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プロフィール |
コメント数 |
25 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
頑張りは持続できない。 持続性がなければ私ではいられない。 |
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1. 死ぬまでにしたい10のこと
私は彼女の行動に共感できない。それは至極当然だ。
なぜなら彼女は死を受け入れたことで「本物の」いち個人として生きているから、
誰であっても彼女の本物の魂を触れたり汚す事が出来ないのだ。
第一共感なんて言うモノはこの先「独りで」死に行く者とって何の意味があろうか?
世間で言う道徳とは生きる者にとっての道であり、死に行く者にとっては懐かしい道である。
本物の道徳とは、己にとってのただひとつの正しい道である。
その道が世間とズレているならそんな世間など無視をすればいい。
なぜなら世間に正しいも間違いも無いからだ。
私は私の「正しい道」を進む。そうすればこの世は悪くなんかならない。
人間とはそういう存在だと私は信じている。
人はみな違う。この当たり前の事実が真理として輝くのは己が死ぬときだ。
ある意味人生とは協調と妥協の中で生きる宿命を負わされている。
そんな中で自我の輪郭はボヤケ「自分とは何か」とゆう愚問に人は陥る。
死とはそんな自我を確立させる力であり、唯一の私だけの真理なのである。[DVD(字幕)] 5点(2009-05-09 18:04:37)《改行有》
2. ボーン・アルティメイタム
文句なしの10点満点。ほとんどの人が前作の「スプレマシー」を超えたと判断するだろう。(私は前作のほうが好みだったが)まさに徹頭徹尾抜かりのない作品に仕上がっている。特にボーンシリーズファンにはたまらなく楽しめる映画だ。「アルティメイタム」はそういう意味でも前2作を観てからの観賞をお勧めする。
―――グリーングラス監督の卓越した演出力は健在で、畳み掛ける映像と音で観客の目を引きつけ離さずグイグイと映画に引き込む。これがとても手馴れなのは、ひとえに映画の質を支えるカメラマンと編集マンが前作の「スプレマシー」から変わっていないのも上げられるだろう。音楽のジョンパウエルも続投しているのでシリーズとしての一貫性があり安心して楽しめる。そしてジェイソンボーンの頭脳プレイは本作の見所であるが、これがとてもよく練られボーンの非凡さを遺憾無く発揮している。様々な小道具や美術セット等を応用した攻防はドラマを大いに盛り上げ、アクションシーンは見せたいショットが明確になり、それを軸に素早くカッティングされ前作よりも成熟されている。カメラの高速ズームイン/アウトの使い方も上手く、シーンのテンポが上がり良いスパイスになっているのも見逃せない。特筆はグリーングラス監督のお家芸でもある、カメラと役者の間に遮蔽物を入れ、被写体を大きく遮ってしまう映像だ。乱暴に見えるこの演出が、独自の臨場感を生んでいるのは明白だ。恒例となったカーチェイスは既存に捕われないまたひとつの新しいスタイルを確立している。ぜひ大画面大音響の劇場で確認してほしい。「アルティメイタム」は前作の良さを踏襲しつつ、さらにアクション性とドラマ性を見事に昇華させ、素晴らしくクオリティの高い作品に仕上がっている。これは映画館で見て損なしの映画だ。[映画館(字幕)] 10点(2007-11-06 08:10:00)《改行有》
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