|
1. ミスティック・リバー
この作品を見たときの自分の心境(体調)次第で、評価が分かれるかも。主役級の演技を見るんだ、と割り切れば、秀逸な作品。展開の早さや謎解きのタイミングも、ちょうど良いので、ワクワク感がない分、ジワジワ引き込まれます。【まさかずきゅー】さんのコメントのとおり、全てが終わった朝、ショーン・ペン・・・「ええ?」って感じで出てしまったあの驚きの顔と、「しまったぁ」という表情。上手すぎで、この一瞬でオスカーを獲ったのはさすが、と思いました。全く同感です!加えて僕が心に残るのは(意外にも)デイブの妻、セレステ。彼女の登場シーンで展開が切り替わっていました。車の中に一人で居る場面が印象的です。日々の不安、事件の後の不安、上手に表現していましたね~。<本編以外のこと>(1)音楽もクリント・イーストウッド??(2)ティム・ロビンスは『ショーシャンク』でも掘られてた?7点(2004-11-19 10:47:58)
2. 月のひつじ
《ネタバレ》 なにがいいって、登場人物が皆、善人!そして真面目!天文台職員、町長、議員、警備員、ご夫人達、そして若い子、どこにでもいる普通の人たち・・・なかでも、NASAから派遣された役どころのアルが物語のスパイス。お上から来た「いやーなお目付け役」なんでしょうが、トラブル隠しにメンバーと一緒に本部に「ウソ」をつくシーン、停電が起きた瞬間、天文台に戻るため車を運転するシーン、そしてメンバーとの和解、最後にクリフ所長との語らい・・・インテリがふっと、心優しい面、行動的な面を見せる。私が、人に推奨できる数少ない作品のひとつだと思います。日本語吹き替え版では、コメディタッチですが、いい味わい!これでプラス1点で満点!10点(2003-07-11 13:39:14)
|