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プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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【製作国 : スペイン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ローマでアモーレ なんと愉快な夢物語。観光客が胸に抱く「憧れのローマ」そのままを舞台に、現実に不思議なエッセンスを加えた夢時間を過ごしました。ウディ本人も登場して皮肉もばっちり。彼の外国人目線がこの映画を最後まで愉しいものにしていました。あの葬儀屋のお父さんは本物のテノール歌手だそうで、時代先取りの舞台は爆笑でした。ツアーなんかやったら体中ふやけて大変だもの、断るわな。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-07 18:08:15)

2.  私が、生きる肌 《ネタバレ》 いつも人物の性別を強く意識するアルモドバル映画。今回斬新過ぎる性別のクロスに驚くけれど、鑑賞してからしばらく経った今思い返すと、結局は「お母さん映画」だったんだな、としみじみ思ってしまう。虎ちゃんやマッド医師をこの世に生み出したマリリアや、我が子を眺めつつ死ぬ医師の妻の姿を通し、男はただただ狂気、女は苦しみ思い悩み続けるという図式を作る。わが子を想い続け諦めない母のために、死にものぐるいで帰還する息子がその愛の強さをいっぱいに見せて最後を締める、かなり変わった母ちゃん賛歌。良し悪しは別としても、他に誰も出来ないなあと唖然とする。バンデラスの娘役の子が、薔薇のつぼみのような愛らしさだった。[映画館(字幕)] 7点(2012-08-08 19:36:45)

3.  ANA+OTTO/アナとオットー 全編、青い霧に包まれたような映像。かといってあまり冷たさを感じないのは、アナとオットーの想いが溢れているからか。でも、後半になって唯一無二の片割れを追い求める狂おしさにブレーキが掛かってしまう。偶然の持つ神秘性も、越えられそうで越えられない稜線を感じてしまった。それでもやはり、二人がお互いに感じている強い引力が眩しくて羨ましい。[DVD(字幕)] 8点(2012-02-06 21:28:33)

4.  BIUTIFUL ビューティフル(2010) 《ネタバレ》 最期の近い親父が見せる、親父なりの美学。そして平行して映される、他の登場人物達の苦い横顔。命懸けで這いつくばってもがいても、思い通りに行かない人生の妙をまざまざと見せつけられる。途中、ウスバルのバックに並んで写るサグラダ・ファミリアと近代的ビル。美しいものも裏の隠れた部分も全て、ありのままのバルセロナを見ろと言わんばかりの光景だった。ひとつひとつのシーンが妙にしつこく、その結果2時間半という長い物語になってしまったけれど、ハビエル・バルデムの力投はそれを補ってあまりあるものだった。[映画館(字幕)] 9点(2011-09-23 01:51:07)(良:1票)

5.  理想の女 《ネタバレ》 脚本が上質。導入からタイトな作りで、台詞も気が利いている。半ばどうでもいい感じの色恋沙汰からあのラストに繋がっていく展開もお見事だった。あまりにも流れるようにラストまで駆け抜けていったのも、この手の戯曲ならでは。告白してしまうよりも胸に秘め続ける方が辛いというくだりや、秘めた母の想いも素直に頷けたけれど、S・ヨハンソンが貞淑な若妻ってところがちょっと引っかかる。見えない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-05 01:29:22)

6.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》 彼らが過ごしてきた25年の時間を思うと、暖色系の画面とは裏腹に鈍い色合いが心に浮かぶ。恋物語より、亡くなってしまった人とそれを想う気持ちのほうに私の心は傾いた。悲しいなあ。登場人物の個性付けや物語の緩急の付け方が巧みで、右と左、手前と奥でいろいろ見せたり、人間と一緒に走ったりもする多彩な画もこの作品の見所。だけどサッカーなのね、どうしたってサッカーなのねアルゼンチーナの情熱は…。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-18 01:29:19)

7.  あなたになら言える秘密のこと 《ネタバレ》 これも非常に静かな映画。全ての物質との間にフィルターを置いて生きているハンナと怪我人ジョゼフとの会話もずっと静かで、どのあたりでハンナの心のスイッチが入ったのかよく分からなかった。彼女の過去があまりにも壮絶であり、その事実にジョゼフ以上に観るものの心がざわついてしまうけれど、孤独を好む人それぞれを映した前半から一転、他人をまるごと包み込んで生きようとするジョゼフ、彼を受け入れるハンナの姿を捉えた人の心のドラマだと思う。最近の流行なのか必要以上に揺れるカメラにちょっと減点。だけど(多分ひいき目が過ぎるけれど)ハビエル・カマラはいつもどおり素晴らしかった。[DVD(字幕)] 7点(2007-11-15 21:51:25)

8.  ボルベール/帰郷 素晴らしい。すっかり魂抜かれて帰ってきた。作中男性は蚊帳の外、何かを背負いそれでも日々を生き抜いていく女性が描かれている。その強さと優しさが画面を包み、ヘビーなシーンもなぜか悲壮にはならず、人肌の温もりを絶えず保っていて暖かい。物語への同調というよりも、自分の心の引き出しにある「私もこうありたい」という気持がふわっと沸き上がるような映画だった。いつもは登場人物の心の在処に迷ったりするアルモドバル作品だけれど、今作はそれもなく、コミカルなセリフもあって楽しく見やすい。多くの女性に観て欲しい。それにしてもこの女性を見る視点、女性を語る手腕、アルモドバルという人は侮れない。[映画館(字幕)] 10点(2007-07-05 00:22:19)(良:2票)

9.  麦の穂をゆらす風 《ネタバレ》 アイルランドを象徴する美しい緑色をバックに、繰り広げられるは銃声と殺戮のシーン。「人間らしい生活がしたい」というもっともな叫びはかき消され、裏切ったとはいえ仲間を殺し、命を賭して自由を手にし、憎き英国軍が去ったと思ったら今度は仲間同士の戦いが始まる。この物語から長い時を経た今でも、どこかで誰かが同じような想いをしているだろう。人の心を引き裂くだけの無惨な戦いはいらない、観た人がそれを強く想い学ぶための映画であって欲しい。最後まで観るのが辛かった。[DVD(字幕)] 6点(2007-04-29 00:46:25)

10.  ハモンハモン 《ネタバレ》 ん。「人は性で狂う」そういうことっすね。どうするこれ?どう点数を付けるこれ?今年一番の、いや今までで一番バカっぽいかもしれない。思い出し笑いで朝まで過ごせそうだ。ハビエルが底知れぬ純情バカを好演、迷言もいっぱい。君はハムだァ~、ハムでやっちゃるゥ~と何でもかんでもハムを使う。君が見たくて借りた映画なんだよ、想像以上の働きをありがとう。そんな君にはお中元にハムを送ろう。[DVD(字幕)] 4点(2006-08-05 02:41:12)

11.  ウィスキー 《ネタバレ》 うん、噂どおりカウリスマキの映画に似ていますね。すごく静かな流れの中で、人々の微妙な感情を丁寧に映しています。ラスト20分くらいは、こんなおっとりした映画を目を剥いて見つめてしまいました。「ウィスキー」の掛け声無しには揃わないハコボとマルタの笑顔がもどかしくて寂しい。タクシーの中のマルタの表情、マルタが抜け落ちてしまった日常でのハコボのセリフにひどく強い孤独を感じました。監督は若干30歳だそうで、間や空気で事を運ぶこんな映画をその年齢で作ってしまうとは驚きです。この先どんな作品を作っていくのだろうな、とちょっと余計な心配も…。でも良くできた映画です。7.5点のところをこの点数で…[DVD(字幕)] 7点(2005-12-01 19:38:44)(良:2票)

12.  ライブ・フレッシュ 今まで見たアルモドバル作品のなかでは格段に見やすかったです。登場人物もストーリーもシュッとまとまって、適度な時間の中に収まっています。ただそうなると、彼の作品の醍醐味「観賞後考え込む」がカットされるので私はちょっと寂しい感じも…。最近の彼の手法に私が毒されてるってコトでしょうか。ストーリーは、いろいろなかたちの愛が絡み合っていましたね。ラテンの直情的な性愛ではなく、もうちょっとひっそりとしたやるせないものを感じました。スタートとラストの出産シーンは監督のスペインへの愛情表現でしょうか。でもあんなにすぐには産まれないよ。[ビデオ(吹替)] 7点(2005-10-10 11:07:50)

13.  バッド・エデュケーション(2004) 《ネタバレ》 この監督は、いつも大事な部分をバッサリ切り落として物語を作り、観る人間を試しているような気がする。“解りやすいようで実はなかなか肝心な扉が開けられない”これが私のアルモドバル映画全般に持つ印象だ。今作は、サスペンスもやたら芝居っけの強い少年時代の劇中劇も隠れ蓑なのだろう。登場人物達の交わることの無い想いを描き、若きエンリケ監督の愛が映画への情熱になり変わったことを映し出しているのだ…。などと偉そうに書いてみても、やはりまだまだ解らない部分が多々ある。どうにせよ、変わったやり方で表現された「愛」なんだと思うけれど…。点数は敢えて5点だけれど、アルモドバル作品には人の心を吸着して引っ張っていく強烈な力があることには間違いない。最後に、どこまで本当なんですか、監督?[映画館(字幕)] 5点(2005-08-08 23:04:33)

14.  マルティナは海 大映昼メロドラマスペイン語版。役者の顔や体が綺麗でも、吹き込まれる命がからっきしダメな場合はこんなにもつまらない物語になるのだ。なんだこりゃ。男も女も何の覚悟もなく抱き合ってるだけじゃ、ちっとも官能的じゃねえよ。特に元夫のナルシストぶりには辟易だった。これじゃ子どもまで無条件で引き受けた金持ちのほうがカッコイイじゃないか。ちゃちで安っぽい愛のお話。[DVD(字幕)] 2点(2005-08-06 03:18:01)

15.  オール・アバウト・マイ・マザー 目の前で死んでしまった息子の想いを抱いて元夫を捜すマヌエラと、彼女と交流を持つ人々の話。全ての人に「母性」と「再生」の光を持たせて話を描いている。息子の死と臓器移植、男から女への性転換、エイズで命を落とす女性と出産、そして父から子どもへ受け継がれる名前…。命が循環する様子がさりげない流れの中に上手に組み込まれている。けれど、この監督の特徴なのかちょっと唐突な展開に納得がいかなかったりで、「なるほどなあ…」以上の感情が湧いてこなかった。しかし、この作品の主人公も随分酷な状況だなあ。マヌエラの繰り返される嗚咽はその度に胸が痛んだ。[DVD(字幕)] 7点(2005-07-25 20:41:46)

16.  トーク・トゥ・ハー なんともはや……。音楽と美術については美しさ溢れている。物語は…ベニグノの狂おしい愛を、「あなたにはどう見える?」と皿にのっけて突きつけられたような気分だ。今の時点ではベニグノを理解する気持ちにはなれないし、「彼は無実です」と例えその場しのぎであろうとも真っ直ぐな瞳で言い放ち、ベニグノを包んだマルコの気持ちは更に理解できない。彼らの友情のプロセスも見えてこなかった。しかし、鑑賞の2時間があっという間だった。とても濃密な時間を過ごした。今はちょっと圧倒された感じで上手く言葉にならない。アルモドバルのパンチが強烈に効いている。この作品もまた観るだろうし、この監督の別の映画ももっと観てみたいけれど、今回は5点で逃げたい。ああ、メチャクチャ…【追記(05.7.19)】ちょっと、あまりにも影響力が強かったので点数変更。[DVD(字幕)] 10点(2005-07-18 02:24:04)

17.  海を飛ぶ夢 《ネタバレ》 まず言ってしまうと、この作品が「尊厳死」というテーマとしっかり向かい合ったものとは思えない。尊厳死を認めて欲しいと支持者と共に国を訴えた実在の人物の様子は描ききれていないと思う。法廷のシーンなどはとてもあっけなかったし、病に侵されたフリアの生死への決断なども曖昧に流してしまっている。この映画の視点は、主人公ラモンの周りにいる、私や多くの観客、そして監督も含めた「普通」の人のものに近いと感じた。日々のつたない大波小波で疲れ切っているロサ、日常の営みで一番多く義弟と向き合い、飛ぶ夢を見るどころか海辺の散歩もままならないマヌエラ、厳しい小言を言われながらも叔父が好きなハビ少年、自分と同じ視点を持った彼らに感情移入してしまうからこそ、愛する家族の胸の内を想い、希望を叶えたい気持ちと彼を手放したくない気持ちとの交差に胸が詰まるのだと思う。歳は取っても可愛い我が子に変わりない、その子が「死」を勝ち取りたいと願う姿を見る爺ちゃんなど、私にはまるで正視できなかった。「尊厳死」でなく、生きていれば誰もが直面する「死」と「命」について、自分自身の記憶も含めて思い起こさせ、ゆっくり向き合って考える良い機会を与えてくれたとは思う。しかし、ハビエル・バルデムの優しい佇まいはさすがのもので、死んでいくシーンよりも悲しげな笑顔の方が一層深く脳裏に残っている。この次はどんな姿の彼が見られるのか、期待が膨らむ。[映画館(字幕)] 7点(2005-06-21 18:00:02)(良:1票)

18.  女王フアナ 最近好んで歴史物を観ているけれど、中世の城を入れたカットや衣装など、画の重厚感がひときわ高く美しかった。狂女と言われたカスティーリャ女王フアナの「女の人生」を追っている。狂おしいほど夫一筋の女と、浮気性の男。時代にかかわらずよくある話、悲しい愛のベクトルを描いている。けれど、君主としてのフアナの姿はほとんど見られず、夫に固執して妊娠する彼女の姿ばかりが映し出され、歴史的背景の書き込みが非常に薄くて、私としては物足りなかった。絵にもなっている、夫の棺との旅の部分もあっという間に終わってしまった。残念。映画で描かれたとおりのあの程度であれば、狂女ではなく単に情が厚いというだけのような気もするが、この時代でここまで情が厚いと、君主には向かない要因にもなるのだろう。夫一筋があだになるとは、人間という妙で深い生きものの歴史には驚かされる。6点(2005-01-23 10:47:03)

19.  スパニッシュ・アパートメント 《ネタバレ》 フランス人青年が1年間バルセロナに留学している間の生活のお話。ストーリーといえばそれだけだが、とても素敵な映画だった。取りたてて起承転結がある訳でもないし、主人公は真面目一徹な男の子。なのに飽きもせず2時間ずっと楽しく観ることが出来た。国籍の違う7人の学生が部屋をシェアする生活は、一人一人のキャラクターがしっかりと確立していてとても楽しかった。主人公が偶然知り合う医師夫婦も然り。人間という愛すべき素材をしっかり活かし、日常の中に潜む「うんうん、あるよねこんな事!」とちょっと吹き出してしまうようなことをつまんで引っ張り出すのが、クラピッシュ監督はきっと上手なのだ。「猫が行方不明」もそんな感じだったけれど、この映画の方がずっと観やすいと感じた。バルセロナの景色は建物も海も美しく、遊び心のある映像もポップで内容に合っていて私は好きだ。混沌とした気持ちの中から将来を見いだす主人公の晴れ晴れとした顔も気持ちよい。なかなか爽快な気持ちになれる作品。8点(2004-11-07 03:01:57)

20.  アザーズ 《ネタバレ》 しっとりと古典的で、美しい映画ではありました。でも、光アレルギーのこととか、なぜニコールの家族に悲劇が起こったのか、とかよくわからなくて消化不良気味。あの使用人三人組の存在も…「共存するしかないのです。」って、ねえ。オチがわかってからまた思い返してみても、んーなんか足らないんだよニコール、母性も怖さも。そして観賞後調べてみてガックリだ。「オープン・ユア・アイズ」の監督だそうで…。何であんなにこじんまりまとまっちゃうんだ?!期待していた方向に伸びてくれなかった。残念。5点(2004-08-30 23:36:58)

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