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【製作国 : 香港 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  プロジェクトBB 《ネタバレ》 今の話題作『トワイライト・ウォリアーズ』のルイス・クーがジャッキーの相方を務めている…というバディもののジャッキーものなのですよね。タイトルの『BB』は(そのまま)Babyのコトで、それも含めてメインの筋はごくオーソドックスだと思いますし+ジャンルとしても(カンフー)アクション・コメディという王道娯楽作…なのもまた間違いないトコロだとは思うのです。ただ、2000年代の作品ってコトでまず大昔のその手の作品とは根本的に少し質感は異なってますし、何よりも無視できない特徴としてそのジャッキーとルイスがかな~りアレなダメ男だ⇒そのふたりの「改心」的な成長ドラマの比重が思ったよりワリとデカいのだ⇒だから(前言撤回すると)ジャンル的にはアクション・コメディ・ドラマに(確実に)なっちゃってるってヤツなのだ、というコトですかね。 個人的には正直、その点のデメリットばかりが大目立ってる…とゆーか、また根本的に肝心なカンフーアクションの比率もだだ下がってますし、必然的に尺も長いし+重めのシーンも多いからテンポも上がり切らないし、んでまた重~いシリアスな雰囲気の所為でコメディも総じてイマイチ笑えないし……何よりそもそも、こ~んなダメダメなジャッキーなんて観たくもない(⇒ルイス・クーなんて尚更)てな感じで、ごく個人的には最早、ジャッキー映画であるコトの意味すら失っている様な気もしてしまって…ですね。。 なので、最後に一言ダケ、こーいう系統のドラマ(+質感的にはアジアン風のかなりコッテコテなヤツ)がまま受け容れられる・嫌いじゃないって人にじゃないと、ちょっとオススメは出来ない作品かな…てのが結論ですかね。で、ココまで言ってしまってナンですが、個人的な採点は(ギリ)この点数にしておきます⇒そーはゆーて、オーラス付近のジャッキーの熱演には結構グッと来るモノがあったのでして。以上。[DVD(字幕)] 6点(2025-04-29 19:26:48)
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2.  トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 《ネタバレ》 本国で空前絶後の大ヒットを記録した…という香港製カンフー映画で、とは言え、お話の内容的にはごくオーソドックス、でまたあくまで個人的には「あんまし見たことある人ばっかりじゃないな…(サモハンは別にしても…)」みたいな感じでは(第一には)あったのですよね。加えてカンフー自体の質感も、最近の中華製娯楽アクションかまたは(邦画だと)『キングダム』みたいなごく「漫画的」な感じとゆーか、高度にCGその他のアシストが施されているって方のヤツで、個人的には(少なくとも本場・香港製のカンフーだってならば)好みか否かで言ったら本音は後者…みたいなことでもあったのですよね。しかし、そのカンフーのクオリティ自体やボリュームはかなりゴージャス!だったとも思われますし、先ほどオーソドックスとは言ったものの、お話の中身の方にも俄然感情移入して血沸き肉躍る!こともごく容易だったとも思われますし、再び個人的にはもう一つ、肝心の「九龍城砦」のつくり込み=セット美術その他のトコロ、が(終始)実に好い雰囲気・優れたクオリティだったと思ったのですよね。諸々、完成度という意味ではこのジャンルに留まらずに、映画として相当に高度なソレがあったのではねーか…と思われているトコロです(⇒超・出来の好い娯楽大作である、と)。お暇なら是非。 ※蛇足:あと二つだけ申し上げるならば、好い方のコトとして、今作では(実質ラスボスの)サモ・ハン+その右腕…のチンピラ風のヤツがフツーにしっかりと超強敵!(+味方もオッサンが皆強い!)とゆーのがナンか好かったと思ったのですね。んで、好くもない方のコトとしては、ネタバレには為りますが結局龍捲風と陳占の関係性ってどーいうモノだったんすかね?⇒ちょっと調べた感じだと、要は「ロミジュリ」みたいなコトだって言ってる人もいて、私としては???となってるトコロではあるのですが……(原作を読まないとアカンのすかね……?)[映画館(字幕)] 8点(2025-04-01 07:19:46)《改行有》

3.  十福星 《ネタバレ》 福星シリーズの続編ではあるのですが、もう一つ『悪漢探偵』という作品からも登場人物を借り出して来ており、そもそもその『悪漢探偵』の監督とゆーのが福星シリーズの「チビ」ことエリック・ツァンその人だ…という事情のよーです。前作・前々作までの「五福星」もチラリとは登場するのですが、チームとしてはメンバは総取っ換えで(サモハンを除いても)コレがまた5人居る…というコトで「十福星」なのでしょーかね。ジャッキーもユン・ピョウもまた降板しており、五人組の新リーダー?(とゆーかカンフー面での主役)的なトコロもアンディ・ラウに代替りしていて、アクションの大半はこの人の仕事になってますね。実際、主演な筈のサモハンすらも、その存在感は前作よりも更に薄れてしまってるって気もしました⇒中盤のいつもの悪ふざけには全く関わりませんし、アクションもオーラスだけ美味しいトコロを持ってってはいるのですが、基本は『悪漢探偵』から借りて来たカール・マッカさんとシルヴィア・チャンさんとの三角関係痴話喧嘩コメディの方に注力してる…みたいな感じっすね。中盤の(セクハラ)悪ふざけの犠牲者は、今作ではマリア・モックというエキゾチックな美人女優さんが務めてました(⇒まあ、私はどちらかと言うと今作では、ナンだカンだシルヴィア・チャンさんの方が遥かに魅力的には見えてしまいましたケドも)。ラスボスの松井哲也さんの雰囲気・オーラも中々のモノだったとは思うのですが、シリーズ作との前後関係を鑑みてこの位の点数にしておきます。[DVD(字幕)] 5点(2025-03-17 22:18:38)

4.  七福星 《ネタバレ》 再び前作に引き続き(否、前作以上に完っ全に)悪ふざけ!⇒アクション!⇒悪ふざけ!⇒アクション!⇒悪ふざけ!(セクハラ!)⇒アクション!…みたいな、言葉を選ぶならば「シンプル」だとしか言い様が無い様な娯楽作・大衆映画的なヤツですかね。前作・前々作に出てたちょいイケメン(私の観た媒体だと「ダンディ」って役名)は何故だか抜けてて、ちょっとカンフーも出来る若造が替りに入ったと思ったら後半からは『五福星』のモジャモジャも(別人役で)再登場して存在感を見せつけてます。地味に、ジャッキー&ユン・ピョウの仲間役でアンディ・ラウが出てたり、ミシェル・ヨーも(別名義で)出てるんですねコレ。ジャッキーが負けたまま終わる…とゆーのが一部で有名ってコトでもある様ですが、相手役の倉田保昭さんは(確かに)ガチの武芸者だったっすねアレ。七福星と言いつつ、元々の5人は(もはや)ほぼ蚊帳の外…とゆーかサモ・ハンもオーラスまであんまし存在感が無いんですよね⇒正直、流石にちょっと太り過ぎちゃってない?と思ってしまいました。中盤からはヒロインもロザムンド・クワンにシフトしてゆくのですが+彼女も彼女で非常にキュート(⇒ちょっと沢口靖子さん的な感じ)かつかなり攻めたお色気シーンもあったりもするのですが、私はまたまた前作から引き続き出演のシベール・フーの方がやっぱ好みです⇒前作の経緯からしてもどう見てもユン・ピョウとデキてるんだから、最後ぐらいそーいうシーンつくってあげても好いのに…とすら思ったり。結論、またかな~り纏まりの無い映画だなァ…とは思いつつも、それはそれで(この手のに関しては)好いのか…とも思い直せる様な作品かとも思いまして、この評価としてます(ギリ、前作より好きかも知れないっすね)。[インターネット(字幕)] 6点(2025-03-17 22:15:08)

5.  大福星 《ネタバレ》 前作『五福星』は『プロジェクトA』よりも前の作品だったのですね(公開は同年とのこと)。今作も、その『五福星』にかなり似通ったホンワカ質感ではありますが、前作や『プロジェクトA』よりは何か「熟れた」感も有るとゆーか、勢いで突っ走ってると言うよりは⇒もう少し現代的な娯楽作(商業的娯楽大々活劇!)みたいな感じで、結果的にはまた非常に楽しく観てゆけたかと思います。カンフーも、冒頭のジャッキー&ユン・ピョウのシーンからして再びハイレベルでしたし、終盤のジャッキーVS忍者(やらナンやら)のトコロもドコとな~く「和風」な質感が面白かったですし、オーラスの大暴れはシンプルにも~オールスター大集合!みたいな感じで好かったと思いました(⇒やはり今観ると、肝心な汚職デカが再びラム・チェンインだったり&地味にディック・ウェイもまた出てたり、でフツーに結構豪華なんだよな~と思うのですね)。 ただ…お話は正直よ~分からんのと(⇒そもそも、根本的にサモ・ハン以外の4人は端的にも~要らなかったろ!と…)あと一点、中盤がかな~り長いことシンプルに下ネタ・セクハラ的な低級コメディを延々やったってて……娯楽大作とは言えど、流石にこの辺は(21世紀の感覚からは)ちょいイマイチだったかな~と思ってしまいました⇒中盤にも一発しっかりとカンフーシーンが在ったらば…とも思われますかね。ワリとかなり迷ったのですが、しかし、一応点数は上に寄せておきます(⇒ヒロインも魅力的で、特に意外に「和服」の出で立ちがナイスだったと思ったんすよね)。[インターネット(字幕)] 6点(2025-03-16 22:23:11)《改行有》

6.  五福星 《ネタバレ》 凄い!とか、痛快!とか言うよりは、唯々「楽しい!」て気持ちになれる…みたいな、ごくポジティブな映画かと思います。終始、ゆる~いコメディ調で、テンポもまったりでノリもお気楽で&音楽も実にそーいう方の質感で…とは思われるのです、が、とにかく楽しい(楽しそう)で、かつ私なんかにはごく「懐かしい」みたいな感覚も確実に在りまくるのでして、なので、観てる最中=多少細部まで値踏みをするって(いつもの)眼で観てた頃にはまァ~普通な出来かなァ…とも思われていたトコロも、観終わった時の感覚を重視してみるとこーいう評価になっちゃう…的なコトっすね。ソコは、大ヒットしてるダケあってある種の「完成度」の面に、確実に良作以上と言えるナニかが在る…という作品なのかも知れないとも思います。オススメ。 とは言え、特に中盤のジャッキーのアクションもキッレキレでしたし、それ以上にサモ・ハン・キンポーの動きは(ココだけは)凄い!凄まじい!見事!と言ってよい様なレベルだったとも思われます。今回、再見してよ~く見たら、地味にユン・ピョウとかラム・チェンインも出てるんですねコレ(⇒大昔に観た時は気付いてなかったすね)。個人的にはヒロインのコも、めっちゃ好みだってコトに気付いてしまいました(超健康的で)。[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-16 22:21:57)《改行有》

7.  酔拳2 《ネタバレ》 16年越しの続編…というコトなのですが、それでもその中身自体は(若干の調整は入っている様にも思われるモノの)結局そんなには変わんない…というトコロだとは思うのですよね。しかし、まず16年を経たコトに依る諸々の映画技術の向上…みたいなコトから必然、映画として端的にだいぶ「熟れて」て、結果として非常に観易くなっているとは思われるのですよね。んで、そこで更に肝心なのが、にも関わらず(+ジャッキーも既に不惑を迎えているにも関わらず)カンフー自体の質感は逆にナニも「熟れてない」とゆーか、言葉を選ばずに言えば「前時代的な」好ましいヤバさ・カオスっぷりも大いにタップリと残している…とゆーのが、率直に非常に素晴らしいと思われてしまいました。ジャッキーなんか寧ろ、前作よりもよっぽどヤバくなってた(⇒終盤は軽く「人間辞めてる」感じすら在った)とも思いますよね。評点は、前作との兼ね合いで少し迷いましたが、も~高めに寄せてしまっても好いかな…と思ってこの様にしてます。必見ですね。[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-01 15:09:48)

8.  シャクラ 《ネタバレ》 武侠小説『天龍八部』が原作とのコトで、武侠ものってのは全く観たコト無くはないのですが(個人的にも)広く通じてるってモノでもなく、ただ、例えばそれでもみんな多分観たコトあるだろうって『グリーン・デスティニー』と比べても、今作は全体としてよりファンタジックとゆーか漫画チックとゆーかドニー・イェンの演じる主人公・喬峯ってのは軽~く人間離れした無敵の武芸者!って感じですね(文字どおり一騎当千とゆーか、波動拳みたいな気ィみたいなのも使いまくりますし)。 とは言え、原作は長大な小説で、かつ歴史ものでもあるのですね(⇒時代は北宋で、各勢力・民族も入り乱れるお話)。先に、映画としての本作のウィークポイントは何よりも、大いに原作前提(⇒登場人物の設定なんかはある程度知ってるのが前提)でかつ全編通してもかなりダイジェスト的である、というコトですね。ここは、用語の説明なんかもだいぶ端折ってるので(武侠小説における「丐幇」とか、そもそも「幇」の概念が入ってないともしかすると冒頭からサッパリ…かも知れない)やや人を選ぶ・不親切な方の作品であるかとは確かに思ってしまいます、が個人的には(ダイジェスト的とは言え)まずはメインの喬峯VS慕容復の対決(とそこに至る経緯)は比較的入って来易いかと思ったのと、何よりその喬峯と阿朱の悲恋ものの部分が(思ったより)観応えが在ったなと思えたコトで、あくまで個人的には内容も素直に楽しめた…というトコロではありますかね。 もう一点、通常のカンフー(⇒ドニー・イェンだと『イップ・マン』とか)と比べると、前述どおり更に漫画チックな…というアクションの質感、についても、また多少ハリウッドのA級ほどにはCGのクオリティが…みたいなコトも含めて率直に「好みが割れる」トコロかな…という感覚もあります。ただこれも、個人的には全然悪くはなかったかな…とゆーか、むしろちょっと特徴的で⇒コレはコレで好かったかな(とにかく喬峯さんが理屈抜きで尋常じゃなく強い⇒偶にはこーいうのも爽快だな!)とも思えており、総じて結論的には非常に楽しめました。続編を思い切り意識した様な終わり方でしたが、私としては是非々々早期にお願いしたいというトコロですね(原作も読んでみる予定です)。[DVD(字幕)] 7点(2025-01-13 18:52:43)(良:1票) 《改行有》

9.  紅夢 《ネタバレ》 かなり久し振りに今回再見しましたが、前回と今回の間に邦画の「大奥もの」なんてのを幾つか観てみると、そりゃ題材もそーですが諸々と似てるなと⇒とは言え、今作の方が圧倒的に本格的とゆーか、どーにも「アート」だな…とは思ってしまいますかね。直接的な描写だって別にドギツいってコトではない(+間接的にだってそこまでそんなに「大奥もの」より凄まじいってコトではない)ですし、じゃあと言って音楽やらナンやらを聞こえよがしにかき鳴らす…なんてコトでもないのです。しかし、とにかくあの屋敷とゆーか城とゆーか、荘厳で重々しい・重苦しいのは当り前として、実に隅々まで見事なまでに「人間味」とゆーのが皆無であるコト!その中で、醜悪な権力争いを繰広げる夫人たち以外の登場人物もまた、人間性を碌に感じられない様な機械の様な連中ばかりで(⇒旦那なんて・旦那ですら、顔すら碌には映らないって有様で)少なくとも今作は、人間性には辛うじて絶望していない、けれど、人間の世界そのものに対しては(これも少なくとも、ある時期の封建社会に対しては)完全に心底から絶望している、という作品なのかなと思います(恐ろしい程に寒々しい)。また、主人公・頌蓮の有様にも、所々でどーにも納得できる様なできない様な、更には、人間の世界をここまで醜悪に描きながらも、端的な映像の力・美しさというのも一方で確実に備えているだとか、再見してもやはり、実に割り切れない思いが残る、という作品に思われますね(⇒それこそが「見応え」だという映画なのかなと)。今回も再び、完全に観入ってしまいました。傑作。[ビデオ(字幕)] 9点(2024-12-31 22:24:26)

10.  花椒の味 《ネタバレ》 根っこのトコロでは、ゆーてまぁベタな…とゆーか(=少なくとも「観たコト無い」って話ではねーかと)、でも火鍋がコンセプトって話なワリにも語り口が絶妙にまろやかだった…みたいな気もしては居りますね⇒諸々と、中々に奥ゆかしい質感・空気感であったのではねーかと。なので、描かれる「好ましきモノ」のそれぞれ自体は、確かにままオーソドックスかな…とは思えども、その奥ゆかしさ故に「コレでも喰っとけドーン!」みたいな明白で明透けで月並な表現にまでは決して為ってなかった…とも思えて居りまして、当然に外国映画であるコトも相まって少なからずユニークさも感じつつ、ちょっと意外な感じでシンプルに面白く観れたという気がしてます。再度、個人的には実に思いがけず超心地好かったのは確かなので、オススメ出来るか否かと言われれば確実に前者です。是非々々。 またやはり、社会構造や文化・風習などかなり似通っている(⇒ナンなら更に似通って来ている)…とは思えど、しかし絶妙に本邦とは異なる部分も(まだまだ)其処彼処に在る…のではありまして、そーいうのも=そーいうのを再発見できるのも、映画の面白みとしては中々だったと思うのですね。あと、主演は女優さん三人とゆーコトになるのですが、三名とも個性的かつフツーに魅力的なのもモチロン好いのですケド、どーでも好いコトかも知れませんがまた三人揃って(観てる間は)年齢が好く分からなかった…とゆーのが、個人的には(それすらも)ちょっと面白く感じて観れてましたよね⇒実は、後で調べてややビックリ!みたいな。好く「欧米人はアジア人の年齢がよく分からない⇔逆もまた然り」とか「ナンだカンだやっぱし日本人と韓国人と中国人は見るダケで区別できる」的な、私も未だに理由が分からないその辺りのコト…がまたココでも起こっていたのかな~なんて思ったりもします。[DVD(字幕)] 7点(2024-07-19 13:48:56)(良:1票) 《改行有》

11.  恋するシェフの最強レシピ 《ネタバレ》 食と笑いって何となく似てると思ってて、取り敢えずは美味しければ or 面白ければ(=笑えれば)ナンだってイイじゃん!とゆーか、且つはソコって完全に個々人の嗜好でしかないから(尚更)「結果=その時その人にハマるかが全て」みたいな感じかとは思ってたりするのですね。とは言え、つくり手側としたって個々の「理想・こだわり」とゆーのは有るものだとも思っていて、幾ら他人が=「摂取側が」美味しい or 面白いと思って呉れるかが全て…とはゆーて、余りに一貫性も無くただ迎合してても(流石にそれじゃあ)仕方が無い…とは思ったりもしますよね。なので、本作でも描かれる様に、その面でのフィーリングがピッタリとマッチする…というコト自体は、高度なつくり手に為れば為る程、他の全てを吹き飛ばしてもソレそのものが為に恋に落ちてゆく価値の在るナニか…なのかも知れないとは思わずには居られないトコロなのですよね。 本作、彩りの頗る優れた料理に係るシーンもごく興味深かったですし、コメディとしても(意外なマデに)シンプルですが相当に面白かった・笑えたと思うのです(⇒主演二人の様子ってのはコメディ的にも好い仕事だったと思いますし、そもそも両名とも結構エキセントリックなキャラながらまたシンプルに非常に魅力的に仕上がってたとも思うのですよ)。しかし、特に終盤に掛けてはちょっと余りにも「混ぜこぜが過ぎる」とゆーか、取分け金城武の側の仕事とか人生とかってナニもかもをひたすらに「美味しいから」で片付け過ぎな様に思われました。コレも本来、恋愛だってそもそもはそーいうモンじゃん!(=好きなら理由なんてどーでもイイじゃん!)てコトなのかとも思ってみたりはするのです…ケド、ソコは流石に私くらいの年回りに為っちゃうと「理解は出来ても共感は…」みたいな感じなのもまた確実なんすよね(⇒少女マンガじゃねーんだから…的な)。結論、全然フツーに恋愛コメディとしては面白かったので評価はこの位にしておきますが、もう少しダケ整合性と、そして「深み」みたいなモノが在っても好いって感じかなァ…という心残り感も在りますかね⇒女のコはともかく、金城武さんは40過ぎだろ?みたいな、とゆーか……[インターネット(字幕)] 6点(2024-07-15 21:11:45)《改行有》

12.  少林寺 《ネタバレ》 冒頭に日本の少林寺拳法を紹介するような描写が入ってるのは、実際にエキストラとして日本から高段者を大勢連れて来てたからだそーで、好い宣伝になったでしょうね。しかし、ゆーてジェット・リーさんも含めて中国側の主要キャラもほぼほぼガチの拳法家だそーで、チョコチョコ入る実際の武術の動き・型をやるシーンは、そのクオリティと言いヴァリエーションの物珍しさと言い、かなりユニークな観る価値を擁していたとも思われるのですよね(まあゆーて所々に多少、正に「花拳繍腿」みたいな「その動き無駄でしょ?(どういうシチュエーションで使うワザなの?)」的なヤツも在ったかとは思いますが)。また特に、ジェット・リーさん自身も(相当に若く見えましたが)シンプルに中々なモンでしたよね(⇒躰もバッキバキだし)。その時点で既に、見逃すのは惜しいという作品にも思えますかね。 ストーリーは、唐王朝創成期の史実エピソードを下敷きに置いている…とのコトらしいですケド、そのワリにも全体的にごく好い加減で正直どーでも好いって感じかも知れません(⇒まあゆーて取り立てて酷いのは、件の犬のエピソード位…かとも思いますが、別にそれを挽回できる様な好いエピソードも無かったし)。あと、アクションに関しても、少林寺vs極悪非道の王将軍軍団!とゆうコトで他対他の大騒ぎがハイライトになってくるワケですが、その辺は(まあ仕方無いとは思いますが)振付けの質的にも雑なトコロもあるな~とは思いましたかね。ただ、今作は明確に主人公としてジェット・リーさんが居てそのクオリティは(重ねて)高かったコト、他対他と一対一が(まずまずのクオリティで)両方観れるとゆーのも寧ろ悪くないと思われたコト、加えて、師父役のおじ様が(この人もモノホンの武術家だそーですが)何か凄く好い~雰囲気・佇まいだったコト(⇒技量と人格のどちらも高そうな、正に「師匠」みたいな)も踏まえて、ちょっと加点してこの評価としておきます。お暇なら是非。[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-30 11:44:37)《改行有》

13.  おじいちゃんはデブゴン 《ネタバレ》 サモハンは2010年の『イップ・マン2』では率直にもう少し動けていた様に思えますが、多分膝が悪いんでしょうね(⇒劇中の描写として足を引摺るシーンもありましたが、半分はマジなのかな…と)。それでも、今作でもアクションシーンは結構ガッツリ入るのですケド(⇒特にラス前)基本は上半身のみ映して・上体のみで捌き切る!みたいな(ある意味)より達人ぽい動きになっている様な気もしてますよね。 またその意味では、サモハンのアクションシーンが(意外なマデに)しっかり在るコト自体には大大大満足なのですケドも、映画のその他の部分に関してはあまり高評価とはし難い…とゆーか、昨今の娯楽系リーズナブル中華映画のクオリティドンピシャ!とゆーか特にストーリーの部分は相っ当に雑・行き当たりばったり+思いの外やるせないって感じに暗~くシリアスで正直あんまり面白くは観れなかったですよね。それでもでもでも、なんか懐かしい顔ぶれ(特にユン・ピョウと、他よ~く見るとディーン・セキとか)が集まってくれた同窓会感も心地好くはあったコトも含めて、個人的には観て好かったとマデは全然思えましたですね。一点プラスしておきます。[インターネット(字幕)] 6点(2024-05-25 21:49:18)《改行有》

14.  クレージーモンキー/笑拳 《ネタバレ》 今作は、ジャッキーが監督も務めていて(初監督)、製作も個人プロダクションでやってる、というヤツなのですね。とは言え、中身は『スネーキー』とか『ドランク』とか、この頃のその手のヤツと瓜二つ…ではあるのですケド、多少(ナンとか無理くりにでも)バリエーションを付けてやろう…みたいなモチベーションが見て取れるとゆーか、アクションにせよコミカル描写にせよ比較的風変わりなモノは随所に表れて来てるのですよね⇒言わずもがなジャッキーの女装とか(結構思ったより美人)。ただ、全体としても逆にバランスが悪いとゆーか部分的にはやり過ぎ感もあるとゆーか、大筋は結構シリアスで重めな話なのに冒頭からかなりの時間でごくバカみたいなコメディを延々やってたり、敵方のボス+手下3人はも~日本の戦隊ものの悪役みたいな出で立ちで出て来ますし、あと個人的には元々の老師(実の祖父)が途中で討ち取られちゃって⇒で唐突にその旧友とやらが出てきてそれに挿げ変わって⇒結局その流派「行意門」の奥義っちゅうのが「感情と肉体の流れを重ね合わせる」みたいな(コレも)唐突にそーいう話になってく…的なトコロについては特に強引だったな…と思ってしまいましたよね⇒じいちゃん、感情だナンだなんてそんなコト一言もゆーてなかったヤン!みたいな。 とは言え重ねて、一風変わった描写&演技(ジャッキーの)を観れるって意味では観る価値は十分かと思います。前述の女装に加えて、終盤は(結局)かなり変な闘い方でまた変なラスボスと散々闘うって羽目になるので、ソコとかもまあまあ面白く観れるかとは思うのですね。お暇なら是非。[インターネット(字幕)] 5点(2024-05-23 21:27:11)《改行有》

15.  ドランク・モンキー/酔拳 《ネタバレ》 コッチは再見ですが、色々と観比べるとやはり、今作こそが最も有名になるダケの(根本的なる)ハイ・クオリティを擁していた…とゆーのは大いに理解できるトコロですかね。コメディ・シリアス・カンフーの割合的なトコロとしても+カンフー自体の内容の上でも、全体的に非常にバランスが好くて(且つ)流れもスムーズで無理や弛みが無い、という印象でした。特に、個人的に気に入ったのは(お決まりの)修行のシーンがコミカル+ジャッキーの頑張りが凄い+(何となく)後のシーンでその修行の「成果」が垣間見れる、という意味で好く出来ていたと感じたコトです。酔拳てヤツ自体も、蛇拳やらナンやらよりは(コレも何となく)一種の「説得力」がある様な気がしなくもない…とも思います(⇒まあ、今作自体が突き抜けて有名であるが故の「刷り込み」なのかも知れませんが)。 とは言え少し、尺自体は長めかな…というトコロと、その理由の一つとしてもオーラスは(ラスボスと)10分以上闘ってますがココはやや冗長で「武術と言うよりは踊り」みたいな感覚も少しあったコトも踏まえて、80年代のより筋肉質なカンフーと比べたらここまでの評価かな…という感じですかね。重ね重ね、全体的なバランスも上々な作品だとは思うので(今なお)楽しめるとは思うのですケドね。[インターネット(字幕)] 7点(2024-05-23 21:15:45)《改行有》

16.  スネーキーモンキー/蛇拳 《ネタバレ》 『ドランクモンキー』の方は昔観ていたのですが、コチラは未見でした。しかし、筋立てにしてもアクションにしてもキャストにしても、ごく『ドランクモンキー』のまんまとゆーか⇒コッチの方が先行作ではありますが、加えて言うなればアッチの方がより練られているとゆーか、類似作品ではありますが全体的なクオリティには少し差があるかな…という感じですかね。とは言え逆に+同時に、この手のが好きって人ならコッチも当然手堅く楽しめるってコトではあるかとも思うのですね。ジャッキーのアクションの出来は決して悪くはないので、彼の出世作であるコトも含めて一見の価値はあるでしょう。私もフツーに、今回観ておいて好かった(楽しかった)とは思えましたよね。[インターネット(字幕)] 6点(2024-05-23 21:08:37)

17.  サイクロンZ 《ネタバレ》 時間が空いてるトコロに偶然にもリバイバル上映をやってたので、確か観たコトあったよな…と思いつつ鑑賞したのですが、実は初見だったよーです。前作・前々作(と言って好いのかもよく分かりませんが)からは少し時期が空いていて、でも黄金トリオは健在+敵方にもベニー・ユキーデが引き続き出演しているのですね。カンフーのレベルは、特に終盤のユキーデVSジャッキーのシーンはまたかなり高かった様にも思われるのですが、ゆーて最高傑作『プロジェクトA』や『ポリス・ストーリー』にまでは達しない様な感じですかね⇒でも、偶々今作から観たのであればフツーに全然またビックリ出来るという(いつもの)高水準だとも思いますが。 なので、個人的には今作、前作『スパルタンX』よりも更にラブコメに振ったドラマ部分をより楽しめるなら、全体としても大いに観る価値を見出せるという作品なのかとは思います。純情なサモ・ハンのシーンは、個人的にはかなり好かったと思うのですケドね(⇒往年の日本のトレンディドラマチックでもあり)。でも、折角そーいうヤツなんだったらユン・ピョウにもチャンと相手を用意してやれよ…と少しダケ思ったりしたりもします(⇒相変わらず扱いが若干雑なんだよな…と)。その辺り+他方で法廷もの・社会派事件ものとしては率直に大した出来ではなかったかな…という感覚が在るコトも踏まえまして、評価はこの位にしておきます。今なお、暇潰しには全然十分なクオリティだとも思いますが。[映画館(字幕)] 6点(2024-05-22 15:59:42)《改行有》

18.  淪落の人 《ネタバレ》 内容自体としては相当にベタな、といった感じではあるのです(ほぼほぼあの『最強のふたり』みたいなコトですし)。でも、とは言えコッチは2018年の香港映画、というコトで(日本人から観れば)多少なりユニークな状況設定も含まれては来ます。出稼ぎフィリピン人女性たちのコミュニティの描写なんかは少なくとも邦画ではあまり見かけない感じ・雰囲気のモノだと思いましたし、ラストで飛び交っているアレは「キワタ」という植物なのですかね(日本だったら、ココは桜一択になっちゃいますよね)。また、実際に舞台となる香港そのものや、主人公の生活・住環境などからも、何というか貧と富・過去と現在・未開と発展(・テクノロジーと人情)といった諸々が混沌と入り混じる様な空気感も感じ取れるとゆーか、そのあたりも結構興味深く観てゆけたかとは思うのですよね。 んで、重ね重ねベタベタな内容ながらも、私が一つ非常に好かった=やられちゃった!と思ったのが、エヴリンの撮った「Dream Giver」という写真なのですよね。とにかく実に言い得て妙…とゆーか、コレってたぶん三つくらい「意味」があるかな~と思ってまして、完全なる傍観者としての私も正にこの写真からは望ましい「希望」を感じ取れる…という点で一瞬で大いに共感の渦の中に引き摺り込まれてしまったのですね。あと一点、この作品はおそらく、主演二人の使っている「言語」が変化していくことに着目して観てゆくとより楽しめるのではないかと思いました(ソコは私ちょっと完全には追い切れなかった⇒残念…)。そんなトコロも含め、いずれもう一度観るかも知れませんが今のトコロは(一点ダケ足した上で)この点数としておきます。[DVD(字幕)] 7点(2023-10-25 00:21:58)《改行有》

19.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 抗い得ぬ時代の波に翻弄されるとある一つの世界を描いた作品にも見えるのですが、同時に、その世界におけるたった一人のとある人間の人生というものを完全に=完全なる完成度で描き切ったごく希少な映画でもある様に思われます。その人物は、その世界と同様に、逃れ得ぬ業を根源とする自らの相容れぬ感情・性格=魂の咆哮に、これも同じく翻弄され続けて居る様にも見えるのです。まずは、その常人には届かぬだろう域に達した複雑怪奇な人間性を、これでもかと抉り出すサマのそれ自体が稀有なことと、その抉り出されるソレ自体にまた実に見事で完全なる説得力が備わって居たこと、に非常に深い感銘を受けたのであります。が、何よりもまた同時に、その私の理解の到底及ばない奇異なる一人の人間というのが、何ゆえにこんなにも崇高に美しいモノに見えるのか、ともはや驚愕しないことには居られなかったのですね。それは、正義・善悪だとか、運命だとか、幸せだとか不幸せだとかそんな一面的で単純な価値観で割り切れてしまうだろう自分自身の人間性というのが、心の底から恥しく・悔しくなる様な感覚だ、とでも言いますでしょうか。 重ねて、その分裂症ぎみに複雑怪奇な主人公の生の有様において、他方で一つ明確に一貫しているのが、京劇という芸術における彼の存在そのものだ、と思うのですね。彼は、生まれながらにしてその様な存在であり、またその様にしか存在できない人間でもあり、そして唯その様に生きて、そして死んでいったのだ、と。これこそが、一つの芸術の真髄・極致を描いたモノであるとしたら、だからこそ今作におけるその彼がこんなにも美しい存在に見えたのだとしたら、芸術というのは実に哀しいコトですね、と思います。私が観た中でも、五指に入るべき深遠な作品に思われました。[映画館(字幕)] 10点(2023-08-04 00:58:58)《改行有》

20.  楊貴妃 《ネタバレ》 『雨月物語』に文句など(ほぼ何一つ)無いのではありますが、一点だけ、コレをカラーで撮ってたらどーだったろうな…とは思ったのでして、で今作はワリと同時期のカラー作品、かつまた主演二人が京マチ子&森雅之+歴史もの+話の中身も(ある部分では)ごく似てる…と思って観始めました。全体の尺とかも同じ位なのですが、お話の内容自体のボリューム・密度という点では率直に今作の方がだいぶ軽めで、まあその二人の(恋だ愛だの)お話に限って観てゆくならナンとかならんコトもねーかな…という感じではありましたかね。 ただ、ゆーてココまでボンヤリした感じになってしまうなら寧ろ、皇帝と貴妃以外の人物(⇒安禄山はまだしも、ソレこそ楊国忠とか高力士・李林甫あたり)をもっと実態に即したエゲツない人物としてチャンと描写すれば好かったのではねーか…とも思いましたかね。あと、今作は全編セット撮影かと思うのですが、ソコで別に屋内のシーンは全然問題なかったとも思うのですが(美術面のクオリティやゴージャス感とかも)やっぱ歴史ものでもあるコトからしても多少スペクタクルな、とゆーか壮大・壮麗なシーン(デカい宮殿とか)が殆ど無かったのは、特に中国のお話としては少し痛かったかもな~と思いますね(正直あんまし中国の話に見えなくて)。[インターネット(邦画)] 6点(2023-02-26 16:52:07)《改行有》

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