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1. ダンケルク(2017)
面白くない。
とにかく、物語にドラマ性が全然ない。人物描写も希薄で、全然感情移入できない。
映像は「金かけて作ってるな」と思うだけで、映像として楽しませてくれる要素はほとんどなかった。
こんな内容でどうやって面白いと思わせようと思ったのか、ノーランに聞きたいもんだ。
浜、空、海の3つの事象を時間の経過を変えて同時進行させるというのは、少し面白い試みではあるけれど、それで、映画が面白くなってるかというと別にそうでもない。
いまいちな映画。[インターネット(吹替)] 3点(2023-12-12 17:25:11)《改行有》
2. ダイ・ハード4.0
●さすがダイハードの冠がついてるだけあって、映像的迫力はそうとうなもの。
●戦いの中でその場にあるものを使って、一工夫して相手を倒す、というのがこの映画の伝統的な売りだが、もうワンパターンな感じも否めなくない。
●今回はハッカーとの戦い。戦いの舞台はあっちへ行ったりこっちへ行ったりなのだが、初代作や「2」のように、「閉じられた空間」の中で戦う方が好きだなあ。
●エネミーオブアメリカもそうだったが、ネット万能主義が極端すぎる。ネットにアクセスしたら、道路の信号まで操作でき、エレベーターや町の監視カメラの映像まで手に入る。アメリカではそんなところまでネットにつながってて遠隔操作が可能なのか?電気水道ガス通信のインフラ関係から、軍事関連まで思うままに操るわけだが、それらのシステムが外部のネットに物理的につながってるとも思えないし、つながっててもこんだけハックされるってどんだけザルなんだ(笑) まあ映画ってことで。
●ひ弱で軟弱なパソコン青年の心的成長を描くなら、事件前の青年の軟弱さをもう少し掘り下げて描いて欲しかった。
●犯人の一人が腕の入れ墨で「男の心戦い」と入れてるのが一番笑えたシーン(笑)
●パソコン青年とおじさんマクレーンの組み合わせというのは面白かった。世代間ギャップのネタが随所にあった。ネイティブでないからよく分からないけど、まあ何となく理解した。
●全編退屈なく見れたし、それなりに楽しめた。7点。
[地上波(吹替)] 7点(2010-02-04 23:11:41)《改行有》
3. ターミネーター3
《ネタバレ》 前作2でクソ生意気だったジョン君が、今回は純朴そうな青年になっており、大変よかった。同じく前作で説教臭くて鬱陶しかっただけのサラコナーなんかは登場すらしなかった。前作との比較になるものの、不快度指数が下がって素晴らしい。
話題の女ターミネーターは、不気味でうまく演じてると思う。
前半のカーチェイスシーンは圧巻の迫力。ターミネーター同士でトイレで肉弾戦するシーンもハートにビンビン来た。しかし、肝心のクライマックスの部分ではすこし盛り上がりに欠けたのが残念。
結末はいい。実は二人を生きのびさせるための核シェルターだったとか、世界に広がっているネットワークこそが破壊すべき母体だったとか、結局世界が救われないで核の雨が降り注いだりとか、意外性があってよい。しかし、今回、ついに世界が核によって壊滅してしまったようだが、これで次回作なんて作れるのか?あるとしたら核で荒廃した世界が舞台になるのかねえ。[地上波(吹替)] 7点(2007-07-01 02:55:19)《改行有》
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