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コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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161.  霊視(1999) 《ネタバレ》 キーファー・サザーランド目当てで観てみました。ホラーの要素はほとんどなく、トーリー的には古典的な推理もの。男の犯人はなんとなく察しがついたけど、女の犯人は予想出来ませんでした。なんというか、推理サスペンスとしても、オカルトものとしても、今ひとつ踏み込めていないという感じがします。霊視の力が宿るシーンは単に穴に落ちるだけでぱっとしないし、終盤、男に地下室へ追いやられるシーンでは、壁を崩すとなにか白い煙が吹き出して助かるシーンもいまいちよくわからない。霊視とかナシでバリバリの推理サスペンスにするか、霊視を出すならもっとオカルトチックな展開や映像にするほうが良かったのではと思う。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-31 20:04:21)

162.  悪魔の植物人間 《ネタバレ》 ごく一部でカルト的な人気があるそうですが、確かにカルト光線をおもいっきり放ってる作品でしたね。DVDで観たのですが、びっくりするぐらい画質が悪い(笑)。そしてなんといっても、植物人間のチープさ、手作り感がハンパない。ストーリーもほとんどあってないような感じだし、、、。本筋よりも、途中のクリーチャーショーが面白く、印象深い。目玉飛び出しおじさんは、テレビの衝撃映像とかで何回か見かけたような気がする(笑)。[DVD(字幕)] 3点(2012-03-31 13:23:17)

163.  クレオパトラ(1963) 《ネタバレ》 いや~、ほんと凄いですね。これだけの大掛かりで豪華絢爛なセットの数々に、大多数のエキストラ、そのエキストラに着せる衣装と小道具と、まさに超大作ですよ。巨大な神殿も、当時の船も全部ほんとに作ってる。相当な制作費がかかってることは一目瞭然で、それ故に20世紀フォックスが傾いちゃうのも頷ける。まぁ、この映像を見るだけでもそれなりに価値があるとは思うのですが、いかんせんストーリーが大味。クレオパトラの女心もどうにもよくわからず感情移入しにくいし、アントニーもみっともないだけのおっさんやし。「ベン・ハー」みたいにアクションスペクタクルがあればいいのに、そういう見せ場が船での闘いのシーンぐらいで他にほとんどなく、いわば「舞台劇」に終始してるんですよね。せっかく豪華なセットを作ったんだから、パレードとかだけで見せるのでなくスペクタクルもやってほしかったかな。そんなわけで、ストーリーはともかく、今ならみんなCGでやっちゃうであろう当時の凄まじい物量作戦で作られたこの製作陣の努力、これに6点を献上。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-28 01:50:53)

164.  ブンミおじさんの森 《ネタバレ》 う~ん、、これは困ったなぁ(笑)。僕も正直、なにをどう評価していいのかさっぱりでした。人間と共に、当たり前のように幽霊や化け物が出てきて、そして現世だけでなく前世とも繋がり森羅万象全てがかかわり合うという、そういうアニミズムな作風となっています。確かに森や化け物の映像などは、どことなく宮崎アニメを思わせるヴィジュアルで、相応の影響を受けたんじゃないかなと思わせます。森の中の洞窟やら滝の映像は、相当暗い色調の中でときたまはっとするような美しいショットがあったりして、あの雰囲気は割と好きなのでそこに5点献上します。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-25 18:55:39)

165.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 う~ん、能古身の問題化もしれないけど、たとえば格闘シーンとかがあまりにカット数が多過ぎて、観ていて疲れてしまう。そこまで割らなくてもスピード感は出せると思うのだが。終盤の列車でのアクションシーンはまあまあだったけどね。なんにせよ、ヒロインの女性のほうが気になっちゃうよね。びっくりするほどそばかすが多いし、首の「安」ってのは、私は安い女よとでも言いたいのかしらと考えちゃう(笑)。[地上波(吹替)] 5点(2012-03-06 18:37:57)(良:1票)

166.  ライフ ―いのちをつなぐ物語― 《ネタバレ》 これまでにも、大自然の美しい映像を楽しむドキュメンタリー映画はいくつかありましたが、 本作は単に映像美を見せるというよりも、動物の視点に立って「生きる」ということを見つめるという、 そういうスタンスの内容だなと思いましたね。 当然のことながら、地球上に住む500万種それぞれに生き方があり、ドラマがあるわけですよね。 それで、いろんな生き物たちをつぶさに見ていくわけだけど、みんな結局は、我々人間の 生き方に通ずるものがある。雪の降る中、温泉につかるお猿さんたちは、温泉に入れる 強い力を持った家族と、入れない家族がいる。その次に出てくるお猿さんは、石を使い、 固い実を割って食べる。道具を使用するのは、人間だけじゃないんだってのがわかってくる。 そしてイルカは、チームワークや頭脳プレーで魚を追い込んで食べる。 あるいはまた、さまざまな生き物たちが、子供を守り、愛を確かめあう。 捕まえようとする者と、逃げようとする者の闘い。どれも人間に共通していて、 この地球に生きる生命の多種多様さと、繋がり、この両方を感じとる事が出来る。 どうやって撮ったのかしらと関心する映像もあり、実に興味深い。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-02-28 02:14:33)《改行有》

167.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 コーエン兄弟の作品って、どうも自分に合わないものが多く、本作もほとんど期待せずに鑑賞したのですが、意外や意外、けっこう笑えましたねぇ。もちろん、癖のある独特なユーモアなので、人を選ぶことは間違いなく、その為賛否両論があるのも納得出来ます。しかも、あえて「くだらない」「中身のない」「まとまりのない」映画として作ってますからね。特にラストなんて、まるでオチがないような締め方。「え?これで終わったの?」てそのときは思ったんだけど、そういう終わり方も含めて狙って作ってるんでしょうね。この作品の一番の見どころは、豪華俳優人が見せる「おバカキャラ」の数々。特にブラット・ピットが一番のツボで、いわゆる運動バカ系のキャラですよね。運動大好きで筋肉はたくさんついてるけど、脳みそはすごく小さい人みたいな(笑)。プレーヤーで音楽を聴きながら披露する謎のダンスが最高です。そしてジョージ・クルーニー。一見すると知的でクールにみえるけど、実際はお調子者のエロ男爵。ついつい下ネタが口から滑り出してしまうという。途中、ものすごく卑猥なマシーンを披露しますよね。あれだけチャラいキャラなのに、あんな手の込んだマシーンを一人で作ってたんかい(笑)。その姿を想像するだけでまた笑える。ブラピが、クルーニーに一瞬で射殺されちゃうけど、人が死ぬシーンであんなに笑えたのは初めてでしたね。クローゼットをばっと開けられて、そんでニコッと愛想笑いした瞬間に銃で殺されるという、あのアホらしさがたまらない。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 22:49:54)

168.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 これは素晴らしい作品です。10年に1本ぐらいの傑作と言ってもいいぐらい。ツチ族とフツ族というのは、見た目の違いなど無い同じ民族だったのに、ベルギー人によって明確に区分けされ、それによって両者が対立してしまうわけですね。支配人が「白人を信じて全てを模倣してきたのに裏切られた。私はバカだ」と吐き捨てる様に言う台詞がありますけど、それは彼個人の心情を吐露していると同時に、白人によって長らく植民地支配を受けてきた黒人全体の気持ちを代弁してもいるのだと思います。日頃、世界の平和を訴えるはずの政治家は「ルワンダは票にならない」といって助けない。人間の本質とは何かを考える上で、性善説と性悪説の二つがあるけど、人間は基本的に利己的で、その本質を隠すために偽善の皮をかぶっているのかな。この作品を観ていると、人間とは本質的に性悪なのかなと考えてしまう。圧倒的な数の悪人に対し、善い人達のなんと少ないことか!!見終わった観客が、なにかしらの後ろめたさを感じたとき、それこそが、この作品の意図するものなのでしょう。記者が語った「たとえこの映像が世界中に流れても、ほとんどの人が、怖いねぇ、と言ってディナーを続けるだろう」という印象深い言葉があります。そう、結局は傍観者なのです。そしてこの言葉は、この作品をエンターテイメントとして消化し、「怖いねぇ」と言って終わらせる観客たちにむけて語られているのでしょう。 自分の無力さ、ある種のやるせなさをひしひしと感じてしまう。[DVD(字幕)] 9点(2012-02-24 23:13:41)

169.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 X-MENシリーズからのスピンオフ作品ていうことですけど、いつもの群像劇であるX-MENシリーズより、一人に絞って話が進むこちらのほうがわかりやすくて面白かったです。もちろん、ミュータントも数多く出てきて、それぞれがいろいろな闘い方を見せてくれて目にも楽しい。CGの出来映えに粗があったようにも思うし、頭を撃たれたら記憶が全部消えちゃうと言う展開もご都合主義に感じたけど、それでも正義感溢れる男としての見せ場、特に優しい老夫婦と、そこからの復讐心の見せ場はなかなか良かった。[地上波(吹替)] 6点(2012-02-19 13:17:09)

170.  ゴーストライター 《ネタバレ》 いや~、やっぱりポランスキーは、こういうミステリー映画が本当に得意ですね。彼の作品の中で描かれる世界は、なにからなにまで怪しげに見えてくる。ストーリー的にはそれほどぱっとしないんで、往年の彼の名作に比べれば見劣りするけれども、それでも常に曇りか雨が降るこの映画の世界では、どこにも逃げ場のない、不条理で出来ている世の中という風な雰囲気が漂っていて、それ故にたとえば車で追われ、フェリーで間一髪逃げる一連のシーンがごく普通の光景をそのまま撮っただけであっても十分に「映画的」な世界へと昇華されている。こういうところに職人技みたいなものを感じる。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-09 01:04:32)

171.  F エフ(2010) 《ネタバレ》 教師のロバートっておっさんが不憫すぎる。 態度の悪い学生に暴力を振るわれるわ、なぜか学校から 責められるわ、娘の態度もひどいもんだし。 あのフードパーカー姿の殺人鬼は、ロバートだけは 襲わなかったから、たぶんそういう制裁を加えるための 役どころなのかなと思ったんだけど、結局は最後まで 何者なのか明かされる事もなく、、、。 こんな話じゃあ、なんの巧みさも独創性もない。 それにこれといって怖くもないし。 グロさだけはなぜか凝ってたけど。[DVD(字幕)] 4点(2012-02-06 21:38:49)《改行有》

172.  ムカデ人間 《ネタバレ》 ホラー映画ってことになってるけど、個人的には完全にコメディ映画でした。特に、日本人のあんちゃんが関西弁を発するたびに笑いがこみ上げてくる(笑)。ちゃんと聞いてると台詞が面白いし、そのシュールな展開も含めいろいろと笑かしてくれる。もちろん血は出てくるけれども、でもグロさは抑えて描かれている。たとえば「結合」の部分は3人とも純白のおパンツを履かされて直接見えないようになってるし、アレを食わされるシーンだってそれ自体が直接映るわけではない。個人的にはもっと過激なものを期待していたので、むしろ「大人しめだなぁ」と感じたぐらい。前述の関西弁にいちゃんもいい味出してけど、変態医師のキャラが相当ヤバい雰囲気出しててこれはかなりの演技だなと関心しました。ああいぅ、結合して一体化させるみたいなアイデアは小中学校ぐらいの時に自分も考えたことあるけど(笑)、それを映画化しちゃう馬鹿馬鹿しさがいいね。しかもシリーズ化までするそうで、、、(汗)[DVD(字幕)] 6点(2012-02-03 18:48:52)

173.  ファンタスティック Mr.FOX 《ネタバレ》 これは、どっちかというと大人向けのアニメですねぇ。子供が観て楽しめるかどうかは正直微妙ですが、全体に散りばめられたシニカルな笑いが楽しいです。ストップモーションアニメは作るのが本当に大変だろうけど、この作品は軽くCGも使われているようで、それが違和感なくマッチされているように見えます。声優陣がもの凄く豪華で、中でも主役のジョージ・クルーニーのダンディな声はハマり役です。ただ皆さんおっしゃるように、なにか物足りないなと思ったも事実で、シニカルな笑いに反してストーリーはそれほど毒っぽさがないというか飛び抜けてる感がないので、もっとやんちゃにやっても良かったのではないかなと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-02 21:40:22)

174.  トライアングル(2009) 《ネタバレ》 なんの予備知識もなしに観る事をお勧めします。低予算映画だとは思うのですが、だからといってチープなわけでもなく、むしろヨットが大波に襲われる序盤のシーンはしっかりと作り込んであって、迫力もあります。転覆、遭難した彼らの前に大型客船が運良く現れ、そこに乗り込んでいくわけですが、この客船が、少々古ぼけた外観とか、船室の雰囲気とか、なんともいえない妖しさが漂っていてビジュアル的に惹き込まれます。こういう非現実的なミステリーって凄くワクワクさせられるので、僕の好みです。覆面を退治した後、なんと先ほど遭難していた「自分たち」を発見。この辺りから物語の第2幕で、主人公は悪夢の無限ループから抜け出せるか?ということになります。この、序盤から中盤にかけてのストーリー展開は本当に素晴らしく、満点をつけたいぐらいの気持ちです。ただ、主人公が結局覆面をつけて、あの惨劇を繰り返す展開にどうも違和感を感じるし、ラストも本人はショックのあまり記憶がなくなって?また船に乗り込むようで、どうも主人公の頭がおかしくなったり忘れちゃったことにしたりしてつじつまを合わせようとしているのが感じられ、その点はマイナスかなと思う。考えだすと頭の中がこんがらがってきちゃう話ですが、主演の女優もすごく演技を頑張ってるし、数あるB級ホラー映画の中では特筆すべき良作だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-02 00:01:53)(良:1票)

175.  復讐捜査線 《ネタバレ》 「サイン」以来の出演作ということで、久々にメル・ギブソンの演技を鑑賞したわけですが、いや~、老けましたねぇ。僕の中では「ブレイブ・ハート」で彼のイメージは止まってたのでちょっとショック。まぁそれはともかく、派手なドンパチが見れるのかな~と思っていたら実際は地味なサスペンス映画でしたね。最初に娘さんがショットガンで殺されるシーンはいきなりで衝撃的だったのですが、その後はスピード感が下がっちゃう。密告した女性がひき殺されるシーンはあまりの勢いでびっくりしちゃったけど(笑)。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-01-31 21:14:46)

176.  ヒラリー・スワンク ストーカー 《ネタバレ》 レニー・ハーリンが製作してるということで借りてみました。タイトルの通り、ストーカー行為される内容の映画でそれ以上でも以下でもありません。ただ、ヒラリー・スワンクも最初のほうであのおっさんを誘っちゃってるわけですよね。突然キスなんかしちゃって、それはどうなのよって思っちゃった。彼氏さんが襲われるシーンはわりとよく出来てたと思うけど、ラストの肉弾戦はもっと工夫が必要。[DVD(字幕)] 5点(2012-01-28 19:21:47)

177.  モールス 《ネタバレ》 ヴァンパイアの少女がね、普通のときは可愛らしい女の子なんだけど、変身すると化け物みたいな面になって、その変貌ぶりが恐ろしいですよね。特に、トンネルで男を襲うシーンは、CGなんだけど動きをわざと昔のストップモーションアニメみたいなカクカクした感じで表現してる。人によっては、そこに違和感を覚えたりもするかもしれないけど、あれはあれで非現実的な感じが出ていて怖い。オリジナルのほうは観てないので何とも言えないけど、ヴァンパイアっていうのは子供特有の感覚を具現化したものなんだろうなと思う。ひ弱な子が、いじめっ子に対する憎しみとか、自分自身へのコンプレックスとか、芽生えた恋心をうまく扱えない不甲斐なさとか、子供というのは世界が狭くて経験が浅いから、そういういろんな思いが凄くプリミティブに出てくる。そのグロテスクさの具現化としてあの女の子がいるんだろうなと。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-13 01:50:31)(良:1票)

178.  127時間 《ネタバレ》 一人の男が岩の隙間に挟まれるという内容で、どうやって間を持たせるのかが気になっていたのですが、過去の思い出と妄想、夢で大半を占めるという構成になってましたね。サバイバル術みたいなものを期待していたのですが、いい意味で裏切られました。岩に手を挟まれ、食べ物や水もなくなり、このままでは絶命してしまうという状況。ダニー・ボイル監督のこれまでの作品を振り返ってみると、けっこう残酷描写が多かったりしていたので、「あぁ、これはつまりそういうことか、、、」と最初の段階で察しがつきました。それでもやはり、例のシーンでは思わず目を細めてしまいましたね。自分だったら、腕を切る勇気があるかな~なんて思いながらも、主人公の境遇や行動にはどれも共感するものがありました。ただ一点、主人公が無事に腕とおさらばした時に、現場の状況をカメラで撮影するシーンがありますよね。「うわ~、そんなことするん。自分だったらやらんわ~」ってその時は思ったんですけど、あれはやっぱり、凄く象徴的な行いだと思うんですよね。要するに、彼は自分の家族とか、あるいはガールフレンドに対して、自分の思いを率直に伝えるということが出来ていなかった。それがフラッシュバックで明かされているけれど、そういう風に本心から逃げていた自分を悔いて、初めて自分と正面から向き合った。それがあの行動なんだと思います。「なにかを得る為には、なにかを失わなければならない」という言葉がありますが、彼は自分の腕を失った代わりに、ものすごく大きいものを得たんだろうと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-07 15:38:08)(良:1票)

179.  ハンナ 《ネタバレ》 ケミカル・ブラザーズが大好きなので、彼らが初めて映画音楽を担当すると聞き特別な思いを持って鑑賞致しました。確かに、皆さん言う様に動機が分かりにくいお話ではあります。監督も言ってますが、これは現代を舞台にしたおとぎ話なので、あまり深く考えてみる必要はないのかもしれません。個人的にはそういう動機付けにそれほど不満はなかったのですが、しいていえばハンナがずっとあの雪山で過ごしてきて外の世界との交流を持たずに育ってきたと言う特殊な女の子であるのに対して、その彼女が外の世界でいろんなものを見たり知ったりするその過程での「驚き」の描写が足らなかったのではと思うんです。もっとこう、情動的に描写して観客に共感をもたらすようなことをするべきだと思うのですが、全体的に淡々としているんですよね。唯一、電気を使うシーンではそれが強く表現されはいたけれども。監督は長回し好きだから、それが逆にあだになってると思うんですね。そういう描写はやはり、カットを割って心を外化させる描き方が必要だと思うので。それから、ジョー・ライト監督初のアクション映画ということで、彼も撮りながら試行錯誤していくというところがあったのでしょう。格闘シーンの出来映えに凄く落差を感じます。たとえばスタディカムで長回しして撮影するお父さんの格闘シーンや、コンテナで男達と格闘するハンナのシーンは凄く格好よくていい出来映えなんだけど、最初の父と娘の格闘シーンや研究所での格闘シーンは短いショットを切り貼りして、いわゆる「ごまかし」の感が強い。ただ映像的には印象深いシーンもあって、中でもハンナが無機質で照明点滅する研究所を脱走するシーンはケミカルの音楽と相まって何かのPVでも見てるみたいな格好よさがありました。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-30 03:12:41)

180.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》 いやぁ、ついに完結しましたねぇ。10年にも渡って続いたこのシリーズ。思えば主要キャストも変更されることなく、御三方の成長がそのまま役柄の成長とリンクしてるのが良かったですね。パート1に比べれば全然面白かったです。金庫に入るときのトロッコみたいな乗り物とか、先生&生徒VSヴォルデモートの戦いとか、印象深いシーンもありました。CG技術もついにここまできたか~、とついつい関心しちゃいましたね。まぁただ、最初からずっと観てた人間としては、まさかこのシリーズがここまで暗い内容になるだなんて思ってもみなかったし、個人的には最初の頃の学園おこちゃまファンタジーの雰囲気のほうが好きですけどね。なにはともあれ、お疲れさまでしたと言いたいです。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-11-19 23:44:53)(良:1票)

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