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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. オリエント急行殺人事件(1974) 列車オリエント号で起こった殺人事件に、名探偵ポワロが挑むミステリー。 原作自体の出来がいいのか、ストーリーが非常に面白い。登場人物がかなり多い作品だが、 列車の中という閉塞的な場所でお話が展開するので、場面があちこち飛ばず判り易かった。 (疲れていて集中力が散漫な時などは、お話に置いていかれる人もいるかも) もちろん細かいキャラ描写の不足や、事件が起きてから解決に至るまでが一直線過ぎる、 という弊害もあるにはあるのだが、これは限られた時間内ではもう仕方がないのかな、と。 ミステリーものとしてはあまり類を見ない、変わったラストが印象的でポイントが高い。 豪華列車での旅の雰囲気も味わえ、出演しているショーン・コネリー、E.バーグマン、 ジャクリーン・ビセットなどの大物俳優が、こちらの目を存分に楽しませてくれる。 お薦めのミステリー映画。[DVD(字幕)] 8点(2011-09-24 20:37:18)《改行有》 2. オペラ座の怪人(2004) 何度目のリメイクか。とても映像のきれいな作品。完全なミュージカル仕立てで、 会話もすべて歌で表現しており、これはちょっと生理的に受けつけない。 というか、それ以前に吹き替えでの鑑賞は大失敗だった。あまりにも安っぽすぎて、 演出がいいのか悪いのかさえわからない。機会があれば、次回は字幕で観たいと思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-09-22 09:08:24)《改行有》 3. オーメン(1976) 「エクソシスト」とともに、70年代を代表する恐怖映画。 「エクソシスト」は映像的にインパクトのあるシーンが多かったけど、 本作はじわじわと内から恐怖を与えてくるような手法で、シナリオの出来もいいし、 子役の男の子がかわいくて、それが恐怖をいっそう煽らせてくれる。 映像演出はさすがに今観ると古さを感じるが、それほど気持ちの悪いシーンもなく、 万人向けの作品に仕上がっていると思う。お薦め。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-31 13:31:25)《改行有》 4. オリヴァ・ツイスト(1948) 少年の出生の秘密で物語を引っ張る展開は良かったんだけど、 中盤から少年の周りの人間たちに焦点が当てられたため、 主人公はただストーリーに流されるだけの存在になってしまった。 キャラの描写不足ということで、今ひとつ感情移入ができず、 本来なら感動のラストも印象が薄いという結果に。 演出自体はいい方だと思うんだけど、映像がかなり暗く、特に冒頭部分は恐怖映画を観てるよう。 この物語の構成なら、確かにミュージカルにしたほうが楽しめるかもね。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-14 20:59:11)《改行有》 5. 追いつめられて…(1959) 推理サスペンスの要素は薄く、どちらかといえば人間ドラマに重きを置いた作り。 おマセでひねくれ者、"嘘つき"少女という設定が、この作品のキーポイントになっており、 少女役の子役さんはハマリ役といった感じで大変良かったんだけど、 序盤で彼女の孤独さをもっと表現できていたら、さらに感情移入できたかと。 終盤からラストにかけてはありがちな、少々ベタっぽい展開だが、さっぱり目で許容範囲内。 ある人物のラストのセリフがよかった。万人向けの佳作。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-25 05:38:59)《改行有》 6. おませなツインキー 軽いタッチのラブストーリー。ブロンソン、珍しく髭がない。 ヒロイン役の女の子がコケティッシュでかわいいんだけど、おませでわがまま、 天真爛漫のキャラを前面に押し出した作りで、ややアイドル映画っぽい雰囲気。 ブロンソンはあくまで脇役だけど、彼女に振り回される渋い顔が愉快っス。 ストーリーや演出は今ひとつだが、とりあえずかわいらしい映画だった。[DVD(字幕)] 2点(2011-07-19 19:29:32)《改行有》 7. 落ちた偶像 前半は何をやってるのか訳がわからず、 この映画いったい何だろ?と思っていたんだけど、物語が動き始めた後半からは楽しめた。 ラストのシメは一風変わっていて、なるほどと感心。前半も伏線になっていたようだ。 時間はもっと短くてもいい。そちらのほうが、より引き締まった内容になっていたと思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-19 12:27:05)《改行有》
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