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プロフィール |
コメント数 |
203 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
映画とケロロ軍曹をこよなく愛する埜波です。
長いブランクの後、コソーリと復活。 映画を見る気になれなかったところから、這い上がって参りました。 今後ともよろしくお願いします。
現在、ある「ウワサ」に、心躍らせている今日この頃・・・
あたしの点数はハートです。なもんで、 かなり世間の大勢とは違う点数つけてることが多い気もしますが、 まあこんなやつも必要かなと思ってます。 君は君、僕は僕、これ幸せなり。なんつって。 人の感想を自分が肩代わりできる訳ではないし、逆もまた然り。 どんなに酷評されようが、ある人が面白いと思ったら、それはその人にとっては傑作。 ・・・なもんで、あたしは自分の心のままにレビュー致しております。 |
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1. ヴァン・ヘルシング
映画というのは2時間のイリュージョンだと私は思う。目の前を流れる映像はたちまち消えていく儚さがある。その中で、何度も心の中で(例えワンシーンでも)再生してしまうほど、いつまでも心に残る作品に高評価をつける傾向が私にはある。そういう意味では、この映画は逆に位置するもののように思う。とにかく2時間ずっと打ち上げ花火を一番いいところで眺めているような、メリハリの「ハリ」ばかりが立て続けに起こるような息をつかせぬ映像の数々。私は昨日見たばっかりだ。しかし正直に告白すると、あまりに派手な映像が多すぎたためか、一つ一つのシーンはあまりよく思い出せないでいる。それでも私の中では、久々に時間を気にせずに、純粋に映画を見て楽しむことができた満足感が残っている。打ち上げ花火は上がって爆発すればたちまち夜空に消えるけど、「きれいだったなあ」という記憶がいつまでも残るように。もしかすると人は、そんな儚いけれど夢のように楽しく鮮やかで密度の濃い時間を求めて、映画というものを見るのかもしれない・・・そんなことを考えてしまった。
それにしても、まともに映画撮れるんじゃんソマーズ!前からのファンの人には申し訳ないが、「ハムナプトラ」があまりに大味で真剣さを感じられなかったんである。今回忘れられないのがアナ王女がフランケンに「ありがとう」と言ったとき、フランケンがはっとした表情を見せるシーン。ありのままの自分と対等に接する人を求めていたフランケンには、さりげない一言がどんな言葉より重く、だけど純粋に心に響いたんだろう。「理知の光を持つ」と紹介されたフランケンだけど、このシーンでソマーズの映画にこそ「理知の光」が与えられたように思う。
追記:上映が始まった時スクリーンが広がらないのであれっと思っていたが、最後までビスタサイズのままで終わってしまった。でも最近は必要もないのにシネスコを使う映画が多くてうんざりするが(横に長すぎて見ててつらいんですよね)、シネスコを使わなくても楽しめる映像は作れるということを証明する作品だと思う。8点(2004-09-20 16:31:35)《改行有》
2. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
《ネタバレ》 ついついこの前見た「ハムナ○トラ」シリーズと比べてしまうけど、私としてはこっちの方が断然いけますね。やっぱり役者が違う。文学少年(?)ではなかったのでキャラについては知らないのですが、日本で言えばウル○ラマンと仮面ラ○ダーとゴ○ンジャーと月光○面とエイト○ンと宇○刑事とガ○ラが一緒になるみたいな、そんな感じ?(多分違う)元ネタ知っていればもっと楽しめたろうに、それだけは残念。「ハム○プトラ」での欲求不満(軽薄短小ならぬ「軽薄長大」、とにかく薄っぺらくてガックシ。特に人物!)はこちらで見事に解消されました。登場人物のことは知らなくても、彼らはそれぞれに悩みやトラウマがあって、ストーリーの中でそれを乗り越えていく構成がいいです。リーグの中のグレイとその他のメンバーの対比がしっかりしていて、戦いの中でトラウマを乗り越えた6人が勝ち、悪にすがることでトラウマから目を背けたグレイが敗れた。グレイが、避けつづけた自分の本当の姿を見せ付けられた瞬間に、たちまちミイラ化していくのは自分自身を直視する強さがなかったことのように思いますね。それにしてもラストシーンは意味深だ・・・続編希望!だけどもし続編でコネリーが現れたら、怒るかも知んない自分も否定できない・・・(苦笑)7点(2004-09-18 00:37:16)
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