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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 270
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 歳をとるごとに趣味と呼べるものがだんだん少なくなり、今では多忙ななか映画を鑑賞することがひとときの楽しみとなっています。
無数の作品の中から良作を探し出すツールとして、本サイトのお世話になっています。

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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  インセプション 《ネタバレ》 この監督はいつも発想が違うし、奥が深い。個人的に好きな監督であるが、それは別としても、終始目を離せないスリリングな展開と、階層的な夢の世界観の描写、そして、主人公コブを通した内面世界の葛藤をからめ、大変な秀作に仕上がっていると思う。脳内世界での物語展開という意味では、「マトリックス」等にも既視感があり、決して新しいわけではないが、他人の夢に浸入して、アイデアを盗むだけなら凡庸なストーリーに堕してしまうところ、アイデアを植え付ける、題名どおり他人の考え方の「発端」をつくってしまうという発想は見事という他ない。そもそも夢というものは現代科学でもあまり解明されておらず、その点では本作も「下の階層ほど時間が遅く進む」に代表される自由な設定をつくることができる訳で、SFとはいえ、十分に許容できるし、本作はそれを最大に活用することに成功している。物語中盤で数人が夢の世界を共有するため眠っているシーンで、そこにいた老人が「夢と現実は、本当は逆ではないと誰が言い切れるのか」という趣旨のセリフを言っているが、本作のテーマは、まさにその発想を基にしているのだろう。ラストシーンのコマは、回っているように見えるが、まさにバランスを崩しそうになっているようにも見える。まさに観客にこのテーマを投げかけ、結論を委ねたかったのではないだろうか。[ブルーレイ(吹替)] 9点(2011-05-13 09:40:32)(良:1票)

22.  戦争のはらわた 第二次大戦のロシア戦線におけるドイツ軍という設定には新鮮味を感じるものの、俳優を含め、あくまでアメリカが作ったドイツ軍であり、リアリティを感じなかった。ジェームズ・コバーン演じるシュタイナーは戦場で鍛えあげられたシブいキャラではあるが、主役としては地味。映像やカット割りも今となっては前時代的な印象をぬぐえず、迫力の戦闘シーンも同じ欧州戦線を描いた「バンド・オブ・ブラザーズ」を観たあとでは、色褪せてしまう。しかし、ラストの展開は予想を裏切るものであり、戦争の正義とは、狂気とは、戦争の英雄とは、ということを考えさせるものだった。[DVD(字幕)] 6点(2011-05-06 10:07:31)

23.  ラン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 ツタヤの未公開作品レコメンドにつられて鑑賞。予想通りのB級ぶりだった。製薬会社の新薬の被験者が発症し、バイオハザードのミラ・ジョヴォなみの超人的な身体能力をもったリビングデットに変貌し襲いかかる、という発想は悪くないし、発症にいたる過程を黒く浮き出る血管で表現するのもユニークではある。しかし、3万人に1人の免疫保持者を救おうとするストーリーは「28週後」ともろカブりだし、登場人物それぞれに背景を持たせて人間ドラマにしようとしているが、どれもステレオタイプで底が浅い。印象にほとんど残らないB級作品であることを前提に、時間つぶしに観る以外にはお勧めできない。[DVD(字幕)] 3点(2011-01-11 12:14:57)(良:1票)

24.  バイオハザードIV アフターライフ 初期のゲームのファンであり、1作目から全て観ているが、だんだん面白くなくなってきているのが悲しい。監督が「バイオ」を今はやりの3Dでやってみたかった、みたいな観客本位というより製作者本位の姿勢を強く感じる。まるでミラ・ジョヴォビッチのPVのようだ。地球がこんなに退廃しても地下で野望を企み続けるアンブレラ社の目的もなんだかもう必然性を感じないし、別な方も書いているとおり、かつては人間だったアンデットという存在がもつ「悲しみ」はとうに消え去り、単なるモンスター軍団と戦う美女のスタイリッシュな映像集になっている。ジエンナ・ギロリーの登場にはハッとさせられたが、次回を観させようという終わり方も、もうい加減にしてほしい。[DVD(字幕)] 4点(2011-01-01 14:39:16)(良:2票)

25.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 私自身ルワンダの内戦についてほとんど知らず、当時「怖いね」とすら言っていない平和ボケの人間だ。本作は民族の内紛から始まる大虐殺から逃れようとする人々、そして助けようとする人々を描いているが、残虐な殺戮シーンは控えめにしつつ、その悲劇性や緊迫感は十分に伝わってくる佳作。主人公が四つ星ホテルの支配人であったがゆえに、絶望的な内戦の渦中にあって家族を守ることができ、多くのツチ族を救い、脱出するまで経過が「劇」になりえたといえる。事実が元とはいえ、その題材性は秀逸。それにしても。作品内にあったようにその民族の「違い」は元からあるものではなく、「よその国」の人間が作った違いとするならば、怒りを通りこえ悲しすぎる。違いは恐れを生む。「恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛につながる」とのヨーダの名言を思い出す。それが人間の本性なのだろうか。この作品が世界に知らしめた事実はあまりに重い。話はそれるが、我が国では8割の国民が死刑制度存続を支持している。「目には目を、歯には歯を」が普遍の正義であれば、この悲劇に終わりはあるのだろうかと、暗い気分になった。鑑賞後、自分と生まれた場所が少し違っただけの100万人の人々が、昨日までの隣人から殺されてしまった事実を考えると、面白かったなどとは毛筋ほども思えなかったし、そのこと知った人間の使命について考えさせられた。[DVD(字幕)] 9点(2010-08-05 17:03:48)

26.  ソウ6 《ネタバレ》 ストーリー的には、前作からの伏線が回収されている点が多く、これまでの様な消化不良な印象は薄いかわりに、前作までの内容をきちんと覚えていないと伏線回収の面白さも半減するのがツライ。シチュエーションホラーというジャンルを確立した本シリーズだが、そういう観点では冒頭のゲームが印象に残る。このシリーズの見せ場である、自らの生死をゲームを通じて自分でチョイスするわけだが、もし自分だったらどういう行動をとるだろう、というイマジネーションをかき立てられる。それにしても、あまり悪くない人まで簡単に処刑されてしまっている点で、ホフマンの仕業だからにしても減点対象だ。[DVD(字幕)] 6点(2010-08-02 10:01:33)(良:1票)

27.  ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト 《ネタバレ》 もはや伝説となりつつあるスーパージジイロックバンドのコンサート映画であるが、日本で行われたドームツアーとは趣が異なる、中規模ホールでの臨場感あふれる映像が楽しめる。ギリギリまで決まらないセットリストのためスコセッシ監督の焦りが最高潮に達した瞬間、OPナンバー「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」が最高に格好良くキマる。なんてクールなジジイ達なんだろう…。あとは、伝説のジジイハンドのギグに酔いしれるのみ。映画館で観たらもっと浸れただろうと少し後悔。ステージの真ん前でいい感じでノっているブロンド達が、より雰囲気を盛り上げている。日本ならセキュリティー問題でNGだろうな。恐らく数十台のカメラを駆使して撮影していると思うが、画角内への機材およびオペレーターの写り込みは最小限に抑えられている手腕は評価したい。それにしてもキースのギタープレイは年々自由奔放(てゆうかいい加減)になって笑ってしまった。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-05-24 11:48:09)

28.  アバター(2009) 《ネタバレ》 地域の事情により不本意ながら2D鑑賞でのレビュー。それでも、さすがはキャメロン、映画の限界をまた広げたなという印象だった。プロット自体は他のレビュアーがご指摘の通り、新鮮味を感じるものではないが、本作の面目躍如は、ファンタジーながら、リアルに見せることに徹し抜いたことに尽きる。ひとつは、見事なる独自の世界観を相当なエネルギーを注いで手抜きなく構築した点。もうひとつは、それを実写(正確には実写とCGの高次元融合)で活写した、という点だ。アニメであれば(「もののけ姫」にしろ何にしろ)比較的自由に描ける世界も、(CGの違和感を最小限に)実写化するのは相当に困難な作業である。例えばもしナヴィが人間と同じ大きさで、全身青く塗っただけの特殊メイクで撮影されたとしたら、それこそありきたりのSF映画にとどまっただろう。ただ、陳腐なプロットとはいえ、環境破壊に対する警告や、生命の繋がりの大切さといった価値観も含まれており、この作品が現代社会に投げかけるメッセージはそれなりに重い。いろいろ書いたが、3Dでも観てみたかった(泣)[映画館(吹替)] 9点(2010-01-12 13:42:54)(良:1票)

29.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 X-MENは第1作のみ鑑賞。そんなに思い入れのあるシリーズではなかったが、それなりに楽しめたのは、やはりミュータント達の特異能力を見せ場としたCGアクションにあったと思う。この作品は科学的根拠を考えると途端に興ざめしそうなので、細かい詮索はしないほうが良いかもしれない。それよりウルヴァリンを演じるヒュー・ジャックマンの常に憂いを帯びた表情と、一方安息の日々を手に入れた表情の対比が上手く演じられており、自然に感情移入させられた。ケイラのくだりは鈍感な自分には全く予想できなかったため、物語に意外性も感じられ、退屈することなく最後まで見ることができた。ただ、やはり前3作とも見てからの方がより楽しめたかな。[映画館(字幕)] 6点(2009-09-30 11:04:25)(良:1票)

30.  28週後... 《ネタバレ》 ロンドン発のRAGEウイルスの蔓延という前作の世界観を踏襲しつつも、登場人物は一新しており、ある家族がストーリーの軸となる。冒頭は「28週後」のかなり手前時点における、感染者の襲撃シークエンスから始まるが、のっけから作品世界に一気に引き込まれる。ドンが暗い室内から脱出し、一転、白昼、どこからともなく集まってくる感染者達からの必死の逃亡シーンは、悲しげな音楽と相まって、まさにこの世の終わりを思わせる名シーン。その後、子供達や母も物語に加わり、米軍もお手上げの悲劇が繰り返されていくわけだが、ラストも含め救いのない展開に正直ヘコむ。一般にウイルスというものは当然ながら近親者から感染することが多い。見おわったあと、もし自分の愛する人間があのような凶悪なウィルスに感染したら、あるいは自分自身が愛する人の目の前で感染してしまったら、という最悪なイマジネーションを膨らませてしまったが、この作品の意図するところの一つは、そういう事なのだろう。全体としては緊張感が最後まで続き、期待した通りの良作だった。[映画館(字幕)] 7点(2008-02-04 14:25:49)(良:1票)

31.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 「007ビギニング」といってもよい内容。それだけにこれまでの「お約束」に縛られることなく作られた感がある。ここ数年の「007」シリーズの路線には正直飽きていたところだっただけに、新鮮で良かった。スパイ映画らしい出だしには「00」が殺しのライセンスであることを思い出させる効果があったし、それに続くオープニングタイトルと音楽もセンスが良く、新しい「007」への期待感を高めている。無骨な顔のダニエル・クレイグはこれまでのニヤついたボンド像を打ち壊し、「英国諜報部にはこんな奴いそう」と思わせるリアリティーを醸し出した点で評価できる。とにかく良く走るスパイという意味では「Mi3」のトム・クルーズばりではある(笑)。アクションは(スタントを多用しているのだろうが)全編通して見ごたえ十分。ボンドとヴェスパーの愛情劇も、それに絡むドンデン返しも良く練られているが、少し説明不足の感が否めない。もう一度見返せば良いのかも知れないが…。いずれにせよ、本作は長さを感じさせず、映画の魅力てんこ盛りの力作であることは間違いない。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-10 10:50:27)《改行有》

32.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 アクション重視のジェットコースタームービーとしては大変面白かったが、不朽の名作ダイ・ハードの名を冠されるとやはり「?」がついてしまう。シュワちゃんが主役でも良かったのではと思うほど不死身のヒーローと化したブルース・ウィリスおじさんでしたが、目の前にある状況を瞬時に攻撃に利用するといったマクレーンらしい場面もいくつかあり、シリーズ最新作としてはギリギリ及第点か。はやりダイ・ハードは「限られた空間」での攻防戦に魅力があることを再認識。それにしても最後の戦闘機はやりすぎの感強し!次は是非ホワイトハウスなんぞで事件に巻き込まれるマクレーン刑事が見たいですな。[映画館(字幕)] 7点(2007-07-19 12:39:32)(良:1票)

33.  ユナイテッド93 《ネタバレ》 言うまでもなく、あの「9.11」にユナイテッド93便で何が起こったかが描かれた作品であるが、正直序盤から心拍数が上がりっぱなしであった。観客は既にこの便の運命を知っているため、もはや取り戻せない時間を犯人・乗客・そして混乱する管制スタッフと追体験することになる。この映画に有名な俳優は当然必要ない。犯人グループの緊張感、ショックのあまり目の血走った乗客、涙ながらに大切な人に電話する乗客、シロウトのようにうろたえる客室乗務員、すべてが演技とは思わせない迫力で迫ってくる。犯人がいつ決行するのか、政府関係者は何もできなかったのか、そしてどのように最後を迎えるのか・・、観客の緊張は緩むことなく最後まで進んでいく。ここに搭乗する人物(犯人を除いて)は、私達と何も違わない。私たちにもいつ訪れるかもしれない危機を観客に突きつける作品である。「危機管理」という言葉を考えさせる作品である。決して面白い映画ではないが、多くの人が見ておくことをお薦めする。[映画館(字幕)] 8点(2006-08-15 09:41:07)

34.  バンド・オブ・ブラザース<TVM> 《ネタバレ》 テレビ用とは思えない(むしろ映画ではできない10話構成と)圧倒的なクオリティーで、第2次世界大戦の欧州戦線の実像にせまるドラマとして新しいアプローチがなされており、それはおおむね成功したといえるのではないか。特に一中隊が訓練から終戦まで転戦していく様を時系列で見せていくストーリーは新鮮だ。ドラマである以上、一兵士の視点(従ってこの作品にあっては米国側の視点)で戦争が描かれるのはむしろ当然であろう。想像するに当時は、今の時代のように大所高所にたって世界を俯瞰し、「戦争は良くない」と簡単に言えた時代ではなかったのではないだろうか。いやがおうにもどこかの国に属し、善悪を超えて、自分と愛する人を守るために戦うことを余儀なくされた時代ではなかったか。自分自身がもしあの時代に生きていたら、そして戦争の最前線に立ったとしたら、という想像力に、この作品は大きな示唆を与えてくれる。そして、だからこそ「戦争は(たとえいかなる理由があろうとも)二度を起こしてはならない」という確信を与えてくれるのだ。その意味でこの作品は秀逸である。併せて各巻の冒頭に納められている実際の空挺部隊員たちの語りは、雄弁にして余りある。この作品は細部まで手を抜かず作り上げた戦争ドラマの傑作と言えよう。余談だが、DVDを5.1CHのサラウンド環境で鑑賞すると、銃弾が回りを飛び交う音がリアルに再現され、本当に戦場にいるような臨場感(というか恐怖感)を実感できる。[DVD(字幕)] 9点(2006-05-06 13:50:34)(良:1票)

35.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 いやー、おもしろかった。感染(ゾンビ)の恐怖と格闘アクションに加え、アンブレラ社の陰謀がらみのサスペンスが底流に流れるという、映画のおもしろさてんこ盛りの出来といえば、誉めすぎかな。人間ドラマも少々あったし。(アリスが感染した自分を受け入れる苦悩のプロセス描写が大味だったが)あと、いいところで(わかっていても)音で驚かされた!たぶん、頭が何回か後ろに引いたのではないだろうか!おー、びっくり。サラウンド音の分離が素晴らしく、音響の良い映画館で観ると良い(特にリッカーの場面は秀逸!)。ミラのアクションカットが細切れなのは、なるべくスタントを使わず、高度なアクション(のように)を見せるとすれば、ああいう手法になるのかなと、わりかしポジティブに受け止められた。ジル・バレンタイン!素ばらしいキャスティングとそれに応える演技だった。ゲームの世界観から出てきたようなキャラに大喝采です。特に登場の仕方はカッコよかった。ラストは意外な展開になるところもグッド。私としては今年一番の娯楽作品です。<変更>冷静に考えると、少し誉めすぎでした。ジルに興奮しすぎていたかも・・です。1点下げます。[映画館(字幕)] 7点(2004-09-19 22:28:03)(良:1票)

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