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1. 幻影師アイゼンハイム
《ネタバレ》 秋色に霞むヨーロッパの景色が綺麗でしたね。元々手品は大好きなのでイリュージョンは充分楽しめましたが、ストーリー進行は「イリュージョン映画ですが何か?!」ってな感じで雑なところが見え隠れ。あんなにうまく行くのかしら…。身分違いの恋愛とかペンダントとかメロドラマの趣が強くて、女性監督かと思い込んでいました。案外男性の方がロマンティストなのかも。[映画館(字幕)] 6点(2008-08-09 21:22:23)
2. ブラザーズ・グリム
普通の謎解き冒険活劇。普通にファンタジックでちょっと気持ち悪く、女王もスタンダードな美しさ、ユーモアとお伽噺をスパイスになかなか楽しい映画だと思う。でも、ギリアムが普通の映画を創ってどうする?まさか、誰が監督だか忘れてしまいそうな平凡な映画を観ることになるとは思ってもみなかった。オープニングとエンディング、監督想いのJ・プライスの存在意外は本当に普通。自身のテーマである死神(今回は冒頭の魔女)の皮を剥ぎ中身の人間を見せてみたり、現実派の兄と夢世界住人の弟を対立させてみたり、いやに「現実」を持ちだしている印象があった。ギリアム自身の葛藤の現れかもしれないが、やはりギリアムには「ドン・キホーテ」のあだ名に恥じぬよう、周りから嘲笑され蔑まれても誇りを失わず、果敢に夢の悪魔たちに立ち向かっていくいかれた騎士であって欲しい。まだあの独特のイマジネーションの泉は枯れていないと信じたい。ギリアム、戦え![映画館(字幕)] 5点(2005-11-07 23:45:44)
3. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
《ネタバレ》 剣型のノーチラス号がベニスの水路をスイーッと進む…なかなかファンタジックで素敵な画でしたよ。ストーリーの方は、安直な部分もありますがまずまずってところです。細かい中身よりも世界観を楽しむくらいのつもりで観るのがちょうど良いです。伝説の7人を集結させるアイディアと、ケニア、ロンドン、ベニス、モンゴルの氷結湖と世界中を舞台にしたスケールの大きさで目にも楽しく、私は合格点を付けられます。ドリアン・グレイは知らない人物だったので調べてから拝見。ちょこっと調べておいた方が物語を楽しめるかな(先も読めちゃうけど)。しかしショーン・コネリー頑張りますね。ちゃんと格好良い冒険家として映ってましたよ。あとは髭やターバンなど、なかなかお洒落なネモ船長に注目。7点(2004-04-18 20:14:16)
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