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プロフィール
コメント数 508
性別 女性
年齢 47歳
自己紹介 皆様ご無沙汰しております。
やく四年ぶりにネット環境が復活しました。
私の事、覚えていてくれてる人、いるかな?
まだじゃんじゃんレビューしたいと思います!

以前は見た映画すべてをレビューしていましたが、最近は見て「いいな」と思った作品、他の人にも見ることをおススメしたい作品だけをレビューしています。
歳のせいか、辛口コメントを書くのがしんどくなってきました。なので今年からのレビューは、総じて平均点が高めです。

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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  薬指の標本 小川洋子の小説に漂う世界観は、きっと邦画にしたら泥臭く、生々しい感じになるのだろうけれど、ヨーロッパの乾いた感じと、登場人物たちの色素の薄さで、妙に美しく仕上がっている。PVを観る感覚であればそこそこ楽しめる。映画としては、エロもミステリーも芸術的な空気もどれも中途半端で、学生が理想だけで作った作品のよう。[DVD(字幕)] 5点(2010-02-28 20:28:06)

2.  ハイランダー/悪魔の戦士 《ネタバレ》 QUEEN! QUEEN! QUEEN!!!! フレディの恋人(男です。髭面のオッサンです)がフレディの死後、「カインド・オブ・マジック」(この映画のサントラ的アルバム)を聞いて号泣したというのがわかる! 切ない、ひたすら切ない!! リヴ・フォーエヴァーの素晴らしさで、ヘザー老けメイクの残念ぶりも帳消しです。(ちなみにフレディの恋人、今年の正月に亡くなられました。あの世でフレディと再会し、仲良くふざけあっていることでしょう。涙涙)テーマソングのプリンシス・オブ・ザ・ユニバースも最高! 「我こそは全世界の王子 我に匹敵する者はいない」って、まさにフレディの生き方そのもの。クルガンのテーマ「ギミ・サプライズ」もブライアンがロックしていてカッコいい! カーチェイスのシーンは、車が大好きなロジャーの曲。「愛ある日々」の中の「たった一年限りの恋でも、何もない人生よりはずっと素敵だ」というメッセージにじ~んとしてしまいます。あれ? 映画評というよりQUEEN賛美になってしまった。内容も、根暗なヒーローがカッコいいし、面白いです。最新技術でリメイクしたら面白いでしょうが、クリストファー・ランバートに並ぶ一種独特な存在感の俳優が思い浮かばないな。そしてリメイクしても音楽は絶対QUEENで![DVD(字幕)] 10点(2010-02-14 21:57:09)(良:1票)

3.  ブーリン家の姉妹 《ネタバレ》 高級食材でハンバーガーを作ったような映画でした。まずキャスト。ナタリーの知的な美貌も、スカーレットの色香も、エリック・バナの存在感も、組み合わせの悪さと、どの人物にも感情移入できる部分や魅力的な要素が無いせいで、全て台無し。衣装やセットがものすごく豪華なのに、余韻が無いストーリー展開のため、美術館を駆け足で観ている感じ。そしてこの、教皇庁との断絶という大事件をびっくりするくらい「サラ~」と描いているかわりに、姉妹の関係を話の軸に据えているのは良いとして、その姉妹の関係が少女マンガ並に浅い。いがみ合うけど最後は「分身よ」って・・・ステレオタイプすぎるでしょう。でもなんだかんだ言って、ハンバーガーは気軽に食べられてたまには美味しいということで、実は好きだったりする。5点献上。[DVD(字幕)] 5点(2009-11-18 23:46:48)(良:1票)

4.  マッチポイント 《ネタバレ》 運について云々は皆さんが書いている通り。私は違った観点から感想を。 「最後に勝つのはクロエみたいな女」 これって女性誌や恋愛ハウツー本にはよく出てくる話。 男と結婚したければ、エロカワよりお嬢系ファッション。 でも何で? その過程がいやらしいほどよく描かれていて、ウッディアレンはやっぱり凄いなと思った。あんな爺さんなのに、よくおわかりで! 男なら、いい女に夢中になる。でもいい女の賞味期限は短い。手に入れたとたんにただの女になり、追いすがってくるに至っては、邪魔者でしかなくなる。 でも女は、そのことに気付かない。私はこんなにいい女なのに。いい女である私が愛しているのに、背中を向けるなんて酷すぎる。そうやって男を追い詰め、それによって自ら女度を下げていく。 観客も、クリスと同じ過程を経験する。魅力的なノラ。胸の開いた服を着て、煙草をふかす姿がきまっている。でも婚約解消され、衣料品店で働き始めたノラは、どんどん陳腐になっていく。狭いごちゃごちゃした部屋で、ルーズな服を着て電話に張り付く。そんなノラに、登場シーンでの鮮やかな魅力は、ひとかけら残っていない。 そんな恋愛模様の生々しさに、あっさりとしたサスペンス。なかなかの良作。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-14 22:21:31)(良:3票) 《改行有》

5.  キング 罪の王 《ネタバレ》 それなりの美学がある作品ですし、サスペンス要素もあり、最後まで飽きずに見ることが出来ました。 でもそれだけの作品です。 作り手側は芸術として作っているような作品ですが、見るものがこの作品から得るものは後味の悪さだけです。 私はガエル・ガルシア・ベルナルのファンなので、彼のいつ見てもこちらを魅了する演技力に2点。作品としては4点かなという所です。[DVD(字幕)] 6点(2009-02-04 20:03:13)《改行有》

6.  ハイ・フィデリティ すごく練られた映画だというのはよく判る。台詞は凝っているし、ファッションとか小物とか、さりげない風でいてこだわっているし、無駄な部分は多分ないんだと思う。でもあまりにも熱が入り過ぎて、なにげなく手に取って観賞した一般人には、この作品は濃過ぎる。食傷気味。作っている側は夢中だから楽しいだろうが・・・・ 豪華キャストで何とか最後まで観たけれど(キャスティングは最高!)、後半かなりキツかった。90年代に洋楽を聞いて育った私には、「ニルヴァーナ」くらいしか判らなかったし・・・ 6点(2004-11-18 23:13:55)《改行有》

7.  ラブ・アクチュアリー 小狡い映画。恋愛の、誰もハッピーでいられる時間。起承転結の『起』だけを繋ぎ合わせて「いいでしょ、ね、愛って素敵」と言われても・・・ハァ? AVで知り合ったカップルがどうするのか。勢いで結婚しちゃった言葉の通じない夫婦がどうするのか。友人の妻を愛してしまった男が自分の気持ちにどう折り合いをつけていくのか。殆どのエピソードが「その後」を描かなければ面白くもなんともない(例外・往年のロックスター。あのエピソードだけは良い!)代物ばかり。恋愛の初期なんてねぇ、職場恋愛だろうが、校内恋愛だろうが、出会い系サイトだろうが、OーN○Tだろうが、誰もがハッピーなのよ~ そこからどう愛を続けていくか。お互いを思いやりつつ本音で会話すること。それが難かしい。そこを描いてこその恋愛映画でしょう。薄い内容を豪華キャストでカバーしたお粗末映画。エマ・トンプソンとリーアム・ニーソンの演技の上手さが台無し。2点(2004-11-12 09:57:57)(笑:1票)

8.  モーターサイクル・ダイアリーズ 私もよく旅行に行く。箱根に行ったり沖縄に行ったり北海道に行ったり。お金が貯まればサイパンやハワイ。時間があればヨーロッパ。そう、お金と時間があれば、誰でも旅に出る事は出来る。でも旅先で、何かを感じ取るには才能がいる。チェ・ゲバラの豊か過ぎる感受性が、南米をまわりながら何を見て、何を感じ、後の革命へと彼を駆り立てて行ったのかが克明に描かれていて、ひたひたと感動出来た。その豊かさが彼を英雄にし(偉い人は沢山いるけれど、英雄の名を冠される人物は、ほんとうにごく僅かだ!)、しかし若くして銃弾に倒れるという末路を導てしまった。人間の幸福について、考えさせられる。南米の煤けた広大な景色と、4色モノクロの撮り方、おざなりとも思えるほど、わざと荒く繋いだ沢山のエピソード(まさにスクリーンで観るべき映画)。その中で時折見せるガエル・ガルシア・ベルナルの美しい笑顔が、とてもキュートで、印象的だった。9点(2004-10-30 13:23:18)

9.  嵐の中で輝いて 駄作評判をふまえていたせいか、面白かったですね。これでもかっっっ! てくらいの劇的状況の連続が妙に古風な盛り上がりぶりで、なんだかもう、戦争どうこうはうっちゃって、ヒロインの強さがまぶしい。メラニー・グリフィス、魅力的でした。マイケル・ダグラスは不要だと思うのですが・・・ なんだかちょこちょこ出て来て格好つけて能書き垂れて・・・これが女がメロメロになる様な超美形俳優が演じているなら判るけど・・・マイケル・ダグラスって所がなんだかいやらしい。もうちょっとリーアム・ニーソンのキャラクターに重きを置いて、あの二人の微妙な駆け引きがもっと見られたら楽しかったのに。残念!6点(2004-09-27 12:57:24)

10.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス 難解ぶりはどっこいですが、飛び抜けて退屈な作品が無かった分、「イデア」よりは楽しめました。エリセ、ヘルツォーク、ヴェンダースは、よく識らない監督だったのですが、この作品をきっかけに、長編を見たくなりました。それに比べてジム・ジャームッシュ、スパイク・リーは、好きな監督なので過度の期待があったことは否めませんが、拍子抜け。はっきり言って面白くありませんでした。とくにジャームッシュ作品は、クロエという有名女優を使っている所に「狡さ」を感じてしまいました。カウリスマキ作品は手堅かったです。まさに彼のテイスト。そして大した意味が無い。「さすが!」と唸らされたのはチェン・カイコー作品でした。やたら小難かしくなく、ファンタジックで笑えてほろりとする、学生が映画研究会で作りそうなこぢんまりぶりに、何だか安心してしまいました。興行収入的にどうだったのか知りませんが、やっぱり映画は長編が好きです。ハイ。7点(2004-09-24 16:36:34)

11.  10ミニッツ・オールダー イデアの森 「水の寓話」なにかを心に残してくれる、豊かな作品。「時代×4」ウザい。「老優の一瞬」画が綺麗だな~・・・以上「10分後」サスペンスの導入部って感じで、ありきたり。「ジャン=リュック・ナンシーとの対話」欠伸欠伸首!「啓示されしもの」発想が面白い。こんな作品こそ、短編の醍醐味。「星に魅せられて」壮大な物語の、素敵な一角を切り取った様な暖かさ。それと対照的な画面の冷たさがイイ!「時間の闇の中で」すごいのかすごくないのか、哲学的なのか何も考えていないのか、影像美なのか手抜きなのか、凡庸な私にはサッパリ判らない一遍。・・・・・・・・色々あるけど、トータルとして見ると、5点以上はつけられない。やっぱり私はフツーの映画が好き!5点(2004-08-07 10:54:44)

12.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル この映画の監督や作者が死刑廃止論者なのかどうか判らないが、『命をオモチャにしている』というような、安っぽい印象が拭えなかった。発案はとても面白いのだけれど、高尚な雰囲気にしてしまったのが イマイチ感の原因なのかもしれない。余命がいくばくもなく、自暴自棄になっている様子とか、妻子に逃げられて、トチ狂っている様子があって、もっと切実な、焦燥感みたいなものが描かれていれば、深い作品になったのではなかろうか。設定が、なんとなく『羊たちの沈黙』『デットマン・ウォーキング』『ユージュアル・サスペクツ』辺りの良い所を寄せ集めて来ました風なのも、安っぽさに一役買っている。5点(2004-07-31 10:52:57)

13.  トロイ(2004) はぁ~ものすげーお金かかってて凄いね。でも何だかな~ という映画。アキレスのキャラクター作りが完全に失敗している様に思う。彼の信念が何処にあるのかよく判らなくて、いきあたりばったりの人物に見えてしまうし、オネエチャンと恋に落ちるくだりも蛇足としか思えない。パリスの甘ちゃんぶりはあれでOKだと思うし、ヘクトルは格好良かった~! エリック・バナって、顔が横に広くてへんな顔というイメージだったけど、まぁなんてイイ男。でも主役のアキレスになんの魅力もないせいで、作品の質がガタオチしている。映像と小道具と脇役が素晴らしかっただけに、もうちょっとどうにかなんたんじゃないかと思う、悔しい映画。6点(2004-07-28 20:39:43)

14.  クイルズ 全てが過剰。やりすぎ、騒ぎすぎ。でもそれがイイんです!! 淫乱な処女でケイト・ウィンスレットって、もうその設定自体が妄想の世界ですよね。ジェフリー・ラッシュの、ただの変なおっさんなのか、本物の天才なのか、オーラがあるのか無いのか判らない扱いにくさもさすが名優、唸らされました。それにホアキン。君が清廉潔白な神父で終わるなんて事は無いと期待していたよ。素晴らしい! ホアキンらしいオチだっ!! 全編通じてビアズリーの絵の様。ヘンにおりこうぶらずにやるべき所まで突き進むこの姿勢。あっぱれです。9点(2004-06-27 23:29:17)

15.  タイタス すごくぞくぞくして、ビ~~~ンと痺れる感じ。監督の感性に圧倒される。二時間四十分、どっぷり世界に浸らせてもらいました。面白かった! 素晴らしい、毒のある美術品を見ている様。脚本というのは時代に合わせて変化させてもいい物だと私は思っているので、現代と混じり合う演出に抵抗はなかった。どちらかというと、現代でも古代でもない、不思議な異世界の物語という印象。 ただ、主演が・・・。ジェシカ・ラングはじめ、ムーア人演じた黒人さん、息子たち、皇帝はハマり役だったけど、アンソニー・ホプキンスがどうしても馴染めなかった。確かに演技力あるし、狂気を演じると超一流なのはわかるけれど、威厳とカリスマが無い。農家の小父さんにしか見えない。ショーン・コネリーあたりが演じると良かったのでは? 血が通った悲劇、という印象の映画。スクリーンで見れなかった事が悔やまれる。8点(2004-06-14 18:12:38)

16.  ジャイアント・ピーチ クレイアニメかと思ったら、いきなりものすごいメイクの叔母さんが出て来たので、びっくりしました。いじめられる両親がいない子供というありきたりな設定を、ここまでシュールに描いてしまう世界観には感心しましたが、この映画のターゲットが一体何歳なのか、かなりナゾ。息子(5歳)は、面白くなさげな様子でした(ジャック・スケリントンの登場シーンだけは喜んでた!)。大人向けという程の内容でもないし。う~~ん。全編通じて色々なモノが気色悪かったというのが一番の感想。ミミズもキモいし、魚の頭もキモいし、熟れた桃の感触もキモいし、蜘蛛の目つきもキモいし、謎の老人ピート@ミスターコバヤシも微妙にキモかった(てゆーか笑えた)。映画玄人好みってかんじ。6点(2004-06-13 11:52:36)

17.  サハラに舞う羽根 ものすご~いアホなのに、何故かどえらく運がいい男の話。言いたい事は山ほどありますが(ケイトもっと可愛く撮れよ! 小道具が手抜き臭い! どこかで見たような話と映像のつぎはぎ(例・パール・ハーバー、イングリッシュ・ペイシェント)! ジャックの台詞、支離滅裂すぎ! 相変わらず非白人の描き方が納得いかない! etc,etc,etc.....)手短かに纏めてみました。3点(2004-04-25 23:56:59)

18.  バウンティ/愛と反乱の航海 《ネタバレ》 なんとなく手に取ったら、ものすごい豪華キャストだったので驚いてしまった。ホプキンスもリーアム・ニーソンも、すごく上手い。ダニエル・デイ=ルイスが「無能男」を演じているのが面白い(さすが天下の演技派。上手い!)。その点メルは、いまいち微妙な心の変化が表現出来ていなかった気がする。追いつめられてもどこか飄々としていて、ヒーロー的。  史実なんだから話が面白いのは当たり前。メル演じたクリスティと、ホプキンス演じたブライの間を、観客の感情移入が行き来してしまうようなつくりが面白い。結局どちらも「勝ち」であり、どちらも「負け」であったわけだ。ちょっと唸らされた。画面もとても綺麗だったし、タヒチに行ってみたくなった。ラストは、史実をきちんと表現した結果だったのだろうけど、もう少しドラマチックに大袈裟にしてしまっても良かったような気がする。それにしても、豪華キャスト&そう悪くない評価なのに、レビュー私で4人目? 何でこの作品、こんなに知名度低いのでしょう???7点(2004-04-20 22:51:54)

19.  めぐりあう時間たち 《ネタバレ》 何故か途中まではすごく良いのに、ツメが足りない。原作者と監督が男性と聞いて、少々納得。専業主婦なら誰もが、「私は偽りの人生を生きているのではないか」という気持ちを抱く事があると思う。そしてローラの様に、一線を超え、家族を捨ててしまう人もたくさんいる。だけどローラが何故その一線を超えてしまったのかという所に、説得力がない。例えば全てにだらしない主婦なら、イカン男に引っかかって、簡単に家族を捨ててしまうかもしれない。だがそれなりに良識のある女性が、家族を捨てるには、もっと強大な理由がなければならない。DNAに備わった、子孫繁栄の為、子供を持つ女性に与えられる母性本能を、この作品はナメている。あの時思いとどまったローラが、何故その後家族を捨てたのか。それには強大な何かがなければならないのに、それが描かれず、突然ラストで現れる老けたローラの告白は、とても蛇足に、とても場違いに感じた。また、予備知識が無いとわかりづらいという設定そのものに、とても疑問を感じる。私は「ダロウェイ夫人」既読だったので、同性愛や分身ともいえる識らない誰かの死を受けて、瞬間の愛おしさに目覚めて行く様などが、多少理解出来たが、隣の旦那の頭上には、終止「?」マークが・・・これは映画として明らかに反則技。なにげなく手に取っても楽しめるものこそが映画ではないだろうか。メリル・ストリープのエピソードが個人的にはお気に入りだったし、カメラの美しさ、小物まで細やかに気配りされた演出、役者さんたちの繊細な演技など、良い点も沢山あり、もう少しどうにかならなかったのかと、残念に思う映画でもある。7点(2004-03-27 01:45:53)(良:1票)

20.  シェフと素顔と、おいしい時間 おふらんすの香りがプンプンプンプンして、くらっとしてしまいそうな映画でございました。フランス語って、罵倒する言葉もエレガンスでうっとり。二人とも、若い頃より今の方が素敵で、凄いなぁと思います。日本人で、49歳と56歳でラブコメが出来るカップリングなんてありえないもの。ま、あたしだったらアカプルコで一週間くらいバカンスしてから帰るけど・・・ まさに82分のおいしい時間をごちそう様な映画でした。6点(2004-03-17 10:08:49)

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