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プロフィール |
コメント数 |
63 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
良いと思える映画につき、多くの人に関心を持ってもらえるようなレビューを投稿していきたい。ある時期から、「けなすことは安易である」と考え、印象が悪い映画はできるだけ投稿しないようにしている。感想の言語化が難しい映画も投稿していないので、投稿しない映画イコール低レベル、というわけではない。 最近はブログに映画評を少し書くようになり、こちらへの書込みが減っている。 |
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1. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 ああ、終わってしまった。本作品もそれなりに面白かったけど、やはり想像力を刺激し続けてくれた1作2作に比べるとやや落ちる。最後はオラクルの仕掛けたトロイの木馬型ウィルスが発動したのか。そうだとすると、ネオがジーザス・クライストよろしく磔になって命を投げ出す必要はなかったような気もするが。
とはいえ、もともと「マトリックス」が「攻殻機動隊」からの強い影響の下に製作されたことを考え合わせると、ネオの「磔刑」は人間と機械との和解(「攻殻機動隊」では結婚)を表現したものと考えるのが妥当なのだろう。オラクルは(草薙素子に結婚を迫ったプログラムと同様に)機械の世界にも不確定性が必要と確信しており、オラクルの作成したスミス退治プログラムにとっては、人間であるネオが必要だったのだと考えられなくはない。ネオは、結局、機械の世界で動く駒で終わり、システムの外には出られなかったわけだ。何かと不満はあるけど、何と言っても「マスター=スレイブ型のランドメイト」を実写で見せてくれた点には満足。7点(2004-06-08 13:35:59)《改行有》
2. マトリックス
往年のSFファンとしては、サイバーパンクのキーワードである「マトリックス」という概念を陳腐化(大衆化)させたところに意義のある映画といえます。彼らの活躍する仮想世界は元祖「サイバースペース」なのですが、サイバースペースという言葉は今や別の意味を持つに至っているため、マトリックスというネーミングが採られたのでしょう(あと10年早ければ……)。元祖サイバースペース的情景は、「アニマトリックス」に収録されている「セカンドルネッサンス」で堪能することができます。この映画そのものについてですが、映像的に面白い映画はそれだけでも評価できますし、大がかりなスペクタクルと独特のアクションなどもひっるくるめて、普通に面白い映画だと思います。7点(2003-06-17 16:14:57)
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