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【製作国 : オーストラリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マグダラのマリア 《ネタバレ》 あの世界でもっとも有名な物語の古典、新約聖書の世界をマグダラのマリア目線で映像化した歴史ドラマ。まあ観る前から大方の予想はついていましたが、最初から最後までもうとにかく眠たくなるほどオーソドックスな宗教ドラマでしたね、これ。ただ、マグダラのマリア役を今を時めく人気女優ルーニー・マーラが演じているということ、その一点のみで今回鑑賞してみました。確かにマリア役を演じた彼女の清楚な佇まいはまさに嵌まり役で、見ていてほれぼれするほどキレイでした。でも、本作の見どころと言えばそれぐらいかな。きっと熱心なキリスト教徒の方なら楽しめるんでしょうけど、僕のようなそうじゃない人間にとってはさすがにこれは退屈で退屈で仕方なかったです。新しい部分と言えば、これまで娼婦とも言われ罪深き女などとも称されたマグダラのマリアを、最もキリストのことを考えていた普通の人として描いているところぐらい。まあそれも僕にとっては、「へー、そうなんですか」くらいの感想しか残りませんでした。また、肝心のイエス・キリスト役をあのいまもっとも勢いのあるホアキン・フェニックスが演じているのですが、これがミスキャストもいいところ。でっぷりと貫禄ありまくりで、正直まったくキリストに見えないんですけど!だから語られる言葉もさっぱり心に響いてきませんし、あのキリストが取り乱して感情的になるシーンなんて見ていて違和感しか感じませんでした。予想だけど、これってキリスト教徒の人たちにも評判悪いんじゃないですかね?キリストの最期を知りたければ、メル・ギブソンの『パッション』の方が100倍くらい出来はいいんで、そちらを観ることをお勧めいたします。[DVD(字幕)] 4点(2019-10-25 21:48:23) 2. マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 「凄い!!ぶっ飛んでる!!でも、サイコーに面白い!!」この一言に尽きるんじゃないでしょうか。もうね、映画としては反則と言ってもいいくらい直球勝負の超バカ映画なんですけど、余分なものを一切排除してストーリーを徹底的にシンプルにしたおかげか、なんだか人間本来の生存本能をまざまざと見せ付けられたようなそんな凄みさえ感じさせる作品に仕上がってるんですよ、これ。そう、人間なんて所詮は動物!性欲、食欲、この二つこそが男の生きるエネルギー源!!それがあってこそ社会は繫栄する!そんな男社会の源泉とも呼ぶべき本能に徹底的に抗う女たち……。なんて、深い――、のか(笑)。でも、人間の歴史ってこんなことの繰り返しだったのかもしれないですね。とにかく凄い映画でありました。「女は子供を産む機械」とでも思っている男どもに徹底的に反抗するシャーリーズ・セロン、かっこ良すぎ!![DVD(字幕)] 8点(2016-05-25 23:09:50) 3. マトリックス 《ネタバレ》 思えばこの映画から、ただ最新のCG技術と撮影法を駆使してただただ格好良いアクションシーンだけを撮りたかった映画という新ジャンルが始まったのではないだろうか。もう矛盾だらけのストーリーや設定なんか刺身のつまのようなもの。いかにグラサン主人公たちが派手にスタイリッシュに暴れまくるかだけをひたすら追求したその姿勢は、良くも悪くも賞賛に値します。もう、ネオたちが飛び交う銃弾の嵐のなかをスローモーションで駆け巡る映像なんか、初めて見たときはほんと身体の芯から痺れました。ストーリー(特にヒロインのキス一つで主人公が無敵になるラストとか)は、まぁ失笑でしたけど。[DVD(字幕)] 8点(2013-05-08 16:52:37)(良:1票) 4. マンイーター 《ネタバレ》 いかにも低予算で作られたB級モンスターパニックムービー。舞台もほとんど変わらず肝心の人喰いワニも全景を現すのは後半の10分程度だけ。確かに、限られた予算で頑張って面白い映画を撮ろうという姿勢は好感が持てるんだけど、それならそれでもっとアイデアで勝負して欲しかったなー。あまりにも新味のない地味な作品に仕上がっていてちょっと残念でした。[DVD(字幕)] 5点(2013-04-12 12:05:38)
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