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プロフィール |
コメント数 |
252 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://kagehinata64.blog71.fc2.com/ |
年齢 |
39歳 |
自己紹介 |
ブログを開設しました(2010年10月30日作成)。 映画と漫画のレビューブログです。 映画のレビューは一部抜粋して「みんなのシネマレビュー」にも載せています。
B級映画が大好きな20代前半、ヒナタカと申します。
かれこれ6~7年はみんなのシネマレビューを見ていたので、今回登録できて感激しています。(2010年7月11日登録)
好きな監督は 岩井俊二 クエンティン・タランティーノ デヴィッド・リンチ ティム・バートン ロバート・ロドリゲス などなど
↓自分の書いたレビューで特に気に入っているのは ・トイストーリー3 ・クレヨンしんちゃん オトナ帝国 ・死霊の盆踊り ・ジブリ作品の大体 です。 |
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1. 愛する人
《ネタバレ》 カレンは家政婦から聞いた母の言葉を知り「何故私に言ってくれなかったの」と言う。
彼女は自分の娘と言葉を交わすことができないばかりか、母親からも心の内を話してはもらえなかったのです。
カレンがギスギスしていたり、パコに気を遣わせてしまうのは、ずっと娘への思いがあったからなのでした。
娘のエリザベスが男から恐がられたり、一人でいるのが好きなのも、同じように母への思いがあったからなのでしょう。
パコの娘はこう言っています「血のつながりより、一緒にいる時間が大事」と。
そのとおりです。家族は一緒にいる時間が長いことが、絆にもなっていると思います。
しかし、最後のエリザベスにあてた手紙にはこうあります。
「今日、エラに会った。38年間を一緒に飛ぶ鳥のようだった。彼女は心のよりどころ(Peace)だ」と。
カレンはエリザベスに会うことはできなかった。
でも彼女の生んだ命に会うことはできた。
それは38年間の悲劇を飛び越えるほどの喜びだった。
子どもって、本当にかげがえのないものです。
原題の「MOTHER AND CHILD」に込められた思いが伝わる秀作でした。
ps:個人的に一番好きなシーンはルーシーの母が「あきれた人ね、あなたが子どもを育てる世界初の女性なの?泣き言いうんじゃないよ、母親になるんだから」と一喝するシーンです。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-24 17:33:44)《改行有》
2. [リミット]
これは良作。
限られた状況のサスペンスで、メイン舞台とは別の「外界」を見せられると個人的には興ざめしてしまうのですが、これは舞台がずっと土に埋められた棺の中です。徹底しています。
観ているこっちが息苦しくなりますが、この状況で90分間飽きさせずに場をつないでいるだけでもすごいのでは。
ただ結末は不満が残るし、イライラさせる要因が多すぎる気がします。
これだけ主人公の「F○CK YOU!」に共感できる映画ってなかったです。
◆ネタバレはこちらhttp://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-29.html[映画館(字幕)] 7点(2010-11-24 17:27:43)《改行有》
3. 瞳の奥の秘密
《ネタバレ》 後半の展開が素晴らしかった。被害者の夫が言う「死刑には反対だ、死によって開放される、羨ましいくらいだ。犯人には空虚な時間を過ごしてほしい」という言葉には大いに共感させられ、それが終盤の「頼む、彼に話をするように言ってくれ」と言うシーンに生かされています。
しかし映画としてはそこまで多くの展開があるわけでもなく、さして面白くないロマンス部分の比重が多くなりすぎている印象を受けます。
「物的証拠」に関する話題が一切登場しないまま、犯人に目星をつけて、犯人が逃げて、そのまま捕まり、挑発にのりあっさり自供するのではすこし消化不良。ミステリー要素よりも人間ドラマに比重を置く作品であることはわかるのですが、最低限の説明や納得できる展開が欲しかったです。
「A」が抜けているタイプライターのくだりも個人的にとってつけたように感じられたのも残念。細部でもったいないと思わせる惜しい映画でした。
◆「トゥモローワールド」を思わせる長回しのおっかけっこはとても面白かった。単館系の映画ですが、こういったハリウッドっぽさが映像に出ているのは個人的には好きです。
[映画館(字幕)] 6点(2010-10-26 18:09:19)(良:2票) 《改行有》
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