みんなのシネマレビュー
鱗歌さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3885
性別 男性
年齢 53歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456789101112131415161718
投稿日付順123456789101112131415161718
変更日付順123456789101112131415161718

321.  アシャンティ その昔、日曜洋画劇場で観たこの『アシャンティ』とか『アイランド』、はたまた劇場で観た『ジョーズ’87/復讐篇』あたりの印象から、私はマイケル・ケインという人について、“プチ・アドベンチャーなオヤジ”という印象を持ってました。実際、自ら一生懸命泳いでみせたり、そこそこ体を張ってるとは思うのですが、どうも“プチ冒険”の枠を出ていないのです。この『アシャンティ』も、アフリカで黒人の妻を人身売買者に誘拐され、それを追跡する医者のオハナシでして、砂漠の過酷な追跡劇を描いた作品のハズなのですが、どうもあまりその過酷さが映画に見えず、どこかノンビリした印象を受けてしまう。「これは実話なんです!」と意気込んで見せても、なーんかヌルいのよね。挿入される音楽は大自然を思わせるどころか、えらく日常色豊かなユルい音楽だし、真面目な「実話」かと思ったら妙な呪術が登場するし。乱闘シーンはまるで気合いが入って無いし、チョイ役に甘んじるW・ホールデンにO・シャリフ、何しに出てきたのやら、単なる小遣い稼ぎかよ、と言いたくなっちゃう。そして極め付けは、その昔日曜洋画で観た時から脳裏に焼き付いて忘れられない、海面キラキラのラストシーン(いやむしろ、記憶よりもはるかにキラキラしてて、ビックリした)。この能天気な超ファンタジー色は、一体どういう発想から生まれるのだろうね。「実話だ」とか言いながら、まったく社会問題を提起する気、ないでしょ。いや、別に、映画でアジって欲しくないから、これはこれでいいんだけど……いいや、良くない、だって、感動を呼ぶハズのシーンで、笑いを呼んじゃうのだから。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-03 08:14:51)(良:1票)

322.  オデッサ・ファイル ごめん、乱読してた頃に読んだとは言え、驚く程記憶から飛んでしまってる、フォーサイスの原作。勢いで書いた「ジャッカルの日」の面白さ、特に後半の、ターゲットに迫り来るジャッカルと、加速度的に拡がる捜査網と息詰まる追跡劇は、映画も大いに楽しめたとは言え、興奮度では小説が数段上。と言う訳で期待して読んだこの第2作「オデッサ・ファイル」、某大な取材に基づく労作みたいだけど、肝心のストーリーが、地味といか行き当たりばったりと言うか(ということを本をパラパラめくって思い出す。ごめん、やっぱり内容を殆ど憶えていない事も確認される)。このたび、映画は初めて観ました。ははは、何だか小説よりなお若干、地味ですなあ。などと、小説の中身を殆ど忘れていた自分が言うのもナンですが。主人公のキャラクター自体が特徴が乏しくて地味。そんな主人公が、なぜこんな危険に飛び込むのかもピンと来なければ、なぜこうも危険な任務をスイスイこなすのかもピンと来ない。巨悪に挑む割にはユルい展開にも思えてしまって。なお、前者の「動機」については、最後にある真相が明かされ、小説として読む場合にはそういう「思わぬ真相」も仕掛けとして楽しめたりするけれど、映画でコレをそのままラストでやられると、ちょっとガクッときてしまう。何しろ、そこまで映画を通じて行ってきた「描写」を、「言葉」によって再度意味づけしようってんだから…。すみません、小説版はイマイチ、映画版はバカ正直で小説の欠点を補う工夫が無い。というのが私の感想です。 大御所が担当する音楽も、スバラシイまでにヘンテコでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-04-06 15:17:56)(良:1票)

323.  怪獣ゴルゴ 《ネタバレ》 イギリス製のキグルミ怪獣映画。怪獣の微妙なサイズといい、“怪獣をとっつかまえて都会で見世物にする”というストーリーと言い、『キングコング』のパクリかと思えば、さにあらず。怪獣が微妙なサイズなのは、実はそれが“ミニラ”であったからでして、後半は、“ミニラ”救出のために巨大親“ゴジラ”がロンドンに上陸、破壊の限りをつくす、ってなオハナシ。キグルミ怪獣ってのは、前屈姿勢の最近のCG恐竜とは違って、背筋がまっすぐ立っており、ダサいと言わればそりゃダサいですけど、建造物を次々に破壊していくのはやっぱり、こういう怪獣の方がサマになります。破壊されるミニチュア建造物の作りも精巧で、見事なもの。群衆パニックシーンや軍隊出動シーンと折り合わせてダイナミックな仕上がりに。怪獣の方も、キグルミとは言え、怪獣の耳を動かしてみせたりする芸の細かさ(あれって多分、耳だよなあ)。さらには実物大の赤ちゃん怪獣を登場させるなど、何かと気合いの入った作品になっているのですが。……では、そんな気合いの入った本作の、一体何が気に食わぬかというと、まあ、「上記した点以外、すべて」とでも言いますか。ワクワクさせるような冒険モノの要素も何もなく(そこが『キングコング』と全く違う点)、ひたすら単調な語り口。肝心のロンドン襲撃のシーンだって、「名所を破壊しておけばとりあえずスペクタクルシーンになるでしょ」みたいな安直なノリで、でも破壊とパニックが淡々と並べられているもんだから、無味乾燥な印象が拭えません。その挙句、「怪獣親子仲良く帰っていきましたとさ」っんだから、そりゃま、日活の某怪獣映画とか、それこそ某CG恐竜映画の第2作とかに影響は与えんたんでしょうが、「おいおい、駆け足の描写で辿り着いた結論が、これかよ」、と、まあ正直、何の余韻も残らない訳ですが。そんな作品でもいいから、怪獣映画の歴史のひとコマを見てみたい、という方は、どうぞ。[DVD(字幕)] 5点(2012-06-17 08:21:15)

324.  ナイル殺人事件(1978) 監督はジョン・ギラーミン、スペクタクルならオイラにお任せ。クリスティ『ナイルに死す』の映画化とくりゃあ、これはもうゼヒとも、あの雄大な遺跡群を豪快に撮り上げてやるぜ。いや実際、ピラミッドを登るシーンなんて、どうやって撮ったんでしょうねえ。しかし・・・ごめん。実はあんまし楽しめなかったのよ。大味過ぎて。原作は確かに長いけど、それでもこの映画はチト長過ぎないかしらん。エジプトの光景を映画に織り込んで盛り上げてくれているのでしょうが、あまりメリハリが無く、意外に気分が乗りませんでしたスミマセン。ポアロが誰かを疑い問い詰めるたびにいちいち“犯行再現ダミー映像”が流れるのも食傷気味(これ、やり過ぎると、ラストの真相解明シーンまでもが並列的になり、どうでもよくなってくる)。ま、原作はクリスティ自身がお気に入りの一本だったものでもあり、プロット自体は楽しめるものに違いないんですけど・・・。ところで、前半の「落石事件」って、映画の中で“きちんと正式に”解明されてたっけか?(こういうのも、“犯行再現ダミー映像”の副作用ですよねえ)。もしかして、○○○の役を、あまりイメージに合わない△△△なんていう役者にやらせるから、この辺りの収拾がつけられなくなっちゃったの?[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-28 16:56:39)

325.  エイリアンVS. プレデター うーん。予想したよりさらにヘボかった。映画の設定を、登場人物に遺跡に刻まれた文字を読みあげさせることで片っ端からセリフ説明させてしまう、という、このやる気の無さ。それならそれで、我々が観たい“バトル”を徹底的に充実させてくれるんなら、「まー要するに設定なんかどうでもいい、って訳だな」と、ワタシも納得できたと思うんですけれど・・・この映画、『エイリアン』よりも『プレデター』よりも、エンジンかかるの遅くないですか? 元映画に負けてませんか? 以前別の映画で出てきたモンスターがまた出てきて、新鮮味の無い映画だなあ、という印象だけが残る映画。ついでにランス・ヘンリクセンも出演させておけば、我々が喜ぶとでも思ったかい、ふん。ラストに至っては、プレデター2の二番煎じ(つまり出がらし)。[地上波(字幕)] 5点(2010-01-03 08:55:17)

326.  間諜最後の日 そうなんです。「最期の日」ではなくて「最後の日」なんです。だもんで、実はのんびりムードが漂ってます。正直、結構どうでもいいお話かも知れません。後半やや意表をつく展開ですが、どうでしょう、うん、どうなんでしょうね。えへへ。やっぱりあんまり面白くないかも(笑)。前半の雪山、後半の列車など、さまざまな舞台を映画に織り込んで見せてくれるところが、まあ、面白みではあるのですが。5点(2004-04-18 01:55:30)

327.  007/黄金銃を持つ男 《ネタバレ》 こないだ夜中にこっそり放送してたから久しぶりに観たけどやっぱりあんまし面白くないねえ。今回の敵は、スカラマンガという、不細工な鉄砲を持ってる事と、乳首が3つある事以外に何の取柄も無い男。演ずるはクリストファー・リーなもんで、貫禄の無さに拍車がかかる(最後のヤラレぶりも非常にあっけない)。ストーリーが凝ってる訳でもない(楽勝で敵と接触)のに、アクションもイマイチ少ない。まあしかし、変なアジアが堪能できるという点では、かなりのハイレベルに達しています。スモウレスラーにあんな弱点があったとは、気づかんかったね。現役力士は参考にされたし(ウソ)。後半、スカラマンガのアジトには、なんと液体ヘリウムがナミナミと入ったタンクが! 液体ヘリウム、沸点4.2Kだよ。蓋すら無いタンクに液面むき出しのまま(零度以下に保つべしとの謎の注意書き)。おかげで、後でスカラマンガの部下が転落し、大惨事に。うーむ。むちゃくちゃだ。それにしてもロジャー・ムーアはスケベそうな表情が似合いますね。本作では特にスケベそうです。5点(2004-04-04 01:05:14)

328.  スパイ・ゲーム(2001) CIAをまさに引退しようとしている初老の男、演じるはレッドフォード・・・これがレッドフォード? そもそも、「初老である事」と「レッドフォードである事」は相容れないもの、彼は歳くっちゃいかんのだ。ってまあそれは無茶というもんだけど。さてこの映画。ブラピが中国にとっ捕まって、24時間以内に何とかせにゃ、死刑になっちまう、ってな設定なのに、大半はレッドフォードが延々と思い出話にふけり続けるだけ、という妙な内容。トニー・スコットも、さすがにこれは緊張感無さ過ぎるということだけは気づいたらしい。何とか盛り上げようと、もう映像テク満載にしております。これは結論から言うと、完全に裏目に出てると思います。本来、もっと静かに語られるべき映画じゃないんですか? 無意味なカット割りを始め、別段目新しくもないテクニックを際限なく連ねており、まあ確かにここまで徹底的に映像をいじるのはゴクロウサンなこっちゃ、とは思いますが・・・少々しつこいし、なんか映画全体がウソ臭くなっちゃったのよね。お陰で緊張感をさらに希薄なものにしてしまってます。この映画はせめて、もっとじっくり、ジワジワ盛り上げながら描かれるべきだったハズなのに。もしかして、トニー・スコットという人は、我慢の足りないヒトなのではないかと思ってしまいました。ゴメンね。5点(2004-04-03 22:28:00)

329.  暗闇でドッキリ これもなんだか私にはとっつきにくい映画ですねえ。勿論セラーズのクルーゾー警部が見られるというのは、それだけで非常にケッコウな事、には違いないんですけども。今回は殺人事件を扱っててやたら人が死ぬので、かなりブラック入ってます。ドレフュスも何だか真剣にクルーゾーを殺そうとしてるようで、ちょっとコワイ。結末ももひとつ愛想が無い気が。後のバカ続編(続編と言っていいのかな?)とついつい比べてしまうのがいけないんでしょうけどね。クルーゾーの活躍は、もっとおおらかなユーモアの中で楽しみたいナー。5点(2003-11-29 01:38:17)

330.  ダウンタイム 《ネタバレ》 この映画、何なんでしょうね。故障したエレベーターに閉じ込め得られた元警官と母子と老人。悪ガキ共のイタズラによりエレベーターはさらに制御が効かなくなり、落下の危機に! で彼らの脱出劇が描かれるわけですが。悪ガキ共のエピソードはストーリー上重要そうでいて、実は大して描かれないし(ものすごく中途半端)、肝心のエレベーターの暴走は、上下に不規則にガックンガックン動くだけだし、脱出劇も何ともショボい上に、偶然発見されて助かるというのも、何だかなあ。さらに助かってからもしょうもないドラマが続く・・・あ、そうか、この映画はサスペンスとアクションを絡めているけど、実はダサくて味のあるラブストーリーなんですよ。うん、一風変わった恋愛映画として観ると、いやどうして、ショボい脱出劇とは言えシーンとしては結構よく出来てて見せ場も一応あるし、なんと言っても、主人公の元警官がダサくて妙に親しみの沸くキャラなのがイイ感じなのよね。そういうわけで、この映画、パニックものとして期待させた分、ボロクソ悪口言いたい気持ちも無いでは無いのですが(というかむしろその気持ちが強いのですが)、いざそれを口にするのは、やっぱり何だかちょっとためらわれる、すこーしだけ味方したくなる映画なのでした。5点(2003-11-15 02:06:40)

331.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ この映画はタイトルが無いですね??Hilary and Jackieというのは3節から成る本作の第1節のタイトルとして出てきますが、映画全体を通してのタイトルは提示されなかった記憶が。それはよいとして。「『おもちゃの交響曲』の作曲者は?」「ハイドン!」あれ、正解はモーツァルトのオヤジさんでは?ああ、昔はハイドン作と言われてたのね、ナルホド。しかし、フルートやってるヒラリーが演奏会に出てくれと頼まれるシーン、曲目はズバリ一言「バッハのロ短調」。これはちょっとマズくないかな。管弦楽組曲第2番も確かにロ短調の名曲だが、フルートソナタにもバッハ屈指のロ短調の名曲が。あと、グラスを叩くリズムで曲名を当てるゲームのシーンでも、正解は「ドボルザークの『謝肉祭』」だと言うが、どの辺が『謝肉祭』なの?デタラメにしか聞こえなかったけど。 さらには、ジャクリーヌの活躍を伝える日本の新聞記事。関係ない記事に写真貼っただけ。日本人はこの映画観ないとでも思ったのか? どこまで真面目に作った映画なのか、だんだん疑わしくなってきちゃった。まあそんなイジワルはともかく、見どころさえ多ければいいんですが・・・特に幼少期あたりは描くべき事をテンポよく見せてくれて、これは良さそう、と思ったのに、つまらないテクニックに走って、取ってつけたようなカメラワークが鼻につく。特に途中の8mmの挿入なんて、こりゃあなんとも不自然。結局、ちょっと体裁を繕ってみせただけで、ただの暴露映画以上のものではないんじゃないの(それもかなり誇張と虚構を交えているんじゃないの?との疑いが)。とまあボロクソ書いた割には、最後の方では感動してしまったのですが、やはりこれは観ている背景に、若くしてMSに倒れた、まさに「本当」のジャクリーヌ・デュ・プレに対する想いがあり、また彼女の演奏したエルガーのチェロ協奏曲への想いがあり、映画をキッカケにしてそれを想起せずにはおれないからでしょう(恐らく晩年の病状はこんな程度では済まなかったんじゃないか、という気はしますけど)。なお、彼女の「ダヴィドフ」はその後、ヨーヨー・マの手に渡ったんだとか。5点(2003-10-26 01:09:01)

332.  エントラップメント 赤外線センサーくぐりを撮影したいがために作ったような気がしないでもないですな。しかし『皇帝密使』でサミュエル・ホイが使った突破方法の方がアタマいいぞ(実際には無理だけど)。と言う訳で、あとは驚く程、フツーの映画です。この映画を「スゲー面白い」と誉めてくれた人がいたのですが、どの辺がスゲー面白いか聞きそびれたのが心残りです。5点(2003-10-18 01:26:28)

333.  シンドバッド虎の目大冒険 最初の宇宙人3兄弟みたいな奴はよかったんですけど、後がさっぱり。モンスターのキャラが弱く、あんまり心ときめきません。大体、無理にコマ撮りやらなくても、着グルミか何かでも表現できるそうなヤツが多い(実際一部の撮影ではそうしてる)。敢えてコマ撮りにこだわるのは、「動きがギクシャクして特撮っぽくて面白かろう」という、コマ撮りの限界を自ら認めたような開き直りにも感じられてしまいます。やっぱりキャラが命! ストーリーの方はハナからもうデタラメで、モンスターにも魅力がないとくれば、どうにも見どころが少ない。労力があまり報われなかった残念な映画です。5点(2003-10-12 10:01:18)

334.  悪魔の受胎 まあよくわからん(ストーリーだけはよくわかる)ホラーでして、宇宙探検の女性隊員がエイリアンに襲われて身籠ってしまうという映画。このエイリアンが、遮光器土偶をパクったようなナイスなデザインで、チープながらも日本人のルーツを感じさせる懐かしいお姿です。で、お話はというと、件の女性隊員が母性愛に目覚めたか、お腹のエイリアンを無事出産せんがために大暴れする、という困った展開。最後は例のごとくお約束通りでトホホ。積極的に楽しもうとする暖かい気持ちで観れば、楽しめると思います。5点(2003-08-30 22:20:57)

335.  レリック 残酷描写はなかなかですが、暗くてモンスターがよく見えず欲求不満がつのります。クライマックスでようやくはっきり登場するとこれまたなかなかの出来で、スゲーと思ってたら何とも呆気無くオシマイ。ガーン。例によってストーリーの面白さに欠けるハイアムズ作品の一つだと思います。監督として気にならないのかなあ(もし気に入らなければ手直しさせるのが監督の役目)。5点(2003-07-06 16:10:52)

336.  エレファント・マン 特異な容貌故に見世物にされてきた青年、その彼をこうやって商業映画の題材として描く、という事自体に、メタな要素を感じざるを得ないのだけど、それを意識しつつも、どうもこの映画には、以前から醒めた印象しか持ち得ないのです。今回久しぶりに見ても、それは変わりませんでした。 結局のところこれは、メーキャップ技術の限界を示した映画、としか思えなくて。 微妙な、デリケートな問題、であるが故に、その「作り物」感が、まずもって、気持ちを門前払いしてしまう。 かつて初めて見た頃と違って、今ではネットで調べれば、モデルとなった男性の実際の写真を簡単に見ることができ、確かに、似せようと努力していることはわかるのですが。 ストーリーも人物描写もシンプルで類型的なものとし、あの神秘性を感じさせるマスクも勿体ぶらずに脱がせて素顔(のメーキャップ姿)を画面にさらけ出させて、この「作為の無さ」という作為が、ドキリとさせる面も、これまた確かにあるのですが。 しかし、結局のところ、メーキャップでは描き切れない以上、違和感を拭いきれない以上、その姿はやはり、あのマスクの向こうの神秘に、封印するしかなかったんじゃないか、と思えてしまうのです。 ところでこの映画のテーマ曲、聞くとどうにも、童謡の「叱られて」を思い出してしまうのですが。[インターネット(字幕)] 4点(2021-04-17 15:04:21)《改行有》

337.  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 先日のテレビ放送の際には、本編が始まる前に、1作目のあらすじに加えてこれから放送する本作の設定の説明まで加えて、もう涙ぐましいまで、だったんですけどね。しかし、いかんせん、この本作そのものが、あらすじが延々と説明され続けるような作品、だもんで・・・ま、正直、キビしいですわな。あらすじは、それ以上あらすじにはできません。 という、最初から最後まで、一生懸命、「設定」を語り続けるだけの作品であって、それでもハリーポッター好きにとっては少しウンチク心を刺激してくれるという面はある(らしい)のだけど、私にはそういう面白さは、映画に期待するものでもないし、よくわからない。 画面はあくまでCGによる演出を優先したものに過ぎないけれど、それでも、ここではそれが究極レベルまで突き詰められて、確かにこの作品の中ではあらゆることが起こり得るのだな、と、その点は感心させられますけれども。[地上波(吹替)] 4点(2021-01-24 20:58:17)《改行有》

338.  愛人/ラマン 《ネタバレ》 中国人青年を演じるレオン・カーフェイが、ジェーン・マーチと知り合ってからエッチするまでの場面で、初めてひとりでエロ本を買いに行く中学生みたいな演技をしていて、微笑ましいというか叱りつけたくなるというか、なかなか絶妙な演技を見せてくれるのですが、こういう描写は、原作小説にはほとんど見られない要素ですね・・・などと偉そうなコトを言えないのは、原作を読んだ記憶はあるのに内容をサッパリ覚えていないからで。久しぶりに本棚から取り出してパラパラめくり、まるで内容を憶えているかのごとくこうやってコメントを書くのも、我ながら、どうかと。スミマセンです。 映画の方は、途中からエッチシーンが連発され、昼日中にくんずほぐれつやってる一方で、表の通りには日常の喧騒があって。ってな描写が、退廃的で独特の雰囲気。ただ、それをいくら繰り返してもあまり変わり映えがせず、だんだん「こういうのは結局、映像では伝わらないよね」と投げやりになっていくような印象があって(ホントにアノーがそんな事を思っていたとは思わんけど)。 ラストの「ショパンのワルツに涙する」というのは、これまた陳腐な話だ、と思ってたら、これは原作にもあるエピソードでした(もちろん私はこれも覚えてなかったけど。スミマセン)。少なくとも、映画で見せるには、これは陳腐だと思うのですが、どうでしょうか。 三人称で語りつつも実際は一人称の物語である原作に対し(・・・スミマセン)、映像作品である本作には、幾分、客観的な視点があり、中国人青年の立場、というものも織り込まれているのだけど、何となく、「家畜人ヤプー」を白人の立場から描くとこんな感じになるのかな、とも思ったり。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-31 08:47:29)《改行有》

339.  ジャッジ・ドレッド(2012) スタローン映画のリメイクではない、ってコトなんですが、その代わり、インドネシア映画の『ザ・レイド』のリメイクみたいになっております。外部から遮断された高層ビル内で、襲い来る刺客たちとの戦いが繰り広げられ、残酷描写を多用している点もザ・レイドと共通ですが、ただしコチラの方は残酷というより、キタナくてバッチい感じです。よりトホホ感が感じられます。 法の執行人・ジャッジドレッドは、マスクを被ったままで表情を見せず、この出で立ちをカッコイイと言ってよいのやらどうなのやら、そこは好みによるとしても、少なくとも、表情も無ければ仕草も単調で、彼自身は物語の緊張感や盛り上がりに対し、何も貢献していません。強いて言うとこの格好、「自分が優勢な間はカッコがつくけど、敵の攻撃から逃げ回る姿はちょっとマヌケ」といった程度のアクセントは、感じられなくもないですが。 一方、彼とともにビルに閉じ込められた女性ジャッジ、こちらはマスクを被ってませんが、その理由、「超能力者だから」という建前だけどホントのところは「美人だから」が正解でしょう。まあ、一種のサービスなワケですが、だったら撮る側ももうちょっと、美人に撮るような努力をしてあげてもよいと思うのですが。 いずれにせよ、彼女が超能力者という設定には微妙なところがあり、設定上無意味とは言わないまでもあまり有効ではなく、さらに彼女の成長物語の側面があるはずのこの映画、なのにこれといって成長を感じさせる要素も無く。 映画の中に「決断」のひとつでもあれば、空気が変わったと思うのですが。 特に起承転結らしきものもなく何となく戦いが続く中(撃たれて重傷かと思いきやインスタント治療であっという間に復活、だなんて悪い冗談としか思えない)、はたまたその度に悪趣味な血しぶきと肉片が飛び交う中、ときどき、やたらとポエムな「超スローモーション映像」が登場し、ああ、作り手も結構ヤケクソなんだな、と。「映画を見て大いに苦笑してみたい」という方にオススメ。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-01-26 10:27:04)《改行有》

340.  ハリー・ポッターと謎のプリンス 《ネタバレ》 登場人物たちもずいぶん成長してきて、もはや中年の貫録とでもいうようなものを感じさせ、加齢臭すらも漂ってくるかのような。まあヒトのことは言えませんが。 それにしても、何なんでしょうね、このスカスカでグダグダの学園ドラマは。「ファンなら、この程度の内容でも充分ヤキモキしてくれるでしょ」って、タカをくくってませんかね。まあ実際、心の広いファンなら多少はヤキモキできちゃうかも知れないけど。でもこの作品単体ではさすがにキツい。過去の資産の食いつぶし。 とりあえず驚いたのが、ハリー・ポッターが、いやがるダンブルドアにいかにもマズそうな液体を無理やり飲ませる虐待のくだり。そりゃま、ダンブルドア自身の指示に従ってはいるんですけどね、しかしそもそも、映画の中で行われる「約束」ってものは、「その後実行されないために」こそ、その約束がなされる訳じゃないですか。だからこそスクリームがいみじくもおっしゃるように、「すぐ戻ると言って出ていったヤツが帰ってきたためしが無い」のだし、ルーク・スカイウォーカーだって修行の途中でヨーダのもとを去るワケでしょう。 それを、この丸眼鏡は、「先生いけません約束ですから」とばかり、淡々と約束を実行する。単に実行しただけで、だからどうということもない。何じゃこりゃ。ところで、嫌いなモノを無理に飲み食いさせたら、暴行罪か何かにあたるんですかね~教えて弁護士さん。 というワケで、結局この作品、長々と引っ張った挙句、言いたかったのは「いやそれでもやっぱりスネイプって怪しいよね」ということ、だけだったんですかね。いやはや。[DVD(吹替)] 4点(2018-11-10 04:28:43)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS