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1. スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
この映画の最大の特徴はマンガ的でゲーム的な世界観。 擬音や集中線が視覚的に表現され、 主人公を襲う元カレの全員が超能力者だったり、 倒すと消えてコインになったりとマンガやゲームみたいな世界になっている。 この世界観はマンガやゲームに慣れ親しんでいないと、 ちょっと抵抗があるのかもしれないが、若い世代なら心配ないだろう。 むしろ何に抵抗があるのか分からないぐらいだと思うし、 上手くハマれば最高に面白くてたまらないはず。[映画館(字幕)] 7点(2011-12-20 12:20:19)
2. インセプション
《ネタバレ》 何層にも重なった現実と夢の多重構造や、夢の中でのルールや特殊な現象が細部まで作り込まれていて、主人公の過去のトラウマや周囲の仲間たちとの関係と共に考察するのが非常に面白い作品だった。そういった意味では「2001年宇宙の旅」や「新世紀エヴァンゲリオン」のような作品にも似ているかもしれない。また、本作の最大テーマである夢か現実かという点では今までの作品、例えば「パプリカ」や「マトリックス」などと類似している点があるが、本作はそのテーマを煮詰めた完成度の高さとエンタメ性などからも1つの完成形と言っていいと思う。さらに、頭の疲れる考察をしなくても単純に派手なアクションが面白いし、俳優も魅力的でCGや特撮の技術も素晴らしく見所が多いので広く人にオススメしたい映画だ。[映画館(字幕)] 9点(2011-12-20 09:39:32)
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