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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. エレファント・マン 初見は小学高学年か中一くらいの頃でしょうか。当時の少年誌や児童向け大百科で「ショック!これがエレファントマンだ!!」と見世物や怪物のごとく紹介されていました。当時、ホラー映画や心霊写真といった類いが流行っており、僕自身もこの手のものにハマっていたので、興味本位で観てみました。開始からしばらく、見えそうで見えないメリックの素顔に興味を抱き、その容姿を晒した時には凄いショックを受け、その後の波瀾万丈な展開に心臓をえぐられたかのような衝撃を受けました。正直、その姿を一目見たいと思ってしまうのは人間としてごく普通の感性であり、同時に醜悪でもあるのでしょう。ただ、この映画を観ることにより、自身のモラルを問いただす機会にはなるでしょうね。もっとも、憐憫の情を抱くのは、相手によっては失礼極まりないことかもしれませんが・・。[DVD(字幕)] 9点(2014-06-13 20:36:20)(良:1票) 3. チキ・チキ・バン・バン 『メリー・ポピンズ』の流れに乗った作品で、音楽・踊り・映像・ストーリー等、とても面白かったです。有名な『チキ・チキ・バン・バン』のテーマ曲に乗ってクルマを走らせるところも、夢があって良かった♪毒が少ないので、家族みんなで楽しめる映画ですね。子供達も可愛く、父親も発明品がポンコツばかりのせいか(笑)、決して裕福では無いものの、発明に対する夢や情熱を持ち続け、家族の愛情にも恵まれ、あんな父親になりたいものです。007のスタッフが製作したせいか、ストーリー展開にも起伏があって、楽しく鑑賞できました。それにしても、父親が棒使いのパフォーマーに紛れて踊るシーンは、動きがスゴすぎて圧巻!神懸かっている・・[ビデオ(字幕)] 8点(2013-12-20 11:23:24) 4. 2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 『午前10時の映画祭』にて鑑賞しました。他のSF映画とは一線を画した孤高な魅力を持つ作品ですね。SF大衆娯楽映画によく見られる、科学的考証を無視し、宇宙船や異星人が多数登場するような、荒唐無稽な子供向け活劇というSF映画に貼られたレッテルを破り捨てて、厳密な科学的考証に基づき徹底的なリアリズムを追求し、さらに哲学的なテーマをも盛り込み、SF映画を芸術的水準まで押し上げた功績はかなりのもの。もしこの作品が未見であれば、是非とも観ていただきたい映画です。きっと途中で寝てしまうでしょう・・(笑)。いや、本当に訳が分からずに寝てしまう事必至だと思います。僕も初見時は寝てしまいました(苦笑)。しかし、ヒトザルがふと骨を掴んだ時の『ツァラトゥストラはかく語りき』が 流れるシーン、その骨を放り投げてそのまま宇宙船へと変化していくシーン、宇宙船の移動時に『美しく青きドナウ』が流れるシーン、極めて難解なスターゲイトのシーンや終盤の主人公が年老いた自分自身を見ていくシーン等々、非常に気になるシーンが脳裏に焼き付いたため、当時LDを購入してピックアップレンズが故障するくらい鑑賞し(実際に故障してしまいました(笑)。)、観るたびに新しい発見がある事に驚愕しました。但しスターゲイト以降のシーンは今でも理解不能ですが・・。(そこが芸術的水準まで押し上げたところでもあるのですが。)あと、この映画の製作年は1968年と遥か昔の作品ですが、将来を予想した機器や概念が多数登場します。最近新たに発見したところでは、iPadのようなタブレット端末があったのが興味深いところ・・。長くなりましたが、僕の生涯ナンバーワンの映画です。また恐らく今後も変わらないでしょう・・。[映画館(字幕)] 10点(2013-12-15 12:37:30)(良:1票)
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