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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. ルナティック・ラブ/禁断の姉弟 まず一番最初に言いたい。邦題最悪。そしてこの作品を輸入した奴ら、お前らが映画に携わるんじゃねー!僕は怒っている。なんでこの作品がアマゾンで検索すると年齢認証を受けにゃならんのだ!オイコラ、映画なめとんのか!この作品はベルリンで賞とってんだぞ!しかも監督賞、今で言う銀熊賞だ!それをポルノにしやがって。くそー、泣けてくるぜ。そんなんでこの作品が世に出れないんだぞ、近所のレンタル屋さんソフトエロスのコーナーに置きやがって。さらに「LOVE etc.」なんて18歳未満禁止のコーナーに置きやがる。くそー、こんな奴らのためにシャルロットの日本の評価が低くなってんだよ!下手糞なハリウッドスターなんかの下にしやがって、ベッドシーンなのに下着つけたままセックスする根性のないアイドル女優の下にしやがって。もう怒り心頭だ。 ここまでは感情で書いたからここからは冷静に書くが、これをポルノにするのなら、日本はあまりに文化水準が低いと言わざるを得ない。それは、映画を真面目に作っているスタッフ、真面目に演じている俳優に対する冒涜に他ならない。この作品は、近親相姦という少々難解なテーマを一つの軸としているが、もう一方で郊外の一戸建てに住む人々の閉塞感や愛する者を失った幼少ない者の迷走、それを受け止めることの出来ない姉、兄の弱さなど、実に難しい問題を取り扱っている。それを暗くジメジメとしたものにせず、一部颯爽とさえもしてしまうあたりは、話す言葉が英語であること、子供たちが制服を着用していることも重要であるが、何よりイギリス映画の持つ(フランス映画にない)明るさがあると思う。この作品では一人一人が本当に苦悩にのた打ち回ることはなく、ジリジリと焼け付くような重い空気の中にも、一瞬爽快な風の吹くシーンを設けている。それが、この映画に良いリズムと心の余裕を与えてくれて、観るものにその異常さを忘れさせてしまう。もちろん、その事柄の重さは変わらないのだが、観ていてその世界を普通に受け入れざるを得ない心境にさせてしまうあたりは、監督の巧みな演出によるものであろう。シャルロットとジュリアンに共通する、大人と子供の境界、その大人側に立つシャルロットの純粋さ、子供側に立つジュリアンの汚らしさは、絶妙のバランスを保って、観ている者に溜息を漏らさせるはずだ。邦題に惑わされず、是非観賞を薦める作品です。7点(2004-03-08 11:59:08)(良:2票) 3. ザ・ビーチ(2000) バックパックを背負って歩く、そして出会った人と意気投合し、酒を飲む。日常から考えたら違和感のあることかもしれないが、旅先ではそれが普通の事にもなる。そのあたりのノリだとか、旅に出たらハメを外してみよう!と思う意気込みだとかは伝わってきた。しかし、ちょっとリアルからはハズレすぎではないか?あれだけコミニティが混乱する方向性を与えたければ薬をもう少しキーワードにすべきであった。それに、国籍からくる対立や、差別、習慣の違いによる軋轢などを組み込んでもらえれば面白かったのにと思う。個人的な希望としてはイスラエル人を入れたら面白くなるのにな。南米系もいいかも。そういえば全員英語が達者なのね。狙いは良かったのに、上手くそれを表現出来なかった映画。4点(2004-01-14 14:29:18) 4. ターミネーター3 韓国・釜山で観た。しかも韓国字幕。もちろん僕は韓国語がわからない。拙い英語と画面から、最大限の情報を得ようと思ったので、こんなに真面目にスクリーンから情報を得ようとしたことはないってくらい、馬鹿みたいに集中した。もう観終わって疲れた疲れた。疲労困憊だった。けど、さすがにハリウッドのアクション、画面だけでも楽しめるじゃないですか。しかも内容わかりやすい!80%くらいはフォローしている自信があるぞ。(低い!?)けど、これを日本語でもっかい見ようという気にはならないです。言葉ナシでも理解できる(確認してないが、)っていいことでもあり、悪い事でもあり。5点(2004-01-12 22:18:26) 5. テス 《ネタバレ》 キリスト教徒は自殺ができないということに、悲しみを感じた。自殺なんて肯定できることではないのだけど、消せない過去を持つに至る顛末や、その後も続いていく悲しい転落が、とても切ない映画だった。キンスキーの笑顔も素敵で、ソフトフォーカスの画と非常にマッチしている。その時のキンスキーの表情が見たかったので、テスの殺人や絞首刑をきちんと描写して欲しかったと思うのだが、79年ということでしょうがないかなとも思う。ちょっと長いが総じて満足。6点(2003-11-08 23:03:54)
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