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プロフィール |
コメント数 |
159 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。 映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。 吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。 |
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1. ハンターキラー 潜航せよ
いかにも世界警察アメリカ的なご都合主義だけれど、潜水艦映画らしい王道のエンターテイメント。
さらに、救出作戦愚連隊もの、世界を救う007や、サブマリン707的な要素まで。
サービス満点。これで楽しくない訳がない! 鑑賞せよ!![DVD(吹替)] 7点(2019-10-29 15:21:32)《改行有》
2. バーバラと心の巨人
《ネタバレ》 近親者の 死 に対してどう向き合い
残される者として、その喪失をどう昇華するか・・・
それは、映画のモチーフとして
幾多の作品で、繰り返し繰り返し描かれて来た。
STAR WARS におけるオビ・ワンの死・・
この世界の片隅に における晴美の死・・
本作は、美しい自然描写を背景に
北欧神話の怪物と戦う孤独な少女の姿を描いているが
そこには〝1つの死〟が隠されている。
ただ、その死が明らかになった後の展開が
多少お決まり過ぎる感じで・・ちょっと残念だった。
この映画を観た同じ日に観た作品が、偶然にも
同じく死の昇華を描いた「若おかみは小学生!」で
相対的に こちらの評価を低くせざるを得なかった。
いい映画なんですけどね・・[映画館(字幕)] 6点(2018-10-24 22:29:15)《改行有》
3. バンデットQ
《ネタバレ》 天才テリー・ギリアムによる奇想天外な冒険ファンタジー
1981年に公開されたこのファンタジー映画は、まだデジタルVFXのない時代に、それを逆手に取ったような超リアリズム映像とアナログSFX、ユーモアと風刺と不条理と遊び心で〝時間と空間の抜け穴を記した地図〟を巡る冒険を描いた物語。
イギリスのコメディ集団「モンティ・パイソン」唯一のアメリカ人で、「未来世紀ブラジル」「12モンキーズ」など独特のブラックユーモア的世界観の傑作を生んだテリー・ギリアム監督が、虚実入り混じった歴史の名場面、誰もが知っている童話、果ては神と悪魔の対決を、ごった煮スープのように詰め込んで料理したカルト映画です。約2時間の空想の旅を、少年・少女に戻ってご賞味して頂きたい。
アガメムノン王やロビンフッド、ナポレオンの話をしながら親子で楽しんで観るなら、日本語吹替版がオススメ。
余談だが、製作35周年Blu-rayの吹替え音声は、新たに吹替を追加しTV放映のカット部分を補完した完全吹替版となっている。デヴィッド・ワーナーの魔王はテレビ吹替えと同じ羽佐間道夫さんが再演。また、TV版で主人公ケビンを演じていた浪川大輔さんが再録ではケビンの父親役で出演している。
現在、映画における架空世界はすべてCGIで描かれいて、それはそれでCGならではの完璧な美しさがある。が、ほんの十数年前までは、本作のように実物大のセットとミニチュアを撮影し、光学的にアナロク合成していた。決して完璧ではないが、だからこそ実在感があり、温かさがあり、いびつな魅力を持ち、結果、シュールで味わい深い映像が生まれている。
テリー・ギリアム監督の作品は、非常にこだわった美術が特徴なので「バンデッドQ」に魅力を感じたら、「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」と「バロン」も是非、観て欲しい。
劇場で見た時から至高の映画なので10点。(客観的には…7点)[ブルーレイ(吹替)] 10点(2016-08-08 17:34:48)《改行有》
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