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プロフィール |
コメント数 |
1317 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://minrou.seesaa.net/ |
年齢 |
36歳 |
メールアドレス |
baker221b@live.jp |
自己紹介 |
全体的に甘めの評価になりがちです。 当然映画のジャンルによって評価にバラつきがあります。以下参考までに……。
評価が高くなりやすいジャンル:ミュージカル、B級アクション、ロマコメ、バカコメディ 評価が低くなりやすいジャンル:ミステリー、サスペンス、ラブロマンス
基本的に過激な映画が好きです。暴力的な意味でも、性描写的にも、人間性の描き方でも どれだけ感動的な映画であっても尖った所が無い映画より、過激な表現がある映画の方を評価しています。
13.4.27(追記)……TOHOシネマズが6月1日から高校生料金を1,000円にするとのこと。 今は若い方が映画館に少ない状態なので大変素晴らしいと思います。 (日本の料金はそもそも海外に比べて高すぎる。価格も一律で決められているから劇場間の競合も生まれにくい) でももうちょっとシネコン自体が上映する映画のラインナップを改めた方が良いのでは。 客が集まる邦画をバンバンかけるのは経営としては正しいけれど、いつか必ずしっぺ返しが来るのは判り切っていることなのに。 |
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1. ミッドナイト・イン・パリ
《ネタバレ》 正直、ファーストシーンでテーマソングに合わせて延々とパリの街並みが映された時はどうしようかと思いました。「何故こんな旅行会社の販促VTRを撮ってるの?俺は映画館に"世界の街道をゆく"を観に来てんじゃないんだけど」と思っちゃった訳です。しかしその心配もオープニングだけで杞憂に終わりました。主人公は懐古主義というか1920年代のパリの芸術活動とパリの街並みが大好きっていう良い歳したオッサンです。彼は最後の最後にどの時代の誰もが懐古主義になりやすいことを知る。現代はモダン派に憧れ、モダン派は印象派に憧れ、印象派はルネサンスに憧れ、ルネサンスは……以下略、とどの時代だってそう。その中で「俺は俺の好きなようにやる、他人の評価なんて気にするな」とハッキリと言い放ったヘミングウェイが最も正しい芸術家の様に思える。そして主人公はパリに住むことを決心し異なる価値観を持つ恋人と別れ、自分自身の今現在の理想に向かって雨のパリを歩き始める。それはオープニングの様な一般的に誰もがステキ!と思えるような明るいパリでは無く、雨が滴る夜のパリなのだ。っと懐古主義の人間に見せたら完璧に嫌味になるような映画でしたね。かく言う私も今の映画は詰まらんとかたまに言ってしまう人間なので気を付けます。
それから主人公の彼女の役柄も良かったですね。彼女は憧れのパリを溺愛する主人公を理想主義者だとか現実を見ろだとかなじりますが、彼女も同じなんですよね。彼女はインチキインテリ男が言っていることは何でも正しいと思ってしまう。つまり理想しか見えていない。理想像の言うことは何でも正しく、たとえ正しくてもどこぞの物書きの彼氏の言うことは勘違いと決めつける。これは終盤まで理想の20年代を絶対視している主人公と全く同じです。
あと劇中のギャグの多くが当時の芸術運動を知ってないとチンプンカンプンなので、そこらへんは少し観客を選ぶ映画でしたね。[映画館(字幕)] 7点(2012-06-10 18:01:37)《改行有》
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