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1.  プロミシング・ヤング・ウーマン 《ネタバレ》 客観的にこの作品で正しいのは「証拠がなければ罰しない」という学部長?の一言だけなので、主人公が逆切れ前提で暴走している前半も、何やってんの、としか思わない。で、それは制作側も意識したのか、動画という第一級の証拠が登場するんだけど、7年間もそんなものがなぜ都合よく保存されていたのかとか、むしろ当時の調査手続でそれを(みんな持っていたはずなのに)誰も提供しなかったことの方が問題だろうとか、そっちの方が気になってしまう。●ただし、それとは別に、脚本の水準は一級品であり、復讐ゴリゴリで進むのかと思いきや途中で止めてしまうとか、ここぞというところで全面逆襲を食らうとか、トリッキーな部分の切れ味はかなりのもの。また、いろんな場面をばっさり省略する押し引きの手際にも好感が持てます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2025-06-08 02:23:51)

2.  ファーザー 《ネタバレ》 認知症者の視線から作品を本当に作ってしまうという驚くべきコンセプト、そして主演にホプキンスを充てるという必殺技によって、すでに成功は約束されたようなものである。しかし、設定に溺れることなく、美術その他の画面構成を含めて丁寧に場面を積み重ねている。終盤には、さすがに拡散してきたかな?と一瞬思わないではないが、しかし、最後の病室のくだりが、強烈にストーリーを締めくくっている。そしていつしか、単に主人公がこうでしたというだけではなくて、制作側の主人公に対する静かな愛情まで感じさせていくのです。[DVD(字幕)] 7点(2025-05-29 00:46:19)

3.  赤毛のアン/アンの青春 完全版〈TVM〉 《ネタバレ》 前半はダイアナとの交流のあれこれが描かれるのだが、このアンのダイアナへの傾き加減って、ほとんど依存症の領域ではないかと思う。これを友情だとか何だとか言われても、何も響かない。その後教壇に立つことになりますが、ここでは、生徒連の陰湿さとアンの生来のうざさ(笑)が相応に衝突して、それはそれでドラマになっています。●後半はさらに教職としてアンが成長するわけですが、何といっても、ただ座っているだけで発散されているウェンディ・ヒラー(エメライン祖母)のど迫力が目を奪います。よってアンも、時には正面突っ込み、時には裏交渉、時には奇襲攻撃と、いろんな手を使わねばならず、そこで人格の拡がりも示されています。●そうして、モーガンとの関係とかポーリーンの目覚めとか課題を解決した後で、ラスボス的にブルック校長と対峙するわけですが、ここはちょっと単調だったかなあ。「頑固な老女と心を開かせた上で信頼関係を築く」という流れは、すでにマリラでもレイチェルでもエメライン祖母でもやっているわけですから。ギルバートとの関係処理も含めて、ラストはちょっと駆け込んでしまった感じ。●あと、ちょっと興味深いのがいじめっ子ジェンについてであり、あれだけ敵キャラ扱いしたのであれば、打ち解けた後はその逆を描いていくのが常套手段です。しかしこのジェンは、演劇会の件を詫びた後は一切登場しません(台詞に出ていたバザーでさえ)。もしかするとこれは、無視こそが最大の報復であり制裁である、という制作側の思想を裏から具現化したものだったりして・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-03-23 19:09:16)

4.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 理不尽で滅茶苦茶なルールで支配され、しかも登場人物が誰もそれに疑問を持っていない描写は、「華氏451」などを連想させて力強い。一つ一つのシーンは破綻寸前にまで歪んでいるのだが、それがぎりぎりのところでつながれていく展開には、監督の第一級の妄想構築力を感じる。主人公2人が人物的にはあまり魅力的でないのも、もしかしたらわざとかも?と考えてしまう。ただ、主人公の空想の繰り返しはやはり作品の勢いを削いでおり、無理矢理運命をこじつけなくても、受付の場面で初めて出会う、でもよかったのではと思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-03-22 21:25:44)

5.  ベルファスト 物語の枠組としては、(北アイルランド紛争という特殊背景はあるとはいえ)少年の日常生活のあれこれという範疇内であって、それほどの広がりはない。しかし、とにかくモノクロの映像の陰影や濃淡が美しく、それに浸っていられるだけでも価値がある。また、お母さんの凜とした存在感も筋を通しているし(そういう作品でないのは分かっているが、微妙な色気もある)、作中の主人公同様、爺ちゃん婆ちゃんにもかなり助けられている。ケネス・ブラナーがこんなかっちりまとまった小品を作ったのには少々驚いたが、普段大作小説を書いている人が、ちょっとエッセイも書いてみました、という趣だろうか。[DVD(字幕)] 6点(2025-02-17 23:44:29)

6.  ゲット・バック(1991) 70年代には世間ではビートルズは「過去のもの」扱いされていたし、その時期にはウィングスとして活発に活動していたポールも、80年代にはスランプになっていた。そして、89年のこのツアーで、自身の大々的復活はもちろん、ビートルズからウィングスから全部総括する内容を提示したわけですから、実はこのツアーは、音楽史の上でも結構大事な出来事だったのです。●といっても、ステージ自体はそんな回りくどいことを言わんとしているわけではなく、名曲や代表曲の数々がひたすら楽しく前向きに披露されています。作品としては、MCもほぼなければ合間にインタビューや解説があるわけでもなく(イメージショット的なものは多少ありますが)、ただ「演奏を撮っているだけ」なのですが、だからこそ、それだけで何万人もの注目と歓声を一身に浴びるポールのスター性が際立つことにもなっています。[DVD(字幕)] 6点(2025-01-25 17:53:06)

7.  マンデラ 自由への長い道 《ネタバレ》 序盤からえらくたったか進んでいくのだが、ペース自体は最後まで変わらず。しかし、「闘争篇」「監獄篇」「政治篇」としっかりやろうと思ったら、こうでもしないと収まらなかったのだろう。一つ一つのシーン自体は丁寧に撮られているし(だからこそ、もっとじっくり見たかったという気もするのだが)、作品としての尺の長さを感じさせない。また、こういう作品では、逆境にめげずに家族は主人公を支え続けました、となることが多いところ、年月につれてむしろ妻との関係はすれ違いを深めていった、というところに生々しさを感じる。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-26 01:02:57)

8.  ムーンプリンセス 秘密の館とまぼろしの白馬 《ネタバレ》 単に少女が館でいろいろ冒険するファミリー系アドベンチャーかと思っていたら、予想以上にヘヴィな内容でした。いろいろ不気味な事象が発生していく序盤の過程はなかなかミステリアスですし、そこに古の発端の伝説も絡んできます。いい人なのかそうでないのかよく分からない叔父さんも印象的です。その辺の盛り上げ方に比べると、収束はあっさりというよりむしろ雑然とした感じで、せっかくの種々のキャラの登場がもったいないのですが、まあ、あまりシリアスに振るべき作品でもないということでしょう。[DVD(字幕)] 5点(2024-11-25 23:07:22)

9.  ブルーに生まれついて 《ネタバレ》 チェット・ベイカーという、名前はよく聞くのに実像はあまり知らない人物にスポットを当ててくれたのはありがたい。しかし、活躍場面がそれほどあるわけではなく、ほとんどのシーンは、序盤早々に登場する大怪我からどうやって回復するかとか、その中で周囲に対してもかなりごちゃごちゃ言っていたりとか、その辺が中心です。ただ、それはいいとしても、問題は、主人公がさほど魅力的に見えないという点なのです。伝記映画でこれは割と致命的ではないかと思います。イーサン・ホークの演技も、いつもの伸び伸びぶりが窺えず、何か必死に実在の人物像を再現する方向に走っていたなあ。やはりイーサンは、名もなきキャラを自在に演じさせてこそ本領を発揮します。[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-30 01:58:31)

10.  恐竜100万年 《ネタバレ》 最初のところで、「これ、明確な言語が生まれる前設定なんだな。しかし、どこでどうジャンプするんだろう?」と思っていたら、まさかの最後までそのまま行くというのでまずびっくり。制作側の強力な信念を感じます。一方で、話の展開からすればみんなで恐竜をやっつけるあれこれが出てくるんだろうと思いきや、それは確か1回だけで、あとは目の前で見ているか、せいぜい追い払うだけ。かえってそれが生々しさを醸し出していますし、恐竜の強さも実感させます。何とも、独特の熱さ、そしてシュールさを感じさせる作品です。●一方で、セクシーなお姉ちゃんはみんな大好きというのは時代設定も場所設定も問わないという点において、人類普遍の定理を証明してみせた作品でもあります。[DVD(字幕)] 6点(2024-04-22 22:02:23)

11.  イマジン(2012) 《ネタバレ》 視覚障害者施設の教師である男性(自身も視覚障害者)のお話。彼は、音の反響を駆使して、白杖なしで歩き回ることができ、それを生徒にも広めようとしている。そして作品もそこに一点集中している。彼らが外を自由に歩くとはどういうことか、何を「見て」いるのかを、地道に切り取っていく。授業風景の一つ一つの扱い方も丁寧である。と、中盤にかけてじわじわとせり上がり、さてこれがどうやって開花し着地するのか、と期待が高まるのですが、終盤は今ひとつでした。妙に長い港のシークエンスの怠さをはじめ、何か物語も完結せずに放り出されてしまった感があります。立ち上がるヒロインをトラム内から遠景で小さく捉えるファイナルショットの切れ味なんかは、良かったんですけどね。[DVD(字幕)] 6点(2024-03-09 15:55:07)

12.  ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン 《ネタバレ》 1989年にアルバム・デビュー、マンチェスター・ブームのトップに立ってブレイクするも、その後沈黙を保ち、94年にようやく2ndを発表。しかしその辺の間の悪さも手伝って、以前ほど流れに乗ることはなく、結局96年に解散。そのストーン・ローゼズの、2012年の再結成を追ったドキュメンタリーです。カメラは彼らを素直に追い続けますし、奇をてらったことはしません。デビューしていきなり訪れた絶頂期も丁寧に挿入しながら、再起へ向けて地道に進むメンバーの姿を提示します。そして再結成の第一弾として行われたゲリラ的なフリー・ギグの盛り上がりもかなりのものです。そしてここでは、メンバーは(いい年しているはずなのに)きちんとミュージシャンとしての格好良さをキープしていますし、むしろイアン・ブラウンが素人っぽく見えてしまうほどです。●で、ツアー中のアムステルダム公演で「レニが帰っちゃった事件」が起こるわけですが、ここでドキュメンタリーも急激に失速してしまって。いったん「撮れる状況ではない」はいいんですが、ならば周辺スタッフなどにも食い下がってほしいところですし、なのに一足飛びにファイナルのヒートンパーク公演になってしまう。で、そこで大いに盛り上がって終わり。いや、あの状態からメンバーはどうやって関係を修復したんですかね?そして、この公演を終えてメンバーには何が残って、そこから何をやろうとしたの?とか、一番肝心なところが置き去りになってしまいました。[DVD(字幕)] 6点(2024-03-06 00:54:33)

13.  メイキング・オブ・モータウン タイトルから推測できるとおり、モータウン全般というわけではなく、主として発足時に焦点を当てたドキュメンタリーです。よって、基本的には、最初に出てくる創始者のベリー・ゴーディとスモーキー・ロビンソンが喋りまくる内容です。ただし、スプリームスやスティーヴィー・ワンダーやジャクソン5など、有名どころの(特にデビュー前後の)あれこれはきちんと出てきますので、ただ2人が喋るだけというわけではないです。作り方としては、特に系統立てられているわけではなく、むしろ未整理にいろんな情報や映像が次々に提供されるという感もありますが、その後膨大な規模にまで発展したこのジャンルがどのようにスタートしたのかという歴史探究的観点からすれば、意義深いものがあります。[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-12-21 00:55:14)

14.  ジャコメッティ 最後の肖像 《ネタバレ》 画家ジャコメッティから肖像画のモデルを依頼されて、あれやこれやの末やっとできました。という、本当にそれだけのお話。場面のほとんどは、舞台劇かと思うくらいアトリエだけで展開されるし、かといってその制作プロセスに何か面白みがあるわけでもない。また、画家の弟とか妻とか愛人(?)を絡ませようともしているのですが、これも何か波紋や変化をもたらすわけでもなく、エッセンスとして機能していませんでした。真面目で禁欲的な作りではあるのですが、そこで終わってしまいました。[DVD(字幕)] 4点(2023-11-22 01:40:19)

15.  ナバロンの嵐 《ネタバレ》 どのシーンをどこから見ても、何とも面白くないのはなぜなんだろう・・・。とにかく登場人物に緊迫感がなくて、リラックスするならするで逆に笑わせにかかればよいのに、そうもなっていません。最後の橋の崩落が撮りたかっただけでは?[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-11-17 00:47:57)

16.  パッション(2003) 夫を亡くした高齢女性(ちなみに主演のアン・リードはこのとき68歳)が、いきなり大幅年下の男性と恋に落ちる!しかもその相手は娘の不倫相手でもある!となれば、どんな背徳心あふれる魅力ある設定かと思いますが、あまりその辺のドロドロぶりはありませんでした。こういう話であれば、タブーに直面する心理的ハードルであるとか、それを乗り越えるパッション(それこそ邦題どおり)とか、そういったものがあってしかるべきなのですが、全体にえらくあっさりしていて、むしろお上品にまとめようとする気配すらあります。なので、悪い出来ではないのですが、やっぱり物足りないのですね。ダニエル・クレイグもまだブレイク前で、期待していたワイルドさがありませんでした。[DVD(字幕)] 5点(2023-10-30 20:12:02)

17.  謀議<TVM> 《ネタバレ》 あの「ヴァンゼー会議」を対象とした作品です。導入部は、いかにもクセのありそうな登場人物が順次集結していながら、今ひとつ誰がどの立場を代表しているのかがはっきりしないし、さほど個性も感じられない。しかし、あらかじめアイヒマンが会議終了時間も想定していたとおり、いざハイドリヒがまとめにかかってからは、丁寧に意見を聞いている(ふりをする)進行をしていながら、実質的には異論を許していない。たたみかけるような着地です。しかし実は一番ぞくっとしたのは、その後、いつもどおりに後片付けをする使用人や料理人の作業の描写なのです。別に何か悪魔の力が働いたわけではない、あくまでも事務的に慣例的に設営されたいつものような会議において、数多の人々の生死を左右する重大な決定が粛々と淡々となされていく。それがこの作品が言いたかった内容なのでしょうし、だからこそ、単なる歴史上のエピソードの再現ではなく、今日にも通用するテーマとしての普遍性を有しています。[DVD(字幕)] 7点(2023-10-23 01:56:29)(良:1票)

18.  GAEA GIRLS 《ネタバレ》 長与千種が主宰する団体「GAEA JAPAN」についてのドキュメンタリーです。最初に長与の試合が出てきて、まあ主役はやっぱり長与なのか、と思っていたらどうも風向きが変わってくる。つまり、その長与はGAEAの中でどう選手を育成したのか、というのが本題なわけです。その中で、練習生の竹内彩夏にスポットが当たっていき、プロテストに取り組む目標が構築されていきます。全体の撮り方は、合宿所の日常をつなぎ合わせた感じで、文字説明も必要最小限。本来なら、もっと整理してよ、と言いたくなるのですが、この作品においてはそうはなりません。それは、リングですべてを示す、という選手たちの無言の哲学と、この映像の撮り方が一致しているからだと思います。一方で、途中で逃げる人もいるんだけど、それもそのまんま撮っている静かな容赦なさが、緊張感を高めています。●しかししかしやっぱり、この作品を引き締めているのは長与千種その人でありまして、数か所出てくる説諭というか説教というかカマシ入れのシーンは、ごく短時間であっても、見ている側の背筋が思わず伸びるほどの鋭さがあります。本当にこの人は、天賦のプロレスラーであるとしか言いようがありません。また、代表の杉山由果は、いかにもなビジネスウーマンという感じで出てくるんだけど、この人の目力と言葉の迫力も凄いんだ、これが。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2023-10-03 00:59:24)

19.  リベンジャーズ・トラジディ 《ネタバレ》 近未来の荒廃した都市です的な街周りの中で、婚約者を殺害された男が、ボスキャラに復讐する。となればハードボイルド&バイオレンスっぽい雰囲気を想像し、しかももしかしたらB級一直線ではないかとも予想します。しかし、この作品のポイントは、元は17世紀の舞台劇であるという点です。よって、品が良いとはおよそいえない(というか揃って頭も悪そうな)登場人物連中が、台詞だけは回りくどくて仰々しいというギャップは、存分に楽しめます。また、寝室侵入のくだりとそこからの展開とか、処刑をめぐる行き違い(!)とか、復讐は途中で成功するもののその後が、とか、展開も意外に捻っています。最後は急に詰め込みすぎで、舞台ならまだしも映画ならもうちょっとじっくり描写して欲しいと思いますが、まあ仕方ないか。というわけで、全体としては一本の筋できちんとまとまってはいますが、やはり一貫して漂うB級感+低予算感は、どうにも拭いがたいところでした。[DVD(字幕)] 5点(2023-09-15 01:04:26)

20.  ミラクル・ニール! 《ネタバレ》 単純明快でかつ無理矢理な導入部を、自信満々に進める態度に好感。その後も、軸は「期せずして主人公に降ってきた万能力」というシチュエーションからずれません。笑いの部分は、ところどころ面白くもありつつ、もう一歩で広がらないまま最後まで行くのですが、余計な脇道に逸れずに進んでいくのが、60年くらい前のクラシック作品のようでいい感じです。ヒロインが初めて主人公に迫るときに、能力の源が一瞬途切れるのですが、特に伏線になっているわけでもないのにあえてそうしているところに、制作者のさりげない配慮を感じます。●難点は、ケイト・ベッキンセールのキャスティングかなあ。若い頃ならともかく、この時点での彼女は落ち着きと風格がありすぎて、ストーカー男やセクハラ上司にあれこれ振り回されるようには見えません。それと、騒ぎが済んだ後のレイのフォローも何か欲しかったかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-22 22:52:27)

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