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1. マトリックス
「2」と「3」さえ観なければ、間違いなくもっと高得点でした。つまり、なんでそうなるのぉ~、という感じで、所詮この「1」もそういうくだらない感性の下に作られた映画なのだと考えられちゃうから。──でも、この映画を観た当時のことは忘れられない。映像の斬新さももちろんだが、何よりその世界観がよかった。「マトリックス」。これは誰しもが感じうる世界。誰しもが感じている世界。現実に対する違和感。「これが本当にわたしの人生なのだろうか」という根本疑問。こういうのを、素晴らしく練られたアナロジーによって表現した映画であった。表現できた映画であった。──過去形。残念。8点(2004-10-20 21:49:52)
2. ムーラン・ルージュ(2001)
素晴らしい映画! こんなミュージカル映画は初めてです。Love is like oxygen. 前半はテンポよく、コミカルで、すごく楽しい。そして後半、あの練りに練り上げられたラストシーンに向かって一直線にドラマは進んでいく。何度でも観れる映画。そしてこの映画ほど字幕で観ないほうがいい映画はない。役者たちの視線が生きている。絶妙な表情。ユアン・マクレガーのニヒルな笑顔、そしてニコール・キッドマンの涙。素晴らしい映画。是非字幕なしで観てみてください。何度でも観れると思います。ただ、1つ苦言を呈すとすれば、ユアン・マクレガー太りすぎです。あと3キロくらい痩せていたら11点くらいいっていました。訳者なんだから体調管理くらいしっかりしなさい!(笑) All needs is love!10点(2003-11-10 21:41:09)
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