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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. プレステージ(2006) 《ネタバレ》 最後の瞬間移動のショーは、はじめにそっくりさんを探してやっていたのと同じように、1人だけコピーして2人でやれば良いのに・・・と思ってしまいましたが・・・「2人目」がトラブルのたねになるからでしょうか。怪しい感じをふくめて手品とか奇術とか好きなので、世紀末的なダークな雰囲気はとっても良かったのですが、ミステリー的なトリックの面白さ以上の何かを感じられることはできませんでした。[DVD(字幕)] 6点(2017-06-01 16:31:26) 2. 英国王のスピーチ 王が「なにを変える権利もない」とぼやくシーンに日本人としては天皇を思い起こさずにはいられません。英国王室は今でもゴシップねたにされるくらいですからデリケートさにはかなりの差がありますが。ただ、震災後に天皇がコメントされたことに重ね合わせてしまいました。うまくしゃべるというよりも、国全体が暗くなる場面で、上の人間が気持ちを伝えるスピーチというものがどれほど重要か、と。吃音の演技にすべてがかかっている演劇的な作品ですが、悪い意味の演劇くささは感じませんでした。どんな人間でも自分で克服するしか前に進めないというようなテーマがぶれていないからでしょうか。WOWOWで吹き替え版も放送されていたみたいですが、これの吹き替えって・・・[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-28 17:25:53) 3. スラムドッグ$ミリオネア 音楽とシンクロした疾走感があり、濃~~いインド映画をサンプリングしたかのように、臭ってくるような、こってりとしたボリューム感も満点。クイズミリオネアはおそらくアメリカがオリジナルの番組で、マクドナルドがどの国にもあるようにミリオネアもいろんな国にあるんだろうが、みのもんたがオリジナルだと思っている人も多いんだろう。意識しないうちにお茶の間もアメリカを中心にグローバル化してるんである?急速な経済成長をとげているインド、でもおそらく多くの人が良くわからない不思議なインド。この映画のように女性差別や貧困などはまだまだはびこっているのだろうが、いわゆる今までの先進国とは違ったパワーを持っていて、したたかだ。そしてこの映画はそんないろんなテーマを確信的に盛り込み、したたかに、しっかり考えらて作られた映画という感じがした。[DVD(字幕)] 7点(2010-01-21 13:26:54) 4. ホテル・ニューハンプシャー ジョン・アーヴィング好きなので原作作品はみんな評価迷います。人生において重要なことが詰まっています。私も子供を持ったら「開いた窓はスルーしろ」と教えたい。[地上波(吹替)] 7点(2008-03-05 13:19:11) 5. 眺めのいい部屋 ひとつの恋愛を通して、この時代の上流階級の考え方が丁寧に描かれている。見る前にイメージしてたのが、上流階級の葛藤・・みたいな太宰治やヴィスコンティの世界のような文学作品だったので(勝手にです、すいません)素直な恋愛ストーリーで少し拍子ぬけ? 恋愛モノとして見ると、ルーシーがお嬢様なので仕方ないけれど、少し子供っぽい感じも・・・おつりの計算のところなどシャーロットのキャラクターが面白かった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-25 14:39:23) 6. キンキーブーツ 《ネタバレ》 社長の言葉がマイクに入っていて・・・って、ちょっとちょっと、一番大事なシーンでそれは陳腐じゃない?こういう種類の映画は、細かいコメディー感覚がもっと研ぎすまされていないと、いわゆる王道ストーリーの域を出ない気がします。ドラァグクイーンに偏見はありませんが、一生ものの英国靴がすたれてしまうこと自体が寂しい気がしました。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-05 17:22:02) 7. チャーリーとチョコレート工場 マイケル・ジャクソンのパロディー映画としか思えない。毒はあまり感じられず。 個人的ですがティム・バートンの価値観や考え方と根本的に合わないのかも・・・・[DVD(字幕)] 4点(2007-06-18 19:23:14) 8. プルートで朝食を 導入の「シュガー・ベイビー・ラブ」で完全につかまれました!好きなラストシーンならず、好きなイントロの映画5本の指に入るでしょう。2匹のコマドリ(?)もいいですね。細かく区切られた構成に徹したことも成功していたと思います。ニール・ジョーダン監督にはIRAものが多く悲しい話になりがちですが、人生にせまりつつもドライな感じで好きです。[DVD(字幕)] 7点(2007-05-08 15:07:57)(良:1票) 9. GOAL! ゴール! ベタベタ&お約束満載、ツッコミどころ満載、映画としては?ですが、サッカー好きな人は見ずにいられるかというと・・・難しいっ! ベタだな~と思いながらも思わず泣いてしまうところもあり、飽きることもなく良くできているのではないでしょうか。稼ぐようになった一流の選手には、プレイだけでなく憧れられる存在としての責任が求められる・・というようなことも描かれていて面白かった。まあadidasの長編CMのようでもありますが、クラブチームやプロ選手の協力があると迫力は出るもんですね。ちなみにガバンはなんとなくデル・ピエロ似?[映画館(字幕)] 6点(2006-06-21 17:35:59) 10. モーターサイクル・ダイアリーズ きっとこんな長~い旅をしたら、こんなふうにくだらないことでくだらないピンチになったり、ちょっとうれしいことがあったり、旅が日常のようになって疲れてくる、そんな状態になったりするのだろうなぁ・・・と想像できて楽しかった。ロードムービーとしてはけっこう正しいのではないかしら? 大切なのは、新しい世界にふれた時、こんなふうに常に自分の中の「違和感」や「疑問」に向き合っていけるかどうか。はたして自分は日常という旅のなかで、そんな目線を持ち続けているのかな・・・[ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-07 17:56:23) 11. ヘヴン 《ネタバレ》 こんなこと絶対ない!と思いながらも、なぜか腹が立たない。もしかしてこれは聖書の一節のような、寓話めいた世界なのではないかしら、と思ったからだ。お父さんに「彼女を愛してしまった」と告白するシーンから、おや、これはサスペンスではないのだな…と思いはじめる。翻訳によるのかもしれないけれど、ふつう「彼女に恋をしてしまった」でしょうが! そして教会で父と再会するシーン。要職にありながら、その顔に泥をぬるような行為をした息子と彼女に「でも息子はあなたを愛しているんです」って、こんな父親いますかね。寛容すぎる!まるで聖人じゃないですか。そして無言ののち「愛してる」と答える彼女。場所が教会だけに、父親は2人のひっそりとした結婚式を司る神父様のようだ。そして「ヘブン」への新婚旅行に旅立つ2人…はたして神様は十字架を背負ったふたりに「許し」をあたえたのでしょうか?それがわかりません。7点(2004-09-06 16:41:39) 12. ドリーマーズ マシュー役のひとが、ディカプリオのNGに見えてしかたなかった。それはさておき、なんで今こういう青春映画?をベルトルッチは撮りたかったんだろう…??? 熱にうかされたようなカウンターカルチャーと個人的な性愛のシンクロを表現しようとしている気がするのですが、革命の描写がさみしいせいか、そもそもそんな時代背景が必要なのか疑問が残った。とはいえロマンチックに閉じられた部屋の濃密な空気を描くセンスはさすが。7点(2004-09-02 12:43:29)(笑:1票) (良:1票) 13. ベッカムに恋して 《ネタバレ》 女の子ふたりでサッカースパイクを楽しそうに買いに行くシーンが大好き。「ベッカムに恋して」=「サッカーに恋して」なのだろうと、サッカーに恋してる私は思う。親に隠せる程度の練習でスカウトがくるほど女子サッカーは甘いのか!というつっこみもしたくなりますが、全体にただようハッピー感で許せちゃう、好感のもてる娯楽映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2004-06-28 20:55:41)(良:1票) 《改行有》 14. ミーン・マシーン サッカー映画ということで見たけれど、なにもかもが中途半端でした。同じ時間ならサッカー見てた方がいい。3点(2004-06-22 17:31:37) 15. めぐりあう時間たち 《ネタバレ》 「同性愛」という爆弾をかかえた3人の女性の物語として見た場合。バージニアの場合、最後には死ぬしかなかった。ローラの場合、逃げ出すことを選んだ。クラリッサは、人工受精という方法で恋人との間に子供をつくることもできた。こうしてみると時代につれてなんと進歩してるんでしょう!でもこの映画はきっと「同性愛」だけを語っているわけではないのですね。リチャードのセリフ「ぼくたちほど幸せな二人はいない」というようなことが、冒頭のバージニアが夫にあてた遺書にもあった気がするんですが、そう死ぬ真際に言い残している相手はどちらも、けしていっしょに幸せになれない「他者」のような人に対して。だから、空虚とも見える夫婦生活を送った夫や、やはりゲイであるリチャードとの関係にこそ、大事な大事なものがあったんじゃないかなと。同性愛者じゃなくても常に追い求める「ここではないどこか」がみんな心のなかには多かれ少なかれあると思う。それを追いかけることは素晴らしいけれど、一生完全には理解しあえなかったり結ばれなかったりする「他者」とのつながりでできてたりするのが人生なのかな、って思ってしまいました。とっても勝手な見方だと思いますが、いろいろなことを考えさせてくれる映画だと思います。ピアノがバックに流れる冒頭何分かの緊張感にすんなりとひきこまれてしまいました。最後に、ニコール・キッドマン、彼女はイカれている役がとってもうまい。あまりに自然でした。「誘う女」と本作がいちばんはまってる気がします。7点(2004-06-08 22:11:33)(良:1票) 16. マイケル・コリンズ 「ブッチャー・ボーイ」を見て、すっかりニール・ジョーダンのファンになった。でもアイルランド史に興味があったわけではなく、複雑な長い歴史があるんだろうぐらいの認識しかなく本作を見ました。これをきっかけに興味を持った、というだけでも、意味がある映画なのではないでしょうか。それにしても、「内戦」というのはつらいものですね。同じ国の中で殺しあうことの痛みが伝わってきました。そして独立を率いた人物の、あまりの若さにびっくり。リーアム・ニーソン好きですがそんなに若くは見えませんでしたけど。日本人は自ら独立を勝ち取ったという経験をしていないので、悲惨だなあと思いながらも、母国に対する執着にすこしだけあこがれてしまう。 6点(2004-06-02 16:53:59)《改行有》 17. ロッキー・ホラー・ショー ハイヒールでリズムを刻みながらフランクフルターが登場(鳥肌)このシーンまでが最高にかっこいい! いまさら、って感じですが…見てなかったら、ロックとか好きだったら、ここまでだけでも見る価値アリ。7点(2004-01-23 19:11:49) 18. 誘う女(1995・米) ニコールについてまわる、そこはかとない偽者っぽさが一番生かされている作品だと思う。私にとってニコールは永遠に「1.5流な女優」、なイメージなのだけど。マット・ディロンのしょぼい役も、以降コメディなどでうさんくさい役をやるきっかけになったような気がする。みょーに居心地の悪い感じが、独特のサンペンス感をかもし出して印象に残る映画でした。 しかしみなさん評価低いですね?[ビデオ(字幕)] 6点(2004-01-23 11:41:27) 19. ハンニバル(2001) 気持ちわるさを上回るような「品」も「美意識」も感じられず。2点(2004-01-21 15:38:36) 20. ファーゴ リアルでミニマル! やっぱり犯罪映画にはセンスが欠かせない。[ビデオ(字幕)] 8点(2004-01-20 19:38:46)
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