|
1. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 「インセプション」「インターステラー」は自分がノーランの世界に追い付いていないと思っていました。
でも史実をもとにしたこの戦争映画では正直この監督の表現不足なのではないかと思ってしまう。
死体や血があふれる戦争映画が正しいとは思わない、ドイツ軍がほとんど出てこないのも意図的なのだと思う
でも「3万人助かればいいと思ってる」というセリフから「33万人を救出した」という結果がこの映画では伝わってこない。
スクリーンからは当初の予想の11倍の兵士がどうやってドーバーを超えて助かったのか理解できないし、30万人というスケール感が描かれていない。
私が良作と思う戦争映画は個人にスポットをあててストーリーを分かりやすくしながら、何万人という兵士が母国の為に命を懸けるスケール感が伝わってきたものが多い。
やはりこの監督は自己満足で映画を作ってるとしか思えない、その波長に合うものだけが彼を評価するのだろう。
バーチャルな世界ではその表現を発揮できると思うが、戦争という題材には足を踏み入れないでほしい。[映画館(字幕)] 5点(2017-09-11 09:43:13)(良:1票) 《改行有》
|