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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 ビルの非常階段を見れば上がりたくなり…、設置されている消化器を見れば取りたくなる。そこら辺に生えている雑草もハーブに見えてしまう程、バイオシリーズにのめり込んだ…ゲーム経験者の自分には、まずまず観れた作品。ゲーム開始と同時に、この主人公のようにポ―ンとバイオハザードの世界に投げ出される感覚を、やや分かりにくい観もありますが一時的な記憶喪失という設定で上手く表現しています。慣れてくればスイスイと進めるゲーム攻略のような記憶回復とともに進行する独自のストーリーは悪くない。ゲームと言う複雑したストーリーも、ゲーム未プレイ者にも楽しめるように作ってあるのは感心。何よりバイオハザードの世界観に溶け込んでしまうミラ・ジョヴォヴィッチが、実に適役に加え好演でした。…ただ、雰囲気は悪く無くとも、ゲームの世界観があまり活きていませんね。ゲームではゾンビで溢れたラクーンシティと、(のちのちに分かる→)アンブレラの悪行を隠すために街ごと爆破するという設定で、生き残った主人公らが逃れるために、封鎖された街から脱出する…と言うようなストーリーも、劇中では全く逆で序盤からネタバレ。プレイするとともに、アンブレラの全貌が除々に明らかになるワクワク感とは程遠い。更に、ゲームとは無関係なレーザー攻撃は残虐過ぎて引く。これは“恐さ”であって“怖さ”ではないんですよ。こうした“怖さ”と“恐さ”を取り違えた演出が多いのは、ホラーアクションと謳われる作品にしてはいただけません。独自のキャラクターと、ゲームとは逆に進行するオリジナルストーリーが確立出来るのは、あくまでもゲームの設定とシナリオが優れているからの話。個人的な感想としては、あれだけ素晴らしいゲームシナリオと設定をもってしても、こんなヤワな話になってしまうのか…と外国人のアレンジの下手さにはガッカリしました。大体、あれだけしつこいゾンビを女性のパンチ(しかも素手)とキックでブッ倒すのは、あり得ないの一言(ゾンビ犬なんて蹴り飛ばして済めば楽で良いなァ)。ゾンビの怖さがあまり伝わりませんね…。あの“リッカー”のショボイ映像処理もなんとかしていただきたいもの。ちなみに、ドラえもんもビックリな四次元・アイテムボックスは、さすがに映像化はされませんね(笑)。5点(2004-09-05 00:26:37)(良:1票)

2.  チキ・チキ・バン・バン ミュージカルが苦手な自分が先入観を持って見るのだから、再見とは言え楽しめるのか…と不安でしたが懐かしく面白い作品。純粋に楽しく、明るく、ハッピー。今観ると、境界線がきっちり引かれたように後半のファンタジックな演出には戸惑いますが、とても夢があって良いですね。現在は、ホントにこういう夢の有る作品が無くなってしまったなァ…としみじみ思いました。古き良き時代の代表作と言えるでしょう。外国では表現の少ない英語での効果音も、タイトルにするとしっくり合う“チキ・チキ・バンバン”の語感は実に魅力的です。6点(2004-08-23 00:26:54)

3.  トゥームレイダー 《ネタバレ》 ゲーム制作者は、日本だけ本作ゲームが売れない事に首を傾げているようで、斯く言う私も店のデモ版を少しプレイした程。ヨーロッパでは難易度の高さとこの手のキャラクターが人気らしいのですが、アクションゲームが苦手な上、美形を好む日本人には合わないのでしょう。そんな海外の人気ゲームの映画化も、個人的にはあまり面白く感じませんでした。40分頃からパパのお手紙で急に発生する様な後半のストーリーは、前半とのバランスが悪く、簡略化されたセリフで全体的なストーリーが掴めない。せめて、起承転結となる基本のストーリーが見えればもう少し楽しめたかも。唯一の見せ場でもある、ゲームの特徴を掴む為のアクションも後半に失速。ショボショボのCGも一喝したい所。ゲームは1プレイでララ・クロフトが活躍する訳で…、故になんの助けもナシに全てを敵にまわし、2丁拳銃を武器に1人でテキパキとなんでもこなしちゃうゲームをまんま映画にしても、正直あまり魅力を感じないんですよね。※ちなみに、アンジェリーナ・ジョリーの顔から釈由美子の声が出ると言う…摩訶不思議な現象が…。フジテレビはディズニーか何かと勘違いしてるのでは…。普通に声優を選択していただきたいもの。3点(2004-06-27 00:27:04)(笑:1票) (良:1票)

4.  ハリー・ポッターと賢者の石 本場イギリスの魔法モノの話と来れば、人気が出るのも頷けます。…ただ、序盤からトントン拍子に都合良く話が進むので、物足りなさを感じてしまいます。挫折を知らずに送る人生程怖いものはありません(笑)。ハリー・ポッターの負け無し&サクセスストーリーも、子供には良き憧れの対象となるのでしょう。個人的には、なんの失敗も挫折も無いストーリーにダレるのみでしたが…。そもそも、ハリー・ポッターは一体なんの目的で魔法学校へ入学し、そして一体なんの目的で魔法使いになりたいのでしょうか…? 心理の探究を描いていない為…、映画からは全く読み解く事が出来ませんでした。また、話が大雑把に展開していく為、ストーリーを掴むのに大変でした。それもこれも、原作を読めば分かるのでしょうが、個人的にはもう映画でお腹一杯!!…と言う感じです。ちなみに、キキもビックリな“魔法のホウキ”は、枝の部分が細過ぎて、乗っている時に痛くないのか…なんて余計な心配をしたり…(笑)。上手く行き過ぎるストーリーも、もう少し何らかの障害があれば面白くなったでしょうが、子供向な作品にそんなものを求めるのはヤボと言うものでしょう。…にしても苦痛な時間でした…。これを観てサイコ―!…と言える程若返りたい(苦笑)。4点(2004-06-26 00:29:27)(良:2票)

5.  未来世紀ブラジル この映画の良さが分かれば映画通!…だなんて、昔に誰かが言ってたっけ。高校生の頃に観ましたがあまりにも奇警な映画の為、かなり衝撃を受けた作品でした。当時、映画の話題性などその評価も高かったように記憶しており、その後の日本アニメにも強い影響を与えた本作。それだけ本作が齎した貢献度は高い…と言う事でしょう。主人公・サム以外のオプチミストなキャラの面々との対比で、より一層の違和感を覚えつつも、非現実的な社会がこの世界観を確立させている。なんと言っても、大物テロリスト・タトル(ローバート・デ・ニーロ)のキャラは最高だ! 今から20年近くも前に、作品が創られた事を考えると…もう二度と同じ映画は創れない事でしょう。そのレーゾンデートルの高さだけで十分評価に値する。ただ、あまりにも奇警で逸脱した舞台とオプチミストな登場人物とそのストーリーに嫌悪を抱くと、好き嫌いに別れるのも否めない。そう言う意味では万人向けではありませんね。自分は好きな映画と言うよりも認めたい映画と言う評価で。7点(2004-03-12 02:56:11)

6.  ターミネーター3 《ネタバレ》 これはジェームズ・キャメロンが監督業を拒否したのも頷けますな。ジョン・コナーがターミネーターと再会するも、良く考えれば別の機種なら意味が無いような気がする(これだけでもうゲンナリ)。更にサラ・コナーがいない未来と、肝心な主要キャラは不在でなんの為の…誰の為の続編なのか疑問を感じる。ラストから「1」へとまた戻る…要は“メビウスの輪”と言う事でしょうが、だからどうした…と言わずにはいられない。こういうラストでなければ、「1」「2」を否定してしまう事になる訳だから、是が非にでもあのラストにしなければならなかったのは良く分かるのだが、余計なお世話と言いたい。人気があるから作った…としか思えぬシリーズ続編も、圧倒的に支持される「2」に泥を塗っただけ損をした印象。5点(2004-03-09 20:58:27)

7.  ベッカムに恋して 《ネタバレ》 邦題からして単なるスポーツラブコメディなのかと思いきや…実はそうでは無い。序盤のシーンは思わずギョッ…としました(笑)。英国在住のインド家庭…と言う設定も観ればなるほど。保守的で厳格な家庭に育った少女がサッカー選手を夢見れば、必然的に付いてくる“障害”も乗り越えてこそ本物なのでしょう。それもこれも定義される差別問題を描いている点が良い。上手にまとまっていて面白い作品でしたが、あれだけ定義された個々の問題が一気にクリアしてしまうラストに、肩透かしをくらった観有り。それでもこれを機に女子サッカーに興味を持ちましたから。いや…ベッカムに恋した少女はとても素敵でしたよ。7点(2004-03-08 21:28:55)

8.  ビーン ビーンが“フォレスト・ガンプ”になっちゃってるよ…。ビーンは平気で人の失敗をあざけ笑ったり、からかったり、人の話を茶化すヤツ。それが“Mr.ビーン”なのにねぇ。病院で順番を早くしたい…と人の整理券に手を出したりインチキしたり、結構頭を使ってあの手この手で色々やっちゃうソフトブラックなTVシリーズに比べて、映画版では悪気があってやった訳では無い…と言う、完全なビーンの毒抜きと“善人化”で、これではTVシリーズを好んで視てきた人には違和感を覚えるハズ。…ちなみに、TV版「Mr.ビーン」を初めて視たのは今から12年程前の国営放送。お正月の夕方に放送をしていて、それから毎年必ず正月の一週間放送が定番だった。人に勧めても知名度が低いその時には、なにソレ…なんて言われていたが、その後深夜放送で突如人気爆発。まさか映画版まで出来るとは思わなんだ。製作国がイギリス(TV版)とアメリカ(映画版)と言うだけで、ここまでビーンが変わる…と言う大きな違い。やはり、イギリスが製作すれば“Mr.ビーン”になったのではなかろうか。4点(2004-01-02 18:29:23)(良:1票)

9.  スノーマン<TVM> 《ネタバレ》 英国人・レイモンド・ブリッグス絵本原作をアニメ化。少年が大雪から作った雪だるまの“スノーマン”。夜中に動き出したスノーマンと少年の“一夜限りの遊び”がなんとも切ない。加えて、まるで動く絵本を観ているような錯角に陥る程、素晴らしいアニメーション映像だ。少年とスノーマンの描写に流れる切ない主題歌曲が特に深く印象に残る。レイモンド・ブリッグスの描く優しい色調なり、彼の世界観を崩さず忠実にアニメ化した貢献度…、そして子供は勿論の事大人の目線に立った良質なアニメ映画と言える。そういう意味では大人に観て欲しい作品です。 8点(2003-12-24 16:58:29)(良:1票)

10.  イエロー・サブマリン 幼少の頃何度も観た、懐かしいビートルズのPVアニメーションの傑作。サイケな配色は当時らしいズーティな反映。潜水艦“イエロー・サブマリン”と、幻想的でいて曲に乗せて楽しく明るい描写の多々。しかも、音楽で戦うだなんて…なんと平和的な表現なのでしょう。やはり、当時の時代背景…つまりベトナム戦争の影響強く、反戦の意味にして音楽で世界中の人を救いたい…と言う“ラブ&ピース”のレトリックな表れ。観れば誰でも口遊む同名曲…でも自分が唄うとどうしても「イエローサブマリン音頭」になってしまうから(笑)。本作のレーゾンデートルをより高く評価したいアニメ作品。9点(2003-12-08 20:15:50)

11.  ぼくのバラ色の人生 《ネタバレ》 雑誌の映画紹介には“ほのぼの作品”と書いて有ったので観賞しましたが、中盤からかなり問題描写がキツくなるので、確かにファンタジー描写は多々有りますが、ほのぼの作品と言うのとはちょっと違うかもしれない。女の子に憧れ夢見るリュドヴィックを演じるジョルジュ・デ・フレネ少年が、本当に女の子に見える程の可愛い好演。髪型一つでこんなにも違って見えるとは…。神様が“XY”を煙突に投げた時に、“X”だけが入らなくてゴミ箱に落ちちゃったんだ…と言う、彼に言わせれば科学的(笑)の表現が実にユニーク。理想はファンタジーな夢の世界…でも現実はあくまでも人間社会。“性同一障害”が認知され、ヨーロッパと比べれば差別や偏見等が幾分か少ない(?)日本とはお国柄に差が有るのか…、まだこちらはオープンな方かもしれませんね。これでいいのだ…イヤ、本当にいいのか?…と言うラストはやや微妙。結局、問題定義しているのはどちらなのか…迷うフシが有る。 5点(2003-12-07 01:55:47)

12.  オズ L・フランク・ボームの童話にSF要素を脚色し、オリジナルで有りながら且つ「オズの魔法使(39)」の続編として製作された一風変わった作品。一応「オズの魔法使(39)」のその後のストーリー…と言う設定なので、原作派・前作派の方が観れば嫌うかもしれませんが、個人的には大好きな映画。特撮技術も当時としてはなかなか見応えが有り、何回観ても飽きない話の構成も画の創りも好感が持てる。個性的なオリジナルキャラクターは実に魅力的で、ドロシーに抱えられた雌鶏のビリーナも結構良い味出してます。独特な演出やファンタジー表現は決して悪く無く、今から観れば古い特撮も全体的に良く創られています。個人的にはジャック・パンプキンヘッド(ブライアン・ヘンソン)が好きでした。パンプキンヘッドの頭が、ポコポコ簡単に取れちゃう…と言う描写は結構笑えました。 8点(2003-10-16 17:28:29)《改行有》

13.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 リチャード(レオナルド・ディカプリオ)たちがビーチに辿り着いた時から、アメリカの人気番組「サバイバー」に見えちゃって…(苦笑)。楽しい事だけやって、もうやりたい放題ですな。言っては悪いが、コレは楽園じゃ無くて“快楽園”だって。ちなみに、撮影場所になったタイ南部ピピ(ピピ・レ)島・マヤビーチ。撮影の為に、自生している植物を移動させるは有ろう事か国立公園でもある砂浜を掘って掘って掘り捲り環境に悪影響を与えて、こちらもやりたい放題の20世紀フォックス。映画の内容も、都合が良ければこちらも都合良すぎ。ラストのワンカットも、楽しかった時の思い出…で終わらせて腑に落ちない。しかも、麻薬・殺し・性…明るい舞台とは真逆にブラックなストーリーなので、観ていてあまり気分の良いものじゃなかった(殺すシーンとか…)。ある意味“天国に一番近い島”かも(笑)。結局、夢の楽園なんてどこにもないサ…って事を言いたかったんだろう。そんなの、言われなくてもわかってるのにねぇ。可愛い女の子4人グループ・All Saintsの「pure shores」のテーマソングは良かったが…それだけ。3点(2003-10-03 23:55:16)

14.  シャロウ・グレイブ 《ネタバレ》 内容が“殺し”と“金”に終始しているので、観ていてあまり心地良いものじゃない。ラストのオチはそこそこ。序盤のジュリエット(ケリー・フォックス)の中途半端なバストアップヌードと、ヒューゴー(キース・アレン)の死体にモザイク…という演出が全く無意味…。ちなみに、アレックス(ユアン・マクレガー)は最後、生きていた…で良いんですよね…? ラストで現場検証が行われている時点で(普通は救急車…呼ぶでしょ)、おや…と思ったんですが(刑事・警察官の反応もなんか変)。含みを持たせる演出なのか…良くわからん。 5点(2003-09-29 17:56:12)

15.  モーリス 当時、ただのホモ映画だと思ってなんとなく観賞。そんなに露骨な作風でも無い。時代設定が古いせいか、文学チックな映画だった。“やおい”や“JUNE”を好む女性には若く清らかな青年の同性愛を美しく描く本作品を好まれると思うが、個人的にこの世界はちょっとヒキます…(苦)。同性愛者の苦悩なり葛藤は理解できても、何故、女性は男の同性愛に走るのか…サッパリわからん。5点(2003-09-21 19:25:29)

16.  ターミネーター 正直言えば、当時、続編にあたる「T2」を観るにあたって前作を知っておかなければ…という動機で観賞。アーノルド・シュワルツェネッガーが、これだけ人気者になったが為に創られた続編の設定には…この作品を観て少し残念な気がしました(勿論「T2」も好きですが)。それだけ、この映画の設定は作品性重視で良かった。もしも、シュワルツェネッガーがこんなに人気者にならなければ…。「1」と同じ敵役の無感情なターミネーターを演じた、シュワルツェネッガーをもう一度観てみたい。スッカリ“ヒーロー”になってしまった彼に、そんな事を望むのはヤボと言うものなのでしょうか。8点(2003-08-31 20:18:25)

17.  風が吹くとき 唯一の被爆国である日本では、当時この映画の評判は高かったように記憶している。“核の恐ろしさをもっと知るべき”と言うメッセージの対象は日本ではなく、勿論外国向けなのでしょうが、それでも充分に伝わるのはそれだけこの映画の完成度が高いと言う事。…主人公の夫婦は、ごく普通の日常生活の中で“核”をとらえている。まるで台風でも来るような備えしかせず、本当に淡々と描かれる話に、次第に日本映画が描く“核”とは全く異なる恐ろしさを、この映画に見た気がする。同時に日本人である我々がこの映画を観ると、違う悲しみを感じてならない。“外国は核映画を作れない”というレッテルを、見事に覆した作品。逆に言えばこういう映画は日本には絶対に描けないでしょう。そういう意味でも、この映画のレーゾンデートルを高く評価したい。 9点(2003-08-24 19:41:19)(良:1票)

18.  バットマン リターンズ コレコレ。ティム・バートンのダークさと趣味炸裂の作品。当時、映画館へ観に行きました(前座にバックスバニーのオマケ上映付きだった)が、自分は前作よりもこちらの方がバートンらしくて好きカナ…と。キャットウーマンとペンギンのダブル敵役は面白いが、解決描写がヌルくどちらも効果的に描ききれずに終わってしまったのが消化不足。やはり敵はズバッと個体でお願いしたい。アメリカ映画の中で、敵を“完全な悪”として描かないのは悪くないですが…。6点(2003-08-24 19:37:18)

19.  エリザベス かなり忠実に、そして重厚に創られている為、歴史に疎い人には少々キビシイ描写が多々あります。とは言え、時代背景の描写はもとより、衣装や細部にわたる小道具をリアルに造っている点は高評価。ただ演出とは言え、影を多様して映像を構成している為、全体的に暗過ぎるのが難点(TVの明るさを調整しないと良く見えない…)。本作品の最大の貢献者はケイト・ブランシェットでしょう!! この人無くしてはこの映画はあり得ない(まさに適役・ハマリ役)。ラストの短髪、白塗りのケイト・ブランシェットは強烈なインパクト有り。5点(2003-05-31 21:48:20)

20.  フラッド 似たところで「ジャッジメント・ナイト」ですか。通して夜間の撮影に加え“街の安全空間”という、絶対感を覆したところ。特徴は、自分ではコントロールできない自然の猛威をプラス効果にしたところカナ。また、人物たちに起きる立場の逆転が新なる効果を生み、ドキドキものとしては期待しないで観ると普通に面白い。ただ、こうした演出のほとんどは他映画の影響が強いと思われ、やや独創的な演出が希薄。後半、カレンの手錠が!→ノコギリは壊れた!→で、最終的に拳銃で処理!…って、オイオイそりゃないよ…(笑)。巨大な水槽にセットを造って撮影しただけあって、それなりに迫力がある(でも、フカン画面でパネルの建物のパースが狂ってたぞ)。全体的に、盛り上がりに欠ける原因の一つは音楽が悪いという事。呷られるように、また追い立てられるようなBGMが欲しい。主人公・トムを演じるクリスチャン・スレーターが好演。敵役・ジムを演じるモーガン・フリーマンは、やはり…と言ったところか(笑)。6点(2003-05-31 00:51:27)

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