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1. コレクター(1965)
他の人の評価を読んでいると、リピート再生にはあまり耐えられないように書かれていますが、私は5~6回以上観ました。(笑)と言うのも主役のテレンス・スタンプにイカレてしまったので、彼のこまやかな、そして独特の演技は、噛めば噛むほど味の出る、スルメのようですよ。主人公フレディの、先進的な流行や進歩的態度、インテリに対する怒りや恨みや嫉妬の狂気じみた感情を、まるごと、そのものとして演じているように思えました。共演のサマンサ・エッガーは、この映画以外では名を知らない女優さんですが、最後の死ぬ所はほとんど、演技を超えてました。ほんとに死んだとしか思えなかった。10点(2002-07-06 00:55:34)(笑:1票)
2. タイタス
この映画くらい賛否の分れる作品もあまりないのではないでしょうか。私はCSで途中から観たので、(タイタスがローマに凱旋して、タモラがローマ皇后になる所から)、あまり大見得切っては言えませんが、非常に面白い、いい映画だと思います。もちろん好みは人それぞれ分かれるので、誰にも奨められる作品じゃないかも知れない。そしてこの作品に対するいろんな批判、不平も聞いたけれど、なんだかそういう諸々の問題も包含してしまうくらい、この作品は力のある、いい映画だと言いきってしまっていい程の魅力があると思う。アメリカでも(少なくとも最初は)不評で、悪趣味だとかいろいろ言われたらしいが、けっして懲りずに、もう一度いい企画を持って映画を撮ってほしい(この映画の女性監督に)。9点(2002-07-06 00:36:48)(良:1票)
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