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1. 蝋人形の館
《ネタバレ》 久しぶりにバカっぽいホラーが見たくなって、かる~い気持ちで映画館に足を運んだんです、だいたい「蝋人形の館」ってタイトルからしてバカっぽい、どうせ配給元が適当な邦題付けたんだろうなぁ、・・・って、でも映画が始まると画面には「House of wax」の文字が! なんだホンマに「蝋人形の館」じゃん、で、ちょっとだけ背筋を伸ばしたんですが、まだ油断してたんです、まだ「13金」みたいな「ホラー」のための「ホラー」だと思ってました、実際は「ホラー」のフリをした「フェチ映画」だったんです。フェチは嫌いじゃないし、なによりアイデアがいい、全員蝋人形の街、蝋で出来た蝋人形の館、双子VS双子、「蝋人形」というより「蝋」なんですよね、蝋フェチ(笑)残念なのはホラーとしての出来がひどく悪いこと、とにかく怖くないんです、不良の若者、流行の音楽、半裸のねーちゃん、そしてキャンプと笑っちゃうくらいB級ホラーの定石を踏んでいるのに、どれも中途半端、どうせなら登場人物は兄妹の双子と兄弟の双子だけでよかったんじゃないでしょうか?そのほうが双子VS双子の構図が明確になるし、「ついで」に殺されるかわいそうな役も無くてすみます、でもそれじゃあ「ホラー」にならない、いや「ホラー」にしなくても十分オモシロイ映画が出来たと思うんですがねぇ、例えば今をときめくピータージャクソンの「ブレインデッド」みたいに・・・[映画館(字幕)] 6点(2005-10-24 00:28:27)
2. ゴジラ FINAL WARS
平成ガメラに対して一連のゴジラシリーズがイマイチ突き抜けられなかったのはゴジラという存在が映画という枠組みを飛び出して半ば「聖域」と化していたからではないだろうか?この作品はその「聖域」を土足で踏みにじった作品である。だからこそたいしたシナリオでもなく、ビックリするような技術がつかわれているわけでもないのに、なにか「突き抜け」感を感じる、開き直りと言えばそうだし、ヤケクソといってもいい、しかし一度「神」と化してしまったモノは破壊からしか自らを進化させることは不可能なのだ、「ファイナル」と銘打ってはいるが、願わくば破壊に続く再生があらんことを切に願う。[DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 16:25:38)(良:1票)
3. マトリックス
かなり期待して映画館に足を運んだ記憶がある。しかし期待していたものとは違っていたというのが正直なところ。まず電脳世界を現実の社会をなぞった形で表現しているところにガッカリした、まぁ映像的にはよくできていたが、できればここで新しい表現方法を見せて欲しかった。確かに完成度は高いが、評価されてるのは登場人物のファッションやアクションばかりというのはいかがなものか?こういう題材を扱うのなら「トロン」なんかのほうがよほど志が高いように感じる、(マトリックスのほうが映画としてはるかに完成度が高いし、面白いんではあるんだけどね)
まぁ期待したのは私の勝手ではあるのだが「ニューロマンサー」からのあからさまな引用なんかを見ると、どうしてもそんなことを思ってしまう。6点(2004-01-19 00:18:54)《改行有》
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