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プロフィール |
コメント数 |
182 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
「刑事コロンボ」旧作全作品批評終了。 「チャップリン長編映画(一時間を越える本人登場作品のみ)」全作品批評終了。 「名探偵コナン」映画……15作品のうち14作品終了。 「黒沢映画」……まだまだ |
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1. サウンド・オブ・サンダー
《ネタバレ》 オチが実にすっきりしない。ドラえもん映画に「のび太の新魔界大冒険」というのがある。これは魔族の攻撃で救いようがなくなってしまった世界を救うために、タイムマシンで過去に戻って「そもそも魔族が生まれたきっかけを取り消す」ことで一度はメデタシメデタシになろうとする。つまりこの映画のオチのつけ方と全く同じなのだが、ドラえもん映画では「ちょっと待って。ボクたちはいいけど、今現在向こうで大変なことになってる人たちはどうなるの?」という疑問が出てきて、やっぱり未来にいって事態を収拾させないと、となるわけだ。そういう発想がこの映画にはないので、あくまで「過去の自分たち」が事前に惨事を回避しようとするということでオチがついてしまい、とんでもないことになった未来は放置されたままになってしまう(主人公だってあの後未来に戻ったはずなのに、どうなったのだろうか)。ここは無茶苦茶な進行になろうとも、視点を未来に戻して「過去が変わったので未来もかわった」という逆進化の波がやってきて町が元に戻るという身も蓋もない(笑)オチにしてくれた方が、まだすっきりできたと思う。[インターネット(字幕)] 7点(2016-12-02 13:06:11)
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