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プロフィール |
コメント数 |
277 |
性別 |
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自己紹介 |
現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。 |
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1. キャノンボール
暑苦しいキャストやむさくるしい演技にガックリ。おまけにレースがダラダラ展開で退屈。
華のない主役B・レイノルズと“マスクとマントのヒーロー”のコンビがいただけない。老けこんだD・マーチンは不摂生の私生活を感じさせるしJ・イーラムのやりすぎ演技にも興ざめだ。日本人か中国人か不明の怪しげな東洋人やR・ムーアのセルフパロディーも笑えず。
「イージー・ライダー」風P・フォンダが現れて、乱闘が始まってからはいくらかマシでまあまあ観られた。[CS・衛星(吹替)] 2点(2024-12-01 15:57:20)《改行有》
2. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 無間地獄を彷徨う男たちを描いた香港ノワールの傑作。主役2人の、警察学校を出る前と後で俳優が違うため誰が誰やら混乱し、1回観ただけでは内容を把握しきれず最初は雰囲気を味わった。再度鑑賞して全体像を把握。
誰が善で誰が悪か、疑心暗鬼が疑心暗鬼を呼ぶ展開が秀逸。善と悪はメビウスの輪のごとく絡み合い揺れ動く。スタイリッシュな映像にも心惹かれる。
終盤、屋上での2人の対決が出色。潜入捜査官ヤンのセリフ「お前と違い、俺は太陽に恥じない」が胸に迫る。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-04-11 11:48:45)《改行有》
3. ラ・ラ・ランド
多くのミュージカル映画にオマージュを捧げた作品。特にジャック・ドゥミ監督作品への敬意を感じる。「ロシュフォールの恋人たち」を想起させる陽気なオープニングと「シェルブールの雨傘」を思わせる二人の切なくも素敵な別れがなかなか良い。
夢を目指す男女の出会いと恋、成功と挫折、そして別れがしっとりした音楽に彩られ、ラストのピアノソロは心に沁みる。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-21 21:02:22)《改行有》
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