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1. 浮き雲(1996)
「小津が好きなら絶対気に入るから見ろ!」と常々いろんな人に勧められていたのですが、公開当時見た「レニングラードカウボーイ」シリーズにあまり相性が良くなかったのでずっと敬遠してました。で、この度やっと拝見。確かに小津だ。けど、ごめんなさい!私はどうしても彼の「間」には馴染めないし、好きになれなかったです。6点(2004-11-02 13:32:32)
2. 白夜の時を越えて
舞台は1940年代のヘルシンキ。男がいなくちゃ生きて行けない母親は、生まれたばかりの双子の女の子を祖母に預けてドイツ兵と家出。やがて祖母が死に、孤児院の双子の元に母親が迎えにきます。双子は母親の恋人が所属するサーカス一座で成長するのですが、やがて男には逃げられ親子三人でドサ周りの旅芸人としての生活をスタートします。北欧らしい何とも言えない寒さと強さと、そして柔らかさを持った映画で、多分少女漫画が好きな人はハマるんじゃないかなぁ。生まれた時から何かが足りない。ただ何かが確かにそこにあったという記憶と肌触りだけが自分の中に刻み込まれていて、いつもいつも幻の記憶を想って喪失し続ける魂。そんな風な映画です。ただ、画面がかなり暗いので、劇場で見る分には素晴らしい夜の風景を味わえるのですが、TV画面の場合もしかしたら見づらいかもしれません。8点(2004-09-14 14:04:35)
3. GO!GO!L.A.
なかなか面白かった。バッファロー66よりこっちのギャロの方が個人的にはかなり好きです。アキ・カリウスマキお得意のレニングラード・カウボーイズ(ギャロが一緒に演奏していた、とんがり頭&靴のバンドです)が出てる~!とウケてたら、監督は兄貴のミカ・カリウスマキなんですね。ただ、前半の面白さに比べると後半はフツーのラブコメになっちゃて、ちょっとがっかりでした。6点(2003-04-21 10:31:32)
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