こさせるモノもあります。 安っぽい感じが否めないのも、いつも通りで、投げやりな感じのするカットもありますが、一方で、登場人物が身をかがめることでカメラにピタリと全身像を収めたり、カメラがグルッと移動しつつ複数の人物像を収めたり、と、意外に構図を気にしている部分もあったりして。 終盤の死闘、トンファーvs松葉杖なんていうのも、小道具の面白さが出ています。戦いとともに杖の白木がむき出しになっていくあたりとか。[地上波(吹替)] 7点(2017-09-18 10:10:19)《改行有》

54.  クレージーモンキー/笑拳 前半は、インチキ道場を舞台に、道場破りにやってくる面々(こんなに頻繁に道場破りが来るのか?)とコミカルな戦いを繰り広げるジャッキー。後半は、真の強敵がやってきて祖父を殺害されてしまい、ジャッキーがトレーニングの末に立ち向かう、という、まあ要するに、このテの映画に必要な一通りのモノはだいたいそろっている感じの作品ですな。 作中のかなりの時間、ジャッキーは戦っておりますが、基本的に、戦っているのやら踊っているのやらじゃれ合っているのやら。とても本気で戦っているようには見えません。が、その分、あまり大がかりにならぬ範囲で、アクションに色々と工夫を凝らしています。戦いそのものよりもトレーニングの場面にそれが出ていて、食べ物の奪い合いの場面とか、床におかれたツボの上を飛び石のように渡り歩く場面とか。 で、オフザケみたいな戦いを延々と見せられ、このまま終わったら、ジャッキー初監督作が泣くというものですが、この前半のオフザケは、クライマックスの戦いを光らせるためのものでもあるのでしょう。強敵・鉄の爪(って言ってもジャッカー電撃隊のアレではなくって、どちらかというとフリッツ・フォン・エリックに近い)との最終対決に先立ち、敵のしもべ3人組との戦い、これが見事。ここで明らかにギアチェンジされた印象です。そんでもっていよいよ、鉄の爪を相手に、ジャッキーが笑拳だか何なんだか、訳のわからない拳法を披露し、これにわざわざ付き合ってあげる鉄の爪が、とてもイイ人に見えてきたりもするけれど、見応えある一騎打ちが展開されるのでありました。 女装姿を見せたかと思えば、贅肉をトコトン削ぎ落した肉体美を見せたり、ちょっとナルシストっぽいところを感じさせたりもしますが、それにしてもこのクライマックスの貧相な背景。もう少しマシな場所でロケできなかったものかと。[地上波(吹替)] 7点(2017-05-02 12:13:33)《改行有》

55.  燃えよドラゴン 金もかかってないし出来もよくない作品、と思いつつ、何度も観ちゃう作品、70年代なら例えばこの『燃えよドラゴン』、80年代なら『コマンドー』とか。ま、いろいろありますわな。この作品、ブルース・リー作品の中でも、代表作と言ってよいのでしょうけど、作品自体はそれなりにデタラメで、それなりにワケがわからない。まずそもそも、ブルース・リーが本作において主人公扱いなのかどうか、まあ一応主人公だとして、このヒト、道を極め悟りを開いた仙人のような人かと思いきや、これ見よがしにトンボ返りしてみせたり(顔が写って無いのでリー本人ではなくスタントマンなのか、としたらさらにこのシーンの意味がワカラナイ)、復讐に燃えた悲壮な表情を浮かべたかと思いきや、明るいチャラけたところも見せたり。戦いの前、しなやかな構えのポーズを見せたかと思えば、イザ格闘が始まると奇妙な堅苦しい動き、視線もアサッテの方向で、こんな挙動不審な格闘シーン、ブルース・リーならではでしょう。そしてカッコいいんだか何なんだか、例の怪鳥音。そういったよくわからない一切合切が集まって、結局「ブルース・リーのあらゆる魅力、あらゆる表情が詰め込まれた、最高の逸品」になってしまったのが、本作という訳で、まあある種、映画史の脇道に燦然と輝く奇跡のような作品でもあります。そうそう、勿論ブルース・リーだけが本作の魅力じゃない、サモ・ハンがいる、ジャッキーも(どこかに)いる、そして何より、香港のシュワルツェネッガーことヤン・スエがいる(Gメン’75!)。鏡の部屋での戦いもワクワクするし、最後にポツンと残されたハンの義手、これはもはや、ひとつの哲学でしょう(笑)。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-30 22:55:36)

56.  バトルクリーク・ブロー うちの子供たちはジャッキーのファンらしい(よくわからんが)ので、本作ですらも熱心に観てます。傍で見てて、さすが、と感心するけど、何に感心しているのかは自分でもよくわからない・・・。あるいはむしろ、この映画のヌルさが、子供にとってはコワ過ぎず、ちょうどよく楽しめるのかも。でも私も別に、そんなヒドい作品とは思ってなくて(ヒドくない訳じゃないけど)、実は『燃えよドラゴン』よりもマシな映画なのでは、とも思います(あちらは神サマが出演している殿堂入りクラスの作品なので、比較自体が無意味ですが)。そして、ジャッキーが目指しているのは“新ブルース・リー”ではなくて、あくまでサイレント映画のスラップスティックであることが、この映画を見てもよくわかります。だから、子供でも楽しめる。これホント。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-02 08:28:11)(良:1票)

57.  七福星 見事なまでに何の説明もなく、ストーリーすらほとんど無く、ただただオッサンたちのバカ騒ぎを描く映画。これで楽しくなかったら目も当てられないけど、幸いにもとても楽しいのです。↑上記のキャストを見てもわかるように、出演陣は無駄に豪華、こんな映画に出てて、みんなヒマなのか? で、アクションも無駄にスゴかったりします。保昭兄さんとジャッキー、サモ・ハンとの死闘、これはもうカッチョ良過ぎ。で、ユン・ピョウが戦ってる相手は、これは具志堅用高ですかね? 違うっての。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-04 23:35:00)

58.  THE MYTH/神話 粘着テープ上の格闘が、楽しくて楽しくて。ホントにネタが尽きないですね、感心します。しかも、このあたりのエピソードが物語の中では一番どうでもいい、ってのが、これまた、思い切ったところ。物語に関係なくてもインドに行かないよりは行った方が楽しいし、インドに行った以上はインド人と戦った方が楽しいし、どうせ戦うならネバネバした所で戦うのが面白かろうと。さらにその粘着を口実にインド美人を脱がせてみよう、と。もう、大賛成ですね。で、そういう下世話な展開を一通り繰り広げた後は、澄ました顔で“神話”の世界へ、というこの白々しさ。いやあ、ジャッキー、やるね。インディ・ジョーンズシリーズ面白いからちょっとパクッてみようか、と。ジャッキーやるね。教授(?)がムヤミに強いのも意味不明で良し。と言う訳で、支離滅裂、脱線しまくりの楽しい映画でした。首チョンパされた人間が最後に見る光景の映像化。これはすごい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-10 00:26:27)

59.  拳精 《ネタバレ》 あまりにも残酷あるが故、少林寺に封印されていた武術書が、謎の忍者に盗まれる。で、その武術をマスターして武術界の盟主の座を狙う男に対して、例によって修行をサボってばかりいるジャッキーが、(例によって妙な)武術をマスターして立ち向かう訳ですが。ジャッキーにその武術を伝授するのが、何ともアホらしい白塗り白タイツ姿武術の精霊(宇宙人かもしれない)。ちょっと、8時だョ全員集合に時々出てきた“すわしんじ”を思い出させますね。この辺りのやりとりが、実に実にクダラナイのですが、こんなクダラナイ映画なのに後半のアクションのすごいこと、よくこれだけ一生懸命できますね。十八羅漢との死闘、ジャッキーの悲壮なまでの表情が印象的です。そして最後の少林寺での闘い。そのままひたすらアクション全開で行くのかと思いきや、ここでまたギャグに戻ってしまう。またこれがクダラナイんだけど不本意ながらもつい笑ってしまいます。しっかし。最後に明かされる意外な真相、なんですけれども、えー、アンタが真犯人なんだったら、別に武術書盗み出す必要もないやんか。ってか、今の地位にいる時点ですでに目的を果たし終わってると思うんですが、どうでしょうか。面白いからいいけど。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-25 05:06:54)(良:1票)

60.  チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 多少ギクシャクしてようと、敢えてコマ撮りなんかにも挑戦してみるその意欲たるや良し、なかなかにご機嫌な香港オバケ映画。死霊のはらわたシリーズに影響受けつつも、逆にあちらのシリーズに影響を与えてる気もしないでもなく。本作、何とも慌ただしい内容の映画でして、1時間半ちょっとの尺で、しかも無意味に回想シーンを織り交ぜているのに、モーレツにモリダクサンな印象を受けます。それは何故かというに、「あっあぶない!」「と思ったら助かった」的なドタバタのオンパレードで、いわば“危機一髪小ネタ集”とでも言うべき装い。観てる間はボーッと楽しめて、観終わったらあなたのハートには何も残さないこと請け合い。それにしても際立つのは、ジョイ・ウオンの美しさ、ではなくて、悪の女王・ロウロウ様の魅力。あの、何ともいえぬ野太い感じが、てっきりオカマさんかと。攻撃する時の姿は、ちょっとビオランテっぽい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-15 09:15:58)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS