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プロフィール
コメント数 3885
性別 男性
年齢 53歳

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1.  エレファント・マン 特異な容貌故に見世物にされてきた青年、その彼をこうやって商業映画の題材として描く、という事自体に、メタな要素を感じざるを得ないのだけど、それを意識しつつも、どうもこの映画には、以前から醒めた印象しか持ち得ないのです。今回久しぶりに見ても、それは変わりませんでした。 結局のところこれは、メーキャップ技術の限界を示した映画、としか思えなくて。 微妙な、デリケートな問題、であるが故に、その「作り物」感が、まずもって、気持ちを門前払いしてしまう。 かつて初めて見た頃と違って、今ではネットで調べれば、モデルとなった男性の実際の写真を簡単に見ることができ、確かに、似せようと努力していることはわかるのですが。 ストーリーも人物描写もシンプルで類型的なものとし、あの神秘性を感じさせるマスクも勿体ぶらずに脱がせて素顔(のメーキャップ姿)を画面にさらけ出させて、この「作為の無さ」という作為が、ドキリとさせる面も、これまた確かにあるのですが。 しかし、結局のところ、メーキャップでは描き切れない以上、違和感を拭いきれない以上、その姿はやはり、あのマスクの向こうの神秘に、封印するしかなかったんじゃないか、と思えてしまうのです。 ところでこの映画のテーマ曲、聞くとどうにも、童謡の「叱られて」を思い出してしまうのですが。[インターネット(字幕)] 4点(2021-04-17 15:04:21)《改行有》

2.  エイリアン:コヴェナント 《ネタバレ》 これはもしかしてアレですかね、“エイリアン VS ブレードランナー”の前日譚ですかね。そんな映画がいつかできるとして。アンドロイドは電気ウナギの夢を見るか? 見ないでしょ。 未知の惑星を防護マスクも何も無しで闊歩して、そんないい加減なことでいいのか、と思ってたら案の定、謎の花粉が飛んできて大変な花粉症に悩まされることに。まあ、一作目とは趣向を変えよう、ってのは大いに結構なんですけれども、あの「宇宙服のマスク越しに襲われる」っていう衝撃に比べると、ヌルいというか何というか。一作目って、奇妙な事象の連続で我々をグイグイ引っ張って、謎の連続で前半をアッという間に見せる(後半はパニックでアッという間に見せる)、実にスリリングな作品でしたが、タイトルのうしろに「コヴェナント」をつけただけで、こうもモッサリするものかと。 一作目とは路線を変えよう、趣向を変えよう、ってのは勿論結構ですが、終盤に「実はエイリアンが一匹、船内に」という、とってつけたような原点回帰。しかし一作目の神秘性を削ぎ落された本作では、ずいぶん見劣りがしてしまいます。 という訳で、「エイリアンもよく見ると赤ちゃんの頃はカワイイねえ」という、まあ、そんな作品でした。 本作はニーベルンクの指輪における序夜、らしいので、いつか「神々の黄昏」が描かれるのでしょうか?[DVD(字幕)] 5点(2019-09-08 17:17:51)《改行有》

3.  SOSタイタニック 忘れえぬ夜 おそらくはタイタニック号からの生還者の証言をなるべく忠実に取り入れたのであろう、ドキュメンタリータッチの構成。氷山との衝突から沈没までの描写に映画の多くの時間を費やし、主人公の二等航海士を始めとした乗組員たちの救命作業が、克明に描かれてゆきます。さらには救助に向かうカルパチア号や、比較的近くにいながら事故に気づかなかった船(=カリフォルニアン号)の様子なども描かれて。 もちろん、完全にすべてが事実という訳にはいかないでしょうが、40年後にわざわざタイタニック映画を作る必要ない程度には、よく盛り込まれているかと。 またもちろん、ミニチュア感あふれるミニチュア撮影もありますけれども、傾く船、迫る水、転落する人、といったスペクタクル色も十分で、ドキュメンタリー調の語り口と合わせて、クライマックスに向けた盛り上がりは、なかなかのものがあります。 突然思い出したように挿入される仰々しいBGMは、ちょっとどうかと思う面もありますが・・・。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-22 17:17:09)《改行有》

4.  エンド・オブ・キングダム 余計なものも必要なものもすべて削ぎ落したコンパクト設計、大規模テロでロンドンが壊滅状態(って程でもないけど)という一大スペクタクルを、正味90分ほどの小品に仕上げたという、その奥ゆかしさ。そんなに遠慮しなくても、ねえ。 そもそも、主人公が大量の敵と必死で戦う理由がどこにあるのか、職業に対する矜持なのか、大統領への友情なのか、あるいはテロリストへの憎悪なのか。そういうメンドくさいことはもう描かない。「主人公はもうすぐ父親になるらしい」っていう設定も楽チンで、うん、これなら、主人公と家族の関係をわざわざ描くこともなく、何となく主人公の人物像に肉付けできたようなフリができる(ただ、年齢的に言ってもジェラルド・バトラーにもうひとつ似合わない設定だけど)。テロに襲われるロンドン、これも点数で70点前後かという微妙な完成度のCGを乱発し、サラリと仕上げる。もちろん、パニックに襲われた人々、などというのもメンドくさいから描かない(街が破壊され、さらにカーチェイスまで展開されてるのに、皆さんフツーに歩いてます)。 そこまでメンドくさがって一切合財削ぎとして、じゃあ何を描いてるんだよ、と言えば、ひたすら敵が襲ってきて、ひたすら主人公が戦い続ける、それだけ、ですね。そういう意味では『コマンドー』魂が注入されてます。ただ『コマンドー』の方がよほど、アクションごとに趣向を凝らしていて芸達者。本作は、主人公が無数の敵を撃ち殺しまくるだけ、やってることは派手でも、印象としては地味になっちゃう。特に敵のキャラが立ってる訳でもなし。「誰が敵かわからない」という設定のハズも、基本的にほぼ全員敵だと主人公が承知してるので(笑)、サスペンスにならない。主人公は敵を淡々と撃ち殺し、敵は淡々と撃ち殺される。敵が迫りくる危機感とか、敵との駆け引きの緊迫感とか、なーんか無いとやっぱり、寂しいですね。 長回し(疑似か?)の使用も、それ自体の驚きは薄れてきている訳だし、ああ「恒例の」長回しね、と見られているようでは盛り上がりに繋がりません。頑張ったその気持ちはワカリマスけれど。 さて。次作では(次作があるとして)そろそろ、テロリストが地球自体を破壊するのでしょうか。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-12-11 08:56:00)(笑:1票) 《改行有》

5.  エイリアン2 最初に観た時の感想、「ああ、キャメロン、長編2作目にして(3作目だけど)、早くもヤッちまったなあ」。あの『エイリアン』の続編だしね。それに『ターミネーター』で喜んでくれた皆さんを失望させる訳にもいかないし。きっと、考えに考えて、考え過ぎたんでしょう。ちょっと理屈っぽくなってしまいました。 しかし今になってみると、色々と面白かったりします。前作の生き残りの女性主人公がたくましくなっている。ロボットへの不信感を持っているが、今回のロボットは献身的。なーんて辺りはいかにも『ターミネーター2』の先駆けだし、本作に登場するエイリアン討伐隊(?)の様子なんか、結構『アバター』を思い起こさせます。ただのサービス精神だけで作った作品じゃなくって、初めてそれなりのお金をかけてキャメロンの好きなモノを詰め込んだ作品なのかも知れません。 何にせよ、アイデアたっぷり、ドタバタと事件が次々起こり、飽きさせない作品になってます。前作の設定をある程度順守しつつも、「体液が酸だから普通の武器では戦えない」という設定には半分くらい引っ込んでいただいて、派手なドンパチを展開。エイリアン探知機みたいなヤツはちゃっかり流用して、襲撃をわかりやすく示すとともに、音による緊迫感を出してみせたり。前作が何ともイヤらしい音に満ちた映画だったのに対し、今回は普通に盛り上げるための音と音楽。健全ですね。 個人的には、飛行艇みたいなヤツが墜落したときに、鉄パイプみたいなものが転がってきてカランコロンと安っぽい音を立てるのが、気に入ってるんですけれども。 ラストは、これぞ考え過ぎ、といった感じですが、いやいや、これぞエンターテインメント。結構ではないですか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-31 15:15:31)《改行有》

6.  エイリアン コワい映画を、ちゃんとコワく不気味に作ってる、というまさにその点で、称賛に価する作品だと思います。 まずタイトルの出し方がやけにカッチョいいんです。というのはさておき。 ノリはオバケ映画で、まず冒頭の無人のノストロモ号がどう見てもオバケ屋敷。実に不気味でヤな感じですね。誰もいないのに勝手にチャカチャカ動き出すのがまた気持ち悪い。で、別に無人だった訳ではなくって、長期睡眠中だった乗組員がポツポツと起きてくる。彼らは何事もなかったかのように会話を交わしながら食事をとり、まるで映画のカメラも無視してるみたいな白々しさ、朝のボンヤリした雰囲気。 ノストロモ号はどこもかしこも古びた感じでオバケ屋敷っぽい。蛍光灯が頼りなくパチパチッて灯ったり。しかし「マザー」の中だけはきらびやかで、神秘的というか、怪しい宗教を思わせるような。で、やはりといった感じで、「マザー」のご神託は乗組員に危機をもたらすことになります。 この映画、子どもの頃は「映画全編にわたり、エイリアンが宇宙船の中で殺戮を繰り返す」という印象を持っていましたが、実際には、ショッキングなチェストバスターのシーンまでで、すでに映画のほぼ半分が経過してます。前半、次から次に変なモノばかり見せられるから時間の経過が早く感じられたんですね。未知の生物のグロテスクさ、その一方で体液がメチャクチャ強い酸、だなんて、急に理系チックなところを見せたりして。勿論、この生物を簡単には倒せない、という秀逸な設定でもあるけれど、床を溶かして見せるだけならともかく、下の階までブチ抜いて溶けていくところを見せつけるのが、念が入っててこれまたイヤらしい。 後半は、まさにオバケ屋敷同然のノストロモ号の中で、オバケそのもののエイリアンが襲い掛かってくる展開。映画も残り半分ですから(ラストに少しお時間を頂くので、まあ、半分弱ですね)、実にスピーディに展開していきます。エイリアン以外に、ロボットのオバケも出てきますから、なかなか忙しい。ノストロモ号内部、ただでも迷宮のような廃工場のような不気味さなのに、さらに船内は実にヤな感じのノイズ音にあふれていて神経を逆なでし、そこに登場人物の緊迫した息遣いの音なども加わって、聴覚からも不気味さを訴えかけてきます。ああ、ヤだね。コワい映画たるもの、こうでなくては。 ラストの思わぬオマケの展開も秀逸。超自然的なオバケ映画だった作品を、気持ち悪さマックスまでいったん高めた後、合理性でスパッと終わらせる。これ、何となく気持ちいいのです。ただ、ここでなぜかハワード・ハンソンの交響曲第2番が流れてくる(全3楽章のいずれにも登場するメロディですが、第一楽章終盤かな?)。ちょっと和やか過ぎる音楽で、張り合いが無い気もするのですが。[CS・衛星(字幕)] 10点(2016-10-31 14:33:35)《改行有》

7.  エクソダス:神と王 《ネタバレ》 どうして「神と王」が複数形なのか、わかりませんでしたが、それはともかく、スペクタクル映画。前半にはダイナミックな合戦シーンがあり、後半には「十の災い」がオドロオドロしく描かれたりもするのですが、でもこの場面をパニック映画指数全開で本気で描くんだったら、まずその予兆からジワジワと見せていく方が怖いんでしょうけどね(まず音だけ聴かせて異変を匂わせるとか、カエルの数匹でも見せてから数を次第に増やしていくとか)。このあたり、本作は生真面目というか淡泊というか、工夫が無いというか。みなさんお待ちかねのクライマックスでも、海は割れません。津波の前に一時的に潮が引く、自然現象としての描写。ああ、生真面目だなあ。 しかし実際のところ、本作はあくまですべてを自然現象として描いているのだろうし、だからこそ、モーセにだってどうにもならない。そもそも、ここでのモーセは、結構普通のヒトだったりもします。巨大な脅威を前にした人間の小ささを描くスペクタクル作品。そういやあの崖崩れで無数の戦車が落ちていく場面などは、荒唐無稽なまでにゴーカイでした。そういう意味での見応えは確かにあったかな、と。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-28 16:47:30)《改行有》

8.  英国王のスピーチ 吃音症の王様がスピーチの練習をする、というだけのオハナシで、これといった大きな事件もないのに、親しみやすい娯楽作品に仕上げている点はまず、さすがだとは思います。背景の美術にもこだわりを見せながら、会話のシーンではあえて表情のアップを多用し、最後に画面を引いて背景を見せつけるあたりも、自信の表れなんでしょうかね。そしてもうひとつ、表情のアップを映画の主軸に置く理由としては、観る者を登場人物へ感情移入させようという計算も働いていそうです。だもんで、観終わって、ああよかったね、ってことにはなるのだけれど、しかし何か物足りない。ここには、「表情」や「人のよさ」はあるけれど、肝心の「行為」「行動」ってのがあまり描かれてなくって。役者の表情ってのは、一見、説得力があるように見えるけれど、映画に本当に説得力を持たせ、印象深いものとするのは、そこに盛り込まれるエピソードの方にこそあるんだと思うのです。本作はその点、少々弱い作品、という気がいたします。だいたい、最後のスピーチの場面で感動するとしたら、スピーチする姿に感動しているのやら、ベートーヴェンに感動しているのやら、知れたもんじゃないですし。あと、そうそう、どうしてこうも、ウィーン拠点の作曲家の曲ばかり挿入するんですかね、何とかイギリス音楽から見つくろえないもんですかね。こういうところがイギリス人の度量の広さと言えなくもないですけれども。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-21 23:41:32)

9.  エラゴン/遺志を継ぐ者 火を吐くドラゴンにまたがって戦って…という、お約束系ファンタジー映画。ドラゴンのCGの質感が素晴らしく、さらに人間がドラゴンに触ったり乗ったりと、本当に特撮がよく出来ています。だけど、特に後半、異常にサクサクと物語が進むあまりにもセッカチな展開(皆さんおっしゃられているように、このまるでダイジェスト版を観ているかのような、展開の早さ、タメの無さ、尋常じゃないです)、こちらの気分は到底このペースについていけません。ラストはまるで続編を作る気満々のような終わり方、そう思うと何だか、主人公のお兄ちゃんの笑顔の裏にも「続編作ってくれるかな。続編でも僕を出演させてくれるかな」みたいな期待感が透けて見えた気がしてきて(そりゃもちろん気のせいでしょうけど)、なんだかセツない気分になってくるなあ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-28 22:26:59)(良:1票)

10.  エクスカリバー(1981) アーサー王伝説を題材にした作品ですが、面喰ってしまうのは、このアッサリぶり。奇跡とか神秘とか魔法とかいった素材が、「ホレここが見どころだよ」みたいな作為的仰々しさをもって描かれるのではなく、むしろまるで日常と隣り合わせのごとくアタリマエのように描かれるようなところがあって。要するに、「この時代の感覚は、現代とは違うんだよ」と、ある意味、現代人にはワカラン世界であることが前提になっとります。例えばベートーベンの交響曲を当時の編成と古楽器で演奏したら、現代人の耳には意外に変な曲だったりするようなもんですかね(あ、ちなみに本作、イギリスのお話なんでしょうけど、音楽はバリバリのドイツ音楽でございます)。そんなこんなで、重厚と言うよりはファンタジー、でもやっぱり何だか地味。そもそも、よくわからん冴えない兄ちゃんがいきなりエクスカリバーを引っこ抜いた時点で、他の登場人物たちならずとも、「お前、誰やねん!」と叫びたくなる(そりゃま、アーサーなんですけれども)、そういう地味さがある訳ですね。映画をじっくり楽しみたい方にオススメ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-28 22:22:09)

11.  エイリアンVS. プレデター うーん。予想したよりさらにヘボかった。映画の設定を、登場人物に遺跡に刻まれた文字を読みあげさせることで片っ端からセリフ説明させてしまう、という、このやる気の無さ。それならそれで、我々が観たい“バトル”を徹底的に充実させてくれるんなら、「まー要するに設定なんかどうでもいい、って訳だな」と、ワタシも納得できたと思うんですけれど・・・この映画、『エイリアン』よりも『プレデター』よりも、エンジンかかるの遅くないですか? 元映画に負けてませんか? 以前別の映画で出てきたモンスターがまた出てきて、新鮮味の無い映画だなあ、という印象だけが残る映画。ついでにランス・ヘンリクセンも出演させておけば、我々が喜ぶとでも思ったかい、ふん。ラストに至っては、プレデター2の二番煎じ(つまり出がらし)。[地上波(字幕)] 5点(2010-01-03 08:55:17)

12.  えびボクサー これがホントの異「種」格闘技戦! と言いたいところだけど、試合らしい試合は無し。それどころか、途中、違う意味の「格闘技」が始まっちゃう始末。とほほほ。観ていても勿論こんな世界についていけるハズもないし、実際そういう意図で作られております。映画を観るものの意識は、時に呆れ、苦笑し、時にイライラもし、そして時には誤ってホロリと来たりもする。映画と意識とがシンクロしつつも微妙なズレを生じる、いわばそのヘテロフォニーこそが、本作の魅力なのですね(←意味不明)。ちなみに亀田兄弟のピンポン球練習法は、この映画に触発されたもの・・・んなワケないですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-27 12:47:17)

13.  SF巨大生物の島 《ネタバレ》 この映画、子供の頃はどうしても好きになれなかったんですよ。私にとってこの映画は『「ニセ」巨大生物の島』。そう、当時の私にとっては、巨大ネズミが襲ってくるアノ迷作映画こそが真の『巨大生物の島』。そりゃま、特撮の出来は後者に圧倒的に分が無いけど、緊迫感では後者の方が上(あくまで映像のヒドさに目をつぶれば、ですが。でもウルトラマンなどを観て育った関係上、ミニチュア撮影って意外と抵抗ないんだなあ、これが)。本作『SF巨大~』の方が先に製作されてるのにニセモノ呼ばわりするのも変ですけどね。この映画、何だか冒頭からあわただしい割には、中盤、ストーリーと言えるものがほとんどなく、たまに巨大生物が現れては大騒ぎするだけ。緊迫感に欠け、後半に至っては巨大生物などそっちのけになってます(別に巨大生物など出て来なくても成立しちゃうオハナシのような気も)。長々と無人島で生活しているくせに何だか皆コザッパリしてるし、中には髪型ビシッとキメてる奴までいる。変です。しまいにゃネモ船長が登場、しかし巨大な貝を背負ったオマヌケな格好で何やら偉そうなこと言ってるのが、観てて薄ら寒い。とにかく、全体的に変です。でまあ結局、巨大生物は実は食糧難解決の切り札、だそうなんですが、最後に出てくるあのミョウチクリンな軟体動物、あれも喰えるのか?あれはアンモナイトか?オウム貝か?それともあの目つきは宇宙怪獣バイラスか?いや責めてるわけではないですよ。ああいうのが観たいんです(笑)。要するにね、例えばカニをそのままストップモーションで動かしても、あんまし面白くないんだなあ。ハリーハウゼンの魅力って、まずはモンスターの造形だと思うんですよ、そしてその奇妙なモンスターがストップモーションによって命を吹き込まれる驚き。この点ではやはりシンドバッドシリーズに肩入れしちゃう。本作でも中盤の巨大鳥(ディアトリマ?)なんかは結構好きですね。そんな訳で、昔よりは愛着の沸いてきた映画ではあるものの、色々と残念な部分もあるように感じられます。6点(2004-09-19 01:33:51)

14.  エントラップメント 赤外線センサーくぐりを撮影したいがために作ったような気がしないでもないですな。しかし『皇帝密使』でサミュエル・ホイが使った突破方法の方がアタマいいぞ(実際には無理だけど)。と言う訳で、あとは驚く程、フツーの映画です。この映画を「スゲー面白い」と誉めてくれた人がいたのですが、どの辺がスゲー面白いか聞きそびれたのが心残りです。5点(2003-10-18 01:26:28)

15.  エバースマイル、ニュージャージー 歯医者さん版「カンゾー先生」てな感じのロード・ムービーです。ほのぼのしてて、でも何となく一抹の寂しさが残らんでもない、そんな映画。7点(2003-05-17 13:02:03)

16.  英国式庭園殺人事件 P.グリーナウェイ&M.ナイマンコンビの贈る、爆睡映画。面白くもなーんともないヨ。ただ、映像の左右対称の構図が知らぬまに視神系に焼き付いたのか、その後別の映画で同様の構図を見かけると、ついついこの映画を思い出してしまうのですが。2点(2003-05-17 11:12:06)

17.  エリック・ザ・バイキング 基本的にはモンティ・パイソンの面白さがよくわからん私としては、この映画にも同様の感想を持ってしまうのですが、噂の「関根勤登場シーン」はかなり笑いました。未見の方のため、ネタはばらしません。6点(2003-05-16 23:22:49)

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