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【製作国 : オランダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 83歳のやさしいスパイ 《ネタバレ》 本作における「ドキュメンタリー」パートは、介護施設の部分に違いない。そして、任務を携えてそこに潜入したセルヒオはフィクションなんだと思う。もし、ただそのままワタシの視線で介護施設を見た場合には、単にかわいそうなお年寄りたちの集まりになってしまっていたとも思うのだが、しかし、セルヒオの物語(フィクション)を介して見ることにより、一人一人のお年寄りが、それぞれの輪郭をもって立ち上がってくる。見えなかったものが見えてくる。フィクションで補助線を引くというドキュメンタリーの新しい手法。すばらしい映画でした。【追記】ワタシ、「新しい手法」なんて書きましたけど、「電波少年」がやってたのって、こんな事だったのかも知れない。本作は、やさしい「電波少年」。[インターネット(字幕)] 9点(2024-01-15 08:24:38) 2. ドンバス 《ネタバレ》 ドンバス戦争。ウクライナ東部・ドンバス地方に住む、親ロシア派ウクライナ人対ウクライナ政府軍の戦い(ですよね?)を、13のエピソードで描く本作。大友克洋の「気分はもう戦争」を思い出し、またタチが悪いことに松本人志のコントも彷彿させるような内容。観ていて、苦い汁がこみ上げる。観終わってしばらく、胸が押されるように具合が悪かった。「胸が苦しくなる」ってこういうことだったのね。こんなに胸くそ悪いのは「ファニーゲーム」以来。トラウマ映画第1位。0点か10点かのどっちか。で、ワタシは10点。こんな世界で生き延びられるような気がしません。[映画館(字幕)] 10点(2022-05-31 10:05:59) 3. LOFT -完全なる嘘(トリック)- 《ネタバレ》 ハードルを上げすぎてる邦題のことはともかく。トリックって完全なる嘘のことだったのかよ、ってこともさておき。後日談で、トムが自裁未遂の彼女の自殺幇助をしたということになっているけど、法的に処罰を受けるなければならないのは、マルティスを除いた全員ではないのか。ワタシは、本作を5人の男たちが事件の真相に迫るってとこから、「キサラギ(2007)」を思い出しつつ見てましたけど、エロいことばっか考えているオランダ人より、純情でオタクな日本人の方がやっぱ好きだよ。[インターネット(字幕)] 4点(2018-01-30 19:24:12) 4. 武器人間 鑑賞後、とにかく胸クソ悪いッす。それ以外言うことはないですね。[DVD(字幕)] 1点(2014-07-21 23:13:55) 5. トウキョウソナタ 《ネタバレ》 健二君のピアノの腕前は、あまりにも出来過ぎ。きちんと整髪して受験した、彼の前に演奏した子ぐらいだともっと良かったかと思います。両親の年代とほぼかぶっていることので、あり得ない展開とはいえ、人ごととも思えない。トータルでは、好きな映画。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-20 23:18:51)
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