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1. 珈琲時光
《ネタバレ》 すごいのんびりした時間が流れる。せりふもあんまりなくて、緊張感のないやり取りがふとリアルに聞こえることがあって楽しい。横断歩道渡っているときにふと好きな女の子に「妊娠してるの」って言われるシーンの浅野忠信が妙に印象に残ったり、最後の電車内での再会が素敵だったり、なにより「どこにいるかと思って電話しました」っていう電話のかけ方が最高だったり。この映画はなんとなく切なさと暖かさを微妙なバランスの上で描いたすごい恋愛映画のように思える。ラストで、静けさを破って流れる「一思案」がこれまで見た映画の中でもっとも効果的に使われているエンディングテーマだと感じた。この映画は感じてばっかりだ。でも結構いいのではないかと思う。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-03 15:39:46)
2. 藍色夏恋
なんてことはない青春映画という感じだけど、「モン・クーロウ」のゴロがよくてなんか耳にこびりついてしまった。マウンテンバイクと普通の自転車で都会を走る映画って日本ではもう作れないよね。日本では、「自転車+青春=田舎のあぜ道」みたいな公式ができちゃってるから。その意味で新鮮さを感じた。6点(2004-09-20 19:54:23)
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