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プロフィール
コメント数 3874
性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : メキシコ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ボーダーライン(2015) 麻薬組織と捜査官との戦いを描いた作品、なんだろうけれど、主人公のエミリー・ブラントが終始、蚊帳の外に置かれたような立場であるのが、この作品の一風変わったところ。だもんで、ストーリーがあるような無いような。だけど、ひたすらヤバい、ということはヒシヒシと伝わってきます。そして、実は、思ってたよりもさらにヤバかった、という展開に。 作品にモヤモヤとしたつかみどころの無さみたいなものがある分、クライマックスはなかなかに衝撃的です。 ベニチオ・デル・トロの存在がやたら不気味で、まるで、深奥からこちらをのぞき込んでくるような表情。闇に引きこもうとするような、あるいは逆に光をはねつけるかのような。 終盤近く、部屋にいる彼の後ろのキッチンに灯りがともっていて、その分、手前にいる彼の表情には影が差しているのだけど、彼が主人公の方に近づいてくるとき、それはより明るい側へと歩み寄っているにも関わらず、彼の纏う闇はさらに色濃くなっていて、その表情もまたさらに闇に閉ざされる。 日常と闇の世界との境界、というものを象徴的に描いたような作品でした[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-23 21:30:54)《改行有》

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