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【製作国 : オーストラリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 戦場のメリークリスマス たけしと坂本龍一のセリフが聞き取りにくくて弱った。アメリカの戦争映画にありがちな、何か違う日本軍像を日本の監督がやってるとこが面白い。暴力シーンでカメラがさっぱり動かないのも好き。話全体で見れば特に大きな出来事もない地味な話だけど、厳しい戦時中に兵士たちが見た一時の夢、という感じで見ればとても良い話だ。ラストはなぜか涙があふれてしまった。9点(2004-05-13 01:22:34) 2. ピアノ・レッスン 最高に下品で変態で汚い映画。ヒロインが持っている欲求は、恋愛ものにありがちな愛されたいというような甘いものではなく、下品に汚くやられたいという、より物理的な欲求。そしてその願望にあくまで素直に従う突き抜けたヒロイン。一つ一つの描写にもこれでもかというほど女性の肉体的かつ物理的な汚さが溢れていて、これは女性監督にしかできないな、と思った。ただ、個人的には幼い娘の心を全く気遣わない、母親失格の女が幸せになるような話はあまり見たくないです。9点(2004-04-23 00:23:06) 3. ソードフィッシュ 《ネタバレ》 オープニングとスピード感がとてもいい。人物がとても浅く書かれているのが気になるけど、そういうタイプの監督じゃないのかなと納得できる。終盤の、ビルに突っ込んだ時にコーヒーカップを落とすシーンが反則気味の伏線かというのは、読みすぎか。7点(2004-02-23 03:28:35) 4. シャイン 人を愛せない人間が親になってしまうと、愛しているフリをして見返りを求めるという拷問のような仕打ちを子供に強いることになる。人は生まれる家も親も選べない。自分が強くなるしかないのだが、そう都合よく強くなれるはずもなく、やはり行き着く先は自分の世界しかない。そこから抜け出すには理解者が必要なわけで。ピアノも素晴らしいけど一番伝わったのはそこでした。9点(2004-01-25 21:06:59)(良:4票) 5. 月のひつじ シンプルで地味な中にも、押さえるべきところはきっちり押さえているという感じの作品。いわゆる大作映画に食傷気味な時は一服の清涼剤になってくれることでしょう。7点(2004-01-24 02:46:23) 6. ミスティック・リバー 釈然としない映画。理不尽や不平等が確かにこの世にはあり、それを受け入れるのが大人ということなのだろう。お金出してわざわざ現実のイヤな部分を確認しに行ってしまった。鑑賞後の気分は良くないが、話はよくできてたので見て損は無い。いかにも日曜洋画劇場に出そうな感じ。6点(2004-01-22 00:39:37)
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