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プロフィール |
コメント数 |
295 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
基本 SFとアクションとコメディが守備範囲。 映画通ではなく、中レベルの映画ファンです・・。 苦手なジャンルや興味のない映画は元から見ないし、観て良かった作品ばかりレビューしてるので、8~10点ばかり付けてしまいます。 期待した作品と、期待してなかった作品で、評価が上下してしまう癖が あります。あと話題の大作とかには、評価は辛目です。 |
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1. 沈黙 ーサイレンスー(2016)
《ネタバレ》 世界的感覚なら、9点10点を付けるべき名作なのかもしれない・・。
しかしながら、原作小説自体に、感銘も感動も無く、感慨はあるという程度の内容で、
それを、長々と映画にして見せられるのは、自分の映画嗜好とはベクトルが違いました。
キリスト教の思想が、当時の社会構造を引っくり返しかねない危険な物だとされたのは、
あの時代だから仕方ない事。宗教戦争や弾圧は世界中で繰り返されたのだし・・。
なんか、これ見ると(読むと)日本人として悲しくなってしまう。 日本は沼ですか・・
現代の日本人は、キリスト教も浸透せず、仏教にも無関心になり、葬儀ですら形式だけだ。
よくよく話してみれば、神の存在を信じない無神論者のカミングアウトも少なくない。
神は何故沈黙を続けるのかを、悩む前に「居ない者に何を期待しているのかの疑問符」
今時の日本人には、他人事ポカーン状態だと、スコセッシは認識しているのだろうか・・?
キリストの布教活動を、中国・インド、そしてイスラム圏で実行したら何が待っているかなあ
それらが上手く進展するのなら、世界平和も夢物語では無くなるのかもね。
形だけで一瞬軽く踏むだけでいいぞと言う一方で、首チョンパでゴロンゴロン・・
世界に宗教が一切無かったら、どんな世界だったかなあ?[DVD(字幕)] 7点(2017-09-25 00:04:05)《改行有》
2. ボーダーライン(2015)
《ネタバレ》 なんだ新作のメッセージよりもヨハンソンの音楽(効果音?)が、ピッタリじゃないですか。
メキシコのスラムでの不気味な雰囲気を120%バックアップ。
映像もキレイな景色なのにどこか不安な感じが面白い。メキシコの方には失礼かも知れないけど
コロンビアに次いでヤバイ国だと思ってしまう。こんなとこで警察官・捜査官やるなんて無理。
エミリーブラントの主演映画なのに、ヒロインの影が薄いのは、この物語なら納得かも。
裏の名前を持つ男アレハンドロが完全に食ってます。物凄い存在感。将来はマーロンブランドかも。
現実はこうじゃないと思いたいけど、アメリカのニュースでもたまに見るし、ヤバイよねえ。
組織撲滅に正攻法じゃラチがあかないとはいえ、内部抗争に干渉しまくり、射殺が基本の任務。
正義なのか只の殺し合いなのか、正義が判らなくなって行くヒロインを描いたようですが、
何故彼女が選ばれたのか判ってしまうと、違和感が消えて同情に変ります。厳しい現実。
しかし、なぜ原題の「暗殺者」から邦題「ボーダーライン」になったのか、そりゃ国境だし
正義と悪の境界の話だし、間違ってないけど、なんかカッコ良くないし軽いなあ。
タイトル吟味して、アクション映画風のトレイラーにして、プロモーション頑張れば
もっと売れたんじゃないかなあ。 もったいない。 久々に硬派な映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2017-06-16 09:46:06)《改行有》
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