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【製作国 : スペイン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ミツバチのささやき 美しく、生々しい。これに尽きる。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-30 00:35:58) 2. カルラの歌 《ネタバレ》 うーん、私も見る前にニカラグアの勉強をしておきたかった。 カルラがすごく魅力的だった。ジョージはイギリスに帰って、これからどういう人生を送るのだろうか。 愛する人の、自分には重すぎる現実を見て、結局逃げてしまうなんて、生々しい程人間臭い。。。現実はきれいごとじゃないし、きっと自分もそうするだろう。 ちゃちゃを入れるようで嫌だけど、南米音楽のようにカルラの歌がもう少しフィットしていると良かった。 厳しい映画だけど、イギリスでのバスのシーンとか、この映画のケンローチのユーモアセンスは秀逸。 後からじわじわくる映画だった。相変わらず、ローチ作品のゲイリールイスはいい味だしてる。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-02-28 00:52:12)《改行有》 3. ウィスキー 映画ではなく、映像作品として見たかった。もう少しコンパクトにしてもう少しだけ鋭くさせたら、とても良質な映像作品になれたと思う。[DVD(字幕)] 5点(2007-08-04 16:25:01) 4. ブレッド&ローズ ローチ作品の中でもいかにも「社会派」が全面にでるテーマが少し不満だった。社会派映画って社会派映画を見ない人こそ見た方がいいと思うし。 主人公ばかりが主人公でない。世の中には自分の知らない他人の事情が沢山ある。でも譲りたくないものもある。でも、なんか見終わって3ヶ月後くらいにじわじわきた。エイドリアン、いい味だしてたな。[DVD(字幕)] 8点(2007-08-03 13:51:18) 5. マイ・ネーム・イズ・ジョー ローチ作品は、見終わった後、いつも言葉が見つからない。「今」に至るには複雑な人間の感情の課程があり、その「今」がどんな状況であっても、本人にとっての今は人生最大の一大事なのである。ヒーローもプリンセスもいない、この平凡な世界の報われない優しさや伝わらない愛は、なんと美しく切ないのだろうか。[DVD(字幕)] 9点(2007-07-22 18:33:46)(良:2票) 6. 死ぬまでにしたい10のこと まず脚本が荒すぎて良くないし、共感できる、という感じの映画でもない。 が、私はこの映画好きです。画がものすごくリアルでした。日常の切り取り方が上手いと感じました。やらしい感じもなかたし、キャスティングも◎映画の醍醐味である、脚本がそんなに良くなかったにもかかわらず、このリアルな画作りが忘れられませんでした。だから、違うテーマにしたら良かったのに… 他人に勧められる程よくできた映画ではないと思いますが、気に入りました。 私はこの原題が好きなのですが、邦題がひどすぎる。[DVD(字幕)] 7点(2007-07-22 17:12:37)《改行有》 7. SWEET SIXTEEN 《ネタバレ》 個人的に、良い映画とは何なのか、を静かに考えさせられた。 純粋なことは無害ではないけれど、子供にはどうしようもない感情だってあるし、どうにもできないこともある。犯罪者をコケおろす前に、自分がそういう環境に生まれなかったことが幸せだと思わなければいけない。それを分かっていない大人が、犯罪者を生む社会をつくりあげている。人の不幸は貧乏や裕福だけが引き起こすのではない。リアムはまだ青年で、お金さえあれば、一緒に住む家さえあれば、と思ってもがくけれど、家を手に入れても、母親とは一緒にいられなかった。一緒にいられるのに、一緒にいられなかった。見ている方も、彼の本当の不幸は貧しい環境ではなかったことに気づく。 リアムは母親と一緒に暮らしたかった、ただそれだけ。特別なことは、それが人間社会の中で起こっているということ。「じゃあどうすれば良かったのか?」と聞かれても、答えられる人なんていないだろう。 ラストシーン、自分がどんなに望んでも、どうしようもならいことがこの世にはある、ということを初めて知った16歳の背中がいたたまれなかった。 ローチはいつも、殺さず、甘やかさず、ただ見つめる。それがどんなに大切なことか、どんな心が必要か、自分にはまだ分かっていない気がする。すごく尾をひいた映画だった。タイトルが秀逸。[DVD(字幕)] 10点(2007-07-22 01:01:46)《改行有》
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