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【製作国 : ギリシア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. 4月の涙 《ネタバレ》 思想の違いで同じ民族が殺しあう内戦の恐ろしさ、悲しさが様々な人間関係を通して描かれています。生々しい描写が多く目を背けたくなるシーンも結構ありましたが、全体的にかなり緻密に作られていて芸術性とドラマ性が両立した見応えのある作品となっています。 フィンランドの美しい風景が、人間たちの争いの醜さを強調する役割を果たしていて非常に印象的でした。音楽の使い方も効果的でしたね。 [映画館(字幕)] 7点(2011-05-25 23:07:24)《改行有》 3. タッチ・オブ・スパイス 《ネタバレ》 「ニュー・シネマ・パラダイス」のギリシャ版といった感じの作品でした。ただ、背景にギリシャとトルコの緊張関係があり、その歴史の流れに沿った形でストーリーが進んでいくので非常に興味深かったです。 ギリシャ系トルコ人の語る「我々はトルコではギリシャ人と言われ、ギリシャではトルコ人と言われる」というセリフがこの作品の状況を物語っています。 とりあえず、観終わった後ムール貝が食べたくなりました。(ただ、肉団子にシナモンというのはどうなんでしょう・・・・)あとサウナにも・・・・ [DVD(吹替)] 8点(2006-09-16 15:38:26)《改行有》 4. 雲が出るまで 《ネタバレ》 トルコとギリシャの関係が良くないというのは、キプロス問題等で何となくは知っていましたが、この作品の背景にあるような強制移住の話等は初めて知りました。 そのような歴史を知るきっかけとなり、非常に興味深い作品でしたね。(重い話ですけど・・・) ラストの引き離された姉と弟が、古い写真を見ながら語っているシーンは非常に考えさせられますね。良いとも悪いとも言えない終わり方が民族紛争の根の深さを表している気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-10 18:26:01)《改行有》
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