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1. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 未知なる映像体験をさせてもらった映画。しかし観て1番感じたのは俳優との重要性。最初宣伝を見た段階では映像重視っぽいし、先の展開を読めなくするためにも主演二人はハリウッドスターではなくやや知名度の低いくらいの俳優の方がいいのではないかと思っていたが間違いだった。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの確かな演技力がこの作品の格を二段も三段も押し上げている。特にクルーニーは映画の大半が顔がよく見えない宇宙服姿でもスターの風格が漂っていた。死に瀕した状況でもジョークを飛ばしながら冷静沈着に行動するベテラン飛行士マット・コワルスキー。暗い過去を持ちながら、マットの最期の言葉通り生き抜こうとするライアン・ストーン博士。この二人が素晴らしいキャラクターだったからこそ、そんな彼らを取り巻く宇宙の恐怖がより伝わって来たし、最期の大地を踏みしめるシーンもあれだけ感動的になったと思う。
これは素晴らしい脚本とキャストと演出でできた紛れもない一級品の「映画」である。[映画館(字幕)] 10点(2013-12-25 00:34:03)(良:1票) 《改行有》
2. アリス(1988)
《ネタバレ》 イレイザーヘッドと並ぶトラウマ映画。アリス役の子が無垢で可愛いからこそグロテスクて不条理な世界観が際立つ。エレベーターで画鋲入りのジャムを発見するシーン、カエルの食事、動く生肉が特に不気味だった。[インターネット(字幕)] 9点(2013-12-15 14:54:29)
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