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プロフィール |
コメント数 |
25 |
性別 |
男性 |
年齢 |
46歳 |
自己紹介 |
生温いロマンチックなものには拒否反応を起こしていたつもりだったのに、いざ好みの映画を列挙するとその中にちらほら散見。自分の隠れた趣味思考を再確認しています。 以前に観た映画の感想も書きたいけれど犬並みの記憶力ではなかなか……。記憶を手繰り集めて書こうと思います。 (映画館)……映画館で観た、(ビデオ)……ビデオ・DVDで観た、ということで。 |
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1. 真夜中の虹
《ネタバレ》 貧乏や不幸が好きなんでしょうね。この監督。でもそれが不幸せに見えないんですよ。何ででしょう。あまりにもご都合主義なんだからでしょうか。この監督の作品を観ると、身の回りの不要なものを捨てたくなります。デカダン的な生活をしたくなるのです。でも日本じゃしにくいですよね。周りの眼が……。メキシコへの船へと向かうシーンで終わりますが、本当は監督さん、この先も考えてたようですね。でもあそこで閉めたほうがよかったとおもいます。明るい望みが射す陰気な雰囲気に満ちた映画です! (ビデオ)8点(2004-03-12 00:07:10)(良:1票)
2. 浮き雲(1996)
《ネタバレ》 バスの運転手にキス。フィンランドってどんな国だよ! と一人突っ込んでいると、この二人は夫婦であることが分かる。おいおい何プチドッキリやってるの、と監督の思惑にまんまとはまる。所々に可笑しさを誘うシーンがある。夫の解雇をトランプで決めるシーン(そんなアホな!)。映画館のもぎりのお姉ちゃんに悪態をつく夫(妹かよ! 又騙された)。回転資金をカジノで稼ごうとする(やめろって)。愛想の無いレストラン(「いらっしゃいませ」は日本の文化か?)。監督の掌で遊ばれながら、私はこの短いお話にぐいぐいのめりこんで行った。そしてラストの夫婦のカット。無表情なオウティネンが笑ってるようにみえる。かー、いい話だ。アホな日本人が海外旅行やブランドものや学歴でしか幸せを叶えられないのに反して、この貧乏の極地にいる二人はそれをしっかり掴んだ。見習わなくちゃいけないんじゃない、こういうの。それにしても支配人は銀行には金を払えず、なんで新規の回転資金は出せるの? こういう詮索は無粋か。 (ビデオ)9点(2004-03-09 21:59:57)(良:1票)
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