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1. ラブ・アクチュアリー
うーん。あんまり面白くなかった、ってのが率直な感想です。期待しすぎたのかも。わざわざ映画館へ行ってお金を出して観るより、テレビ放送を待てばいいって感じです。淡々と恋が始まり、いざこざなんかが起こり、それぞれのエンディングを迎えました、というまとめ方ですね。ひとクセないというか(笑)。あ、でも音楽は良かったです。5点(2004-06-05 18:33:17)
2. トロイ(2004)
周囲の評価がイマイチだったので、ある程度のがっかり感は覚悟していたんですが、その予想をはるかに裏切ってくれました。最強の戦士と言われながらも、どこか孤独で不器用なアキレス。ブラピは結構役にハマっていたと思います。弟を絶体絶命的ピンチから守り、妻子を深く愛し、最後まで勇敢に闘った「男」のヘクトル。この二人の1on1に息を呑む緊張感を覚えました。その他様々な人物がいて、皆、自分にとって何が大切なものかを知っている。「名誉」や「家族」「恋人」など・・・。だからこの映画には完全は「悪者」はいない気さえします。アキレスとブリセウスの恋も切ない、切ない、切ない。観ても損はしない映画です。8点(2004-06-05 10:28:22)
3. 時計じかけのオレンジ
非常にシニカルでポップな作品。
・・・と書くと誤解を招いてしまいそうだが(汗)それが率直な感想。
取り寄せられているものは暴力やレイプシーンやら、思わず目を伏せてしまいたくなる様な映写ばかりであり、正義を掲げればアレックス同様「吐き気がする」作品なのだろう。
しかし、これは真実なのである。偽りでも何でもない世界が所々に存在している。きっと「人間はとても醜い生き物だ!」とか「善人になろう!」とか、そんなテーマ性を持たない映画である事は確かだ。だからこそ、理屈では説明しきれない自分自身の「感覚」で観る作品だと思う。
私はこの作品に出逢えて良かった。やっぱりキューブリックは好きだなあ。9点(2003-12-25 13:22:50)《改行有》
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